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カテゴリ:イタリアの笑えない話
先週からダンナ、右下腹あたりがうずく?と言う。
盲腸(appendisite)ちゃう?と言う私の予感通り、ホームドクターの指示で血液検査をしたのだが これは陰性。となると、ホームドクターの指示は、pubalgiaの炎症で、エコーを撮るとの事。 (こういう時しか医療用語を知る機会がないのだが、pubalgiaは辞書に載ってない! ダンナにいろいろ説明してもらうと、どうやら足の付け根部分のようだ) で、クープという公立の検査機関の予約専用電話に電話すると・・・ ダ : il 29・・・(29日)・・・maggio??(5月) ・・・今日は3月6日。5月29日って・・・2ヵ月半後!? ・・・おちょくってのんのか!? 幸いにも、盲腸の血液検査で行った私立だけど特定の検査・手術は公立と同じ価格でできる機関へ電話すると 公立機関が36ユーロのところ40ユーロだけれども、来週に予約が取れたので、そちらに行く事に。 昔から私の日記をご覧の方はご存知かもしれませんが、 かの(?)有名なダンナ手の甲の脂肪摘出手術。詳しくは、その1、その2 その2の日記では1000人待ちって書いてますが、詳しくは千何百人待ちで、 その後11月頃確認(しかもたらい回しされまくりの挙句)の時で約1000人待ち。 ちなみに、手術をするかどうかのレントゲンから、もはや1年経ちました・・・ てな訳で、こちらも上記の私立へ聞いてみると、ダンナ手術は公立と同じ価格ででき、 混み合っているけど2ヶ月後には手術できるとの事。 (2ヶ月でも長いと思うけど、この1年を考えたら2ヶ月なんて屁でもない) しかも対応が親切で早いので、2ヵ月後、私の出産前にしてしまったほうがいいのでは?と ここでしてもらう事になりそう・・・。 しかし・・・前から機会あるごとに思うけど、イタリアの医療制度ってホンマよお分からん。 普通、どんな病気にせよ疑いがあれば検査は早くするに越したことはないに決まってる。 が、その受付が、恥もへったくれもなく、余裕で3ヵ月後とか真剣に言うからビックリする。 今回は値段も同じ程度でかなり早く対処できたけど、 重い病気になったりしちゃうと、公立ではこの対応、私立ではとんでもない金額・・・ ・・・はぁ。 別にフォローする訳ではないけど、トスカーナ州では(どうやら保険は州によって多少違う) 女性に関してはかなり進んでいるようなので、この点に関しては少し安心。 例えば・・・25歳以上の在住者(外国人でも)は、無料で子宮(膣)検査、 40歳からは乳がん検査も無料で定期的に案内がやってくる。 これは、トスカーナ州をはじめ、イタリアでは6州しかないサービスらしい。 現在妊娠中だが、地元の診療所で行う必要最低限の検査・検診は全て無料、 (出産後、助産婦さんの、お風呂の入れ方、おっぱいのあげ方などの無料訪問レッスンもある) 国立病院での出産・入院(自然分娩なら2日で追い出されるらしいけど)も無料。 こうしたイタリアのくせに素晴しいとこもあるのに、 ダンナのケースを考えると、本当に心配な、この国・・・ 4月の総選挙で、何か変わってくれることを望まずにはいられない・・・ ↑ いつになく真剣な私に、ぽちっとよろしく♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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