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nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

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Mar 9, 2020
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テーマ:囲碁全般(743)
カテゴリ:カテゴリ未分類

数年前のMさんとの出会いは不思議だった。

妻の店の常連客だった若いMさんは、担任ではないが子供の学校の先生だった。その縁で時々言葉を交わす事はあったが、お互いそれ以上の事は知らなかった。妻から、忙しい時に注文を忘れていて2時間近く?も待たされたのにMさんは何も言わずに待っていたと聞いた事があったが、本当に紳士で穏やかな人だ。


 そんなある日、突然の事件が起きた。Mさんが店に置いてあった週刊碁を読んでいるのを発見した。その様子を見ていて、ただものではない気配を感じた。よく見ると、眺めているような読み方ではなく、棋譜を目で追いながら思考している姿だ。

気配と言えば、以前新宿の駅前で大道詰将棋をやっていたのを見かけた時のこと。自分が解けるレベルではないとは分かったが、他のお客がポンポンと手を出す中でじっと盤面を眺めていたら、テキ屋のおじさんから「兄さんあっち言って!」と追い払わた事がある。競技違いだが、何か気配を感じたのだろう。


 Mさんに声をかけた。「M先生、碁をされるのですか?」

Mさん「え、いえ少しだけですよ。」

私「どのくらい、お打ちですか?」

Mさん「弱いですよ。学生時代に少し。nippartさんも打たれるのですか?段ですか?」

私「いえいえ私も弱いですよ。今度、打ちましょうか?」

と言うようなお互いの手の内を読み合うような、不思議なやり取りが続いて対局の約束をした。

 この時は、Mさん
34段は打つのかな?と思っていたが、碁会所で改めて話をして驚いた。何んと、全国大学選手権の常連校の主将だったとのこと。このクラスは普通はアマ棋戦の予選などで会うはずなのだが、仕事が忙しくて大会には参加していないとのことだった。これがきっかけとなり、その後からMさんが転勤した今に至るまで時々打つようになった。週刊碁を置いてなかったら起こらなかった奇跡的な体験だった。






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Last updated  Mar 12, 2020 07:50:25 PM
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Comments

nipparat@ Re[1]:追悼 畑正憲氏(04/08) GO!さんへ  ぜひお楽しみください。今回…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) 11/11にしずおか囲碁まつりでまた伺う予定…
GO!@ Re[2]:追悼 畑正憲氏(04/08) nipparatさんへ 久能山東照宮は行ってみ…
nipparat@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) あまり確認しておらず、返事が遅くなりす…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) しばらくご投稿がなかったので、案じてい…

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