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カテゴリ:マイホーム計画
今日もマイホームネタです。
前から日記を読んでる方は知ってると思うのですが フィレンツェ郊外の片田舎にマイホームを購入し、現在仮契約まで済、 現在そこに住んでいる人はキアンティに1戸建てを購入しリフォーム中、 その工事を進める為にも10月の仮契約で私達の購入金額の20%を支払い、 彼らが将来の私達のマイホームに残している2つのローンのうち 1つを今年中に私達が一括で支払い、引っ越す前の本契約でもう1つの ローンを私達に名義変更+差額支払い、という形で話は決まっている。 で、今日はその1つ目のローンの支払いの為、売り手のヴァンニーニさんと 私達夫婦、ダンナ父とで銀行に行くのだ(あ~、ややこしい・・・) 今回支払うお金は、今の家を購入する舅からうちの口座に振込み済み。 で、ノタイオとも話をした結果、昨晩、普通の小切手でヴァンニーニさんに支払う のでなく、彼のローン解消の件という事で銀行為替手形を作りに郵便局に行く。 が、郵便局は銀行とはいろいろ勝手が違い、銀行ではその場でできる 銀行為替手形は中央事務所経由しか出来ないので、作成に4日かかると言う。 それでは間に合わないと言うと、郵便局独特の名前のついた為替手形があり、 でも銀行為替手形と同等だと言うので、それを作って今日銀行に行ったのだ。 が・・・・銀行の答えは、NO!何でやねんって! もちろん受け取れるのだが、これを実際に銀行に支払った形にするのに なんと稼働日で15日かかるって・・・どんだけ時間かかるんじゃあ~! ダンナが“郵便局は即日手続き可能って言ってましたよ!?”と反論するも 銀行担当員は“それは向こうの言い分で、銀行のシステムでは即日無理ですよ” と郵便局は金融業をはじめて間もないからまだまだシステムが整っていない、 実際銀行とシステムが共通化してないから、いつもこんな事が起こると 文句を散々言われ、結局この銀行宛ヴァンニーニさんのローン(番号)解消用 という振込みをするのが一番手っ取り早いという事になった。つまり 銀行に行ったのも無駄足、昨晩郵便局に行って作った為替手形も意味なし。 で、そこから郵便局に逆戻り。この時点で11時前になっていた。 全てがうまく行っていれば、バッボが私達をチェントロで下ろして 昨日ノタイオから48時間以内に警察に届けないといけないと言われた書類を 提出するはずだった。警察の窓口、12時半までなんやけど間に合うんかなぁ? 郵便局に着くと・・・見事嫌な予感は的中し、激混み。 年末にやって来るボレッタの支払いで、口座持ってる人専用窓口もいっぱい。 番号札をとって待つが、待ってる間に昨日作った銀行為替手形を 自分達の口座に戻す手続きの書類を書いてしまおうと、 通った係員に声をかけると“え・・・!?”と この為替手形の存在をはじめて知ったかのような反応。 “金融関係の責任者に聞いてきますので・・・”と近くにいたオバちゃんに。 すると、“これは即日手続きでしますよ!どこの誰がそんなことを!”って 言われて電話されても多分きっと解決しないし、万が一解決しても また銀行にUターンはゴメンなので、“いや、もう払い戻しして 銀行あてに振込む事にしたんで”とダンナが言うと、 “あ、これ払い戻し不可能ですよ”・・・はぁ~!? 昨日OKて言うたやん!しかも、手続きの書類にも可能って書いてあるやん! と言う間もなく“あ、ちょっと待って下さいね”てまた別の客の対応を始めた。 で、違う人が“あ~、それねぇ?”と書類を見に来る。 が、彼女もこの為替の事知らないし、何でイタリアの公共サービスの人って ぐちゃぐちゃに対応すんの?客1人に1担当、順にさばいていけばいいのに、 いっつも、しかも知らんくせにやたらいろんな人が首を突っ込んでくる。 ちゃんと答えをくれる人を1人よこしてくれたら、それでエエねんて~!! そうこうしてる間に私達の番号の番。