|
テーマ:イタリアの美味しい話(706)
カテゴリ:美味しいもの大好き
昨晩はおなかいっぱいすぎて寝付けなかったうえ、喉が渇いて4時半起床。
ゴロゴロしているとダンナも同じく目を覚ましたようで、彼も水とトイレで起きる。これが5時半。 そして、う~ん・・・とゴロゴロしてると・・・目覚ましがなる。ダンナ起床の6時半だ。 私もいっその事起きてしまおうかと思ったけど、ダンナが寝とき、と言うので安心して それからは爆睡・・・ありがとう、ダンナ様♪(←こういう時だけ様づけ) 9時に再度目覚ましが・・・しかし、やっと寝れたのに起きるたくない~とモジモジしてると 今度は電話が!・・・月曜の9時、これはきっと東京の代理店からか・・・と起きると “クミコ~、起こしちゃった!?”と甲高い声。あ、イングリッドさん、BuonGiorno~・・・。 私はかっこよく言うと、飛行船というイタリア個人旅行の現地コーディネイターをしていて、 イングリッドさんは、アパートを提供していただいている大家さん。 個人旅行のお客さんの希望を叶えるべく、ネットやツテで料理教室をしてくれるレストランや イタリア語個人レッスンをしてくれる先生などいろいろ過去に探したり値段などの交渉をしたが (本編・旧日記参照)、実はいろいろ裏切られもし、その度に、“イタリア人とは仕事ができん!!” とかなりムカムカしてきたが、このイングリッドさんだけは違う (って彼女スイス人だった・・・でもイタリア人のダンナさんも信頼できる人!)。 返事はすぐくれるし、正確だけど、いろいろ融通もきかせてくれる。 で、お客さんが来たり、支払いに行ったりする度にお宅におじゃまして お茶のんでいつもおしゃべりも楽しませてもらっている。 で、この間、“私達の行きつけのレストランに招待したいから!”と言ってくれた! しかも彼女ら夫婦、スローフード協会の会員で、ダンナさんのジョヴァンニさんも かなりワインに詳しそうやし、これまた期待で胸が膨らむ・・・ そして今朝の電話で、“Tre Soldiって分かる?ほら、うちらの近所の映画館前の” それって、前を通るたびにダンナと“ここはイケてそう、今度来よう!”と密かに注目していた 超小さいトラットリア。そこがイングリッドさん夫婦の行きつけとは、私達の目にも狂いはなかった! 約束の8時半よりの少し早く着いた私達。いつも前を通るけど、初めてガラス戸から中をのぞく。 “本日満席”のプレートと、L’osteria d’Italia 2004(有名なグルメ本)のシールが目をひく。 これは確実にウマイに違いない・・・と胸がワクワク! そこでイングリッドさんとジョヴァンさんがやってきて、一緒に中に入る。 入ったとたん、ボス風の人が“お~!”と駆け寄ってくる。どうやら、かなり常連らしい。 入り口の小ささからイメージしていたより中は広く、思ったより上品な雰囲気。 メニューを見ると・・・普段見慣れない料理がたくさんあって、迷う、迷う! “アンティパストはアッフェッタート(ハム等のスライスの総称)の盛り合わせでいいかな?” と、まずコレと水をオーダーし、ワインは詳しい彼らにオマカセ。 “私のオススメを言わせてもらうとね・・・”と彼女が何点か教えてくれた中から 私はお店の名前がついたペンネ、ダンナはじゃかいものラヴィオリをオーダー。 ここのは格別だよ、と言ってジョヴァンニさんが言っていたアンティパスト、味見程度って言ったのに 木のプレート2枚にフィノッキオーナ・ズブリチョローナとソプラッサータ、 器にはサラーメ・コット。これだけで、テーブルもう一杯状態。 他の2種は他でも食べた事はあるが、このサラミを玉ねぎとビネガーで煮たものが激ウマ! 私の顔を見て、最後の1枚をジョヴァン二さんが私のお皿にのっけてくれた。 続いてプリモ。このペンネ、いろんなアロマ関係で作ったソースが何とも言えない美味。 “うう~ん・・・”とうなり目がうるむ私の顔を見ながら、ジョヴァン二さんがダンナに “クミホのこの顔に惚れたんだろ~”、ダンナはちょっとテレながら“Si”と答えていた。 (私はどうもやたら美味しそうに食べるようで、OL時代会社の食堂で同僚に “アンタが食べるとこの不味いコシのないうどんも美味しそうに見えるわ~”と言われたのを思い出した) 私とイングリッドさんはプリモでもうお腹いっぱいなので、男性だけセコンドをオーダー。 とは言え、もちろんつまませてもらいます!ダンナがオーダーしてアヒルのタッリアータ・ バルサミコ酢添えはサイコーに美味しかった・・・ああ、もう涙がちょちょぎれそう・・・。 デザートは、私は洋ナシとしょうがのシャーベット、イングリッドさんは野いちごのシャーベット、 ダンナはチーズケーキの野いちごソース添え、ジョバンニさんはズコット。 私のシャーベットは洋ナシのさわやかな味にピリっとしょうがが利き具合が素晴しい。 最後はカフェと、男性にはグラッパが店からサービスされた。 お会計が実は少し怖かったのだが、“今晩は招待って言ったでしょ!”とイングリッドさん夫妻のおごり! あ、実は彼女達は籍を入れてない事が今夜発覚。13年連れ添っているが お互いにこれで心地よいからこれでいい、とお互い言っていたが ジョヴァン二さんが“死ぬ前には結婚するよ”と冗談で言うと、 はにかんでほっぺをつねるイングリッドさん。 別れてから、素敵なカップルやね♪ダンナと話しながら帰路についた。 8時半から食べること、しゃべること4時間!本当にごちそう様でした~ (マジで感涙!トラットリアはまた本編のイタリア情報のコーナーに追加します♪) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.12.15 06:22:20
コメント(0) | コメントを書く
[美味しいもの大好き] カテゴリの最新記事
|