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カテゴリ:イタリアの笑えない話
長いので前後編になっています。 前編は → こちら
オバハンの言い分は、ジェノヴァ~フィレンツェの運搬は普通郵便になのでコード検索から外れる じゃあ、私のようにこの過程で届かない場合はどうするのか と聞いても “ここではその検索はできないと言っているでしょう!” と声を荒げられ・・・ ・・・プチッ・・・ しかしここで同レベルになってはいけないと気を引き締め “すいません、落ち着いて、声を荒げないで頂けますか ”と諭し、 “ここで検索できないのは分りましたから、どこでそれは問い合わせできるんですか?” って聞いてるのに、このオバハンは “だから、ここでは分らないのよ ” “だからそれは分ったって言ってるでしょう ジェノヴァからフィレンツェの運搬は 民間の宅急便がやってるって言うんですか Poste Italianeじゃないんですか ” “そ、そうよ、Poste Italianeよっ・・・” “アッロォ~ラァ!!! ・・・ここで声を荒げないでと言った私の声が荒れ出した アナタもPoste Italianeの職員でしょう ええっ 知らないなんて言えないはずでしょう、 そんな事も答えられないなんて職員としての責任を感じないんですか ” ・・・沈黙の後・・・ “だから、私の担当じゃないってば!” “アッロォ~ラアァァァ!!!それは分ってるって言ってるでしょう だから私の質問に答えられる所を教えて下さいって言ってるのが分らないんですか こういう場合は一体どうしたら良いんですか?教えてくださいよ” “あ、あのね、こういう場合は送り元の国からクレームをつけるもんなんです、 で、でもこれは公式の返事じゃないですからね” “な、なんですか公式の返事じゃないって、ちゃんと説明して下さいよ!” ・・・沈黙・・・ “公式の返事じゃない意味は分りませんけど、ともかくアナタが仕事能力がない事は はっきり分りました。なぜか分りますか 知らないとか担当じゃないとか言う前に 少なくとも送り元の国からクレームをつけて下さいって言えばまだよかったんですよ、 私もこんな事に時間をつぶさなくて済んだし、ここまで怒る事もなかったんですよ。 もう十分楽しませて頂きましたので、さようなら ” ・・・ガチャン・・・ お酒を飲んだらイタリア語が上手になるという人がいるけれど、 私の場合は 怒り炸裂 の時に猛烈にすごい勢いでイタリア語が溢れてくる。 過去、クエストゥーラでもバトル勝利経験あり そして、 イタリア人は理論的に正しい事を正しく言われるとほんと~に弱い ・・・・だって 理屈に弱い人種 だからね。 かつ、自分でもそう思いたくないけど、外国人と分かって余計に偉そうな態度の人もいっぱいいる。 ・・・でも、 その外国人から正しい事を正しいイタリア語で言われるとまた弱い 。 なので、怒り炸裂で声は荒立ってたけど、パロラッチョだけは絶対言わないように注意した。 それでも怒りはおさまらず・・・ というか、アホなオバハンとのバトルで黙らせたとはいえ、 問題は何も解決していない 。 荷物は一体どうなったんよ ・・・ いや、もう届かない・・・ 今回の荷物は、日本食とか服とかもあったけど、お金で買えない特別な物が入っていたのに・・・ 今日がこの荷物に係わる初めての電話なら、免疫もあるし(爆)、ここまで怒ってないと思う。 でもこの1ヶ月半待ちに待って振り回されての繰り返しだったし・・・ +ちょっとした日々のストレスもあって、何だか久しぶりにちょっぴり涙が出てきた 家の前に日が当たってきて、隣のエレナとジュリオが外に出たので私達も外に出て、 いつものようにジュリオをマニーノを遊ばせながらエレナに荷物の一件をぶちまけていたところ、 ワゴン車がブーンと止まる。出てきたのは、SDAの制服を着たお姉ちゃん・・・ 私が理解するに、SDA=地元郵便局から家までの荷物の配達を代行する運送会社 ・・・も、もしや!! “す、すいません、その荷物私のですか 日本からですか ” “あ、ああそうですよ、○○クミコ・・・さんですか ” と、届いたーーーーーーー!!!! あ、あんなに激しく怒って 涙まで流した というのに、その1時間も経たないうちに・・・ ・・・ま、ともかく届いたかエエか 単純 この後、エコーを受けに行く時間にもなったので、荷物を玄関先に置いて外出。 開梱は後のお楽しみ♪ ああ、しかし、ホンマによかった。 そう、入っていた特別なものとは・・・ 母からマニーノへの手作りの贈り物 ここ数年前から復活した母の趣味・刺繍を施したクリスマス の額。 これは12月にツリーを飾る時に、ツリーを置く壁に一緒に飾ろうと思う。 そして・・・2年目&2冊目の、 Photoback デジカメを使用していると額に飾るのくらいしか印刷しないけど、やはりアルバムは欲しいもの。 手軽にマニーノの1年をまとめてみようと去年やってみて、家族の評判も良いし、私達も満足 (いつも誕生日後に作成して、私達用・両実家用の3冊を作ります) ちなみにサイズはCDサイズで、お値段は1冊1800円なり。 再来年からは2人分作るか?それとも新企画の文庫版(文庫サイズでページ数も倍)にするか? ともあれ、本当に着いて良かった~ ちゅうか、2ヶ月もかかって船便と同じやんけ~・・・というのは考えんとこ。 ↑ ああ~こういう時はほんっっとに日本社会が懐かしい・・・ぽちっと応援よろしく♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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