一応窓口に行って返答待ちなんだけど 万が一の可能性にかけて窓口の人にも聞いてみたが、 やっぱり彼女もさっぱりで裏に聞きに行ったがちゃんと知ってる人がおらず、 “ちょっと待ってて下さいねぇ”と、カウンターに置いていた2Lボトルの ミネラルウォーターをぐびぐび飲んでるし、その横の窓口の担当は、 お客さんから受け取った振込用のお札を数えながら携帯で私用のおしゃべりを 続け(客は目の前で待ってる)、やっぱしゃべりながらじゃ数えられないので “後でかけ直すから”と言ってそのお客さんが終わった後、窓口でかけ直し。 番号札もってまってる人が何十人といるのに・・・もう日本と比べる事は無駄とは 分かっていても、こんな事日本ではあり得ん~と、もう笑いさえ込み上げてきた。 そうこうしてる間にオバちゃんが別の女性にこの銀行為替手形の払戻し方法を 教えている・・・ホラ、やっぱできるんやん(て書類に書いてあるし) 責任者のくせに、ウソつくな~!と言う元気ももうなく、やってくれるんなら 早くやってくれ、と祈りながら待つ。やり方は聞いたみたいだが、イマイチ 飲み込んでない彼女・・・開口一番“実はこんな事やるの初めてなんですよね” ってそんな奴を回すな!こっちは大事な大事な超大金扱ってんのに! しかも、初めてなんですなんて客に言うか?間違った時の言い訳を 先に言ってるようなもんやないの(って実際その為に言ってるに違いない) 何とか、払い戻しは終了。その後、銀行あての振込み。 これはさっきのオバちゃんから聞いてなかったらしく、 “O mio dio...”って、神頼みか?普通の払い込みと基本的には同じと分かって 安心してPCをパチパチ打っていたが“あ、銀行自体には口座番号がなくて 全部0か9を打てば通るって銀行の人が言ってましたよ”と 口座番号を打ち込む所の前にダンナが言ってやってんのに “ノオォ・・・”と過剰反応。で、0を打ち込むと通らなかった・・・ “おいおい~!!”ってこっちがアンタに言いたいわい。 “じゃあ9打ってみて”とバッボが言って、その通りにすると通った。 だから最初っから0か9って言ってたやんかぁ~。 なんとか終了したと思ったら、時刻はもう12時!警察が閉まってしまう! そこで車で近くまでバッボに送ってもらい、小走りで警察へ。 ここは不幸中の幸いか、すんなりと提出が終わった・・・。 ダンナ、“Basta,basta,quseto paese...il quarto mondo...” エエ加減にせい、この第4世界というこの国は、アンタの国ですがな・・・ そういえば、こないだ“政治亡命ってどうやるんかな?”とぼやいていたので “誰がすんの?”って聞いてあげたら“日本旅行の時に実行しようかな?” ってアンタかい!うちのダンナ、妙な事を真剣に考えて 綿密に計画するたちなのでちと怖い。 ああ、ここまで読んでくださった方、お疲れ様! 午後は無事にチェントロに行って、友人のメガネ屋に行って ダンナから私のクリスマスプレゼントとしてサングラスを購入。 いかんせん鼻が低い私は憧れのプラスチックフレームは鼻があたる所に ちょぼがない為にやはり無理やったけど、近いモデルでしっくりくるものを 見つけたし、20%もひいてもらってゴキゲンでした。 その後、私達の帰国後に結婚式のあるヨーコちゃんと会って招待状をもらう。 こないだそうでもなかったお腹も(11月29日の日記参照)少しポッコリしていた。 バールから出ると目抜き通りで偶然パレードがあったので、それとレプッブリカ広場の夜のツリーを少し見て、家に帰るともう6時。 今晩はお昼も遅かったし、お茶漬けサラサラで夕食をとり、 こないだビデオでとった北野武志の“Dolls”を見始めるも・・・ 2人とも途中で寝てしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.12.24 03:43:21
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