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今年の春でこの地に移住して20年を迎えるのだが、何とかつてサッカー王国と言われた静岡県勢の高校選手権での優勝に遭遇したのは初めてになった。テレビ放送は、中継の後も夜のキー局の番組が始まるまで、特別編成でハイライトやゴールシーンを何度も繰り返し放送していた。新聞は、スポーツ蘭は左右ぶち抜きの見出し、さらにトップ記事・時の人・社会面はもちろん、社説までサッカー一色となる扱いで、高校野球で常葉菊川が全国優勝した時の数倍の盛り上がりを感じた。
何を見ても碁と結びつけて見てしまうのはもう病気なので仕方ない。静学はドリブルを中心とした戦術で、日本代表のパス主体のサッカーを見慣れていると新鮮だ。ただ、ドリブルと言うのは非常に効率的な戦術だと感じた。パスの場合は相手の背後に回るのに二人必要だがドリブルは一人で済む。つまり、2手かかる所を1手で済ますことができるのだ。さらに、バスで前線の選手に送っても結局そこでボールを守りつつ、味方の上がりを待つ事が多いが、ドリブルで上がった場合は他の選手も同時に上がってくる上に、ドリブルした選手の周りに相手が集まる、つまり凝り型を誘発することになる。 さらに驚いたのは、サイドにフリーに近い選手がいるのにわざわざ相手の密集している所をドリブル突破しようとするシーンが多々見られたこと。厚みに近寄る悪手にも見えるが、まさに壁攻めであったり、近寄った石を囮にさらに相手を凝り型に導く手にもなる。そこを突破した場合の効果は絶大だ。 どの戦術も利点欠点があって、いろいろな考え方があると思うし、それぞれにスタイルが違うことが面白いと思う。
ところで記事によると、サッカーにも戦術解析ソフトみたいなAIが利用されているようで、これも興味深い。青森山田も静学もまだ導入していないそうだが、今後どうするか。たぶん、静学は意地でも導入しないのではないかと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 16, 2020 02:38:32 AM
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