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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:イタリアの笑えない話
今朝もいつものように朝食を済ませ、自分の身支度、息子×2の身支度、
大量の洗濯物を干し、昨晩の食洗を片付け&次回分を入れ・・・なんとかJOがぐずる前、 いつものように10時半頃外出!・・・が!!! ノオォォォォ~!!! と叫んで手を伸ばしたけど、無情にもバッタン、とドアは閉まってしまった・・・ ・・・鍵、置いてきてしもた しばし、頭真っ白。 日本と違って、こっちのドアはたとえ鍵がかかってなくとも外からは開けられない仕組み。 よって、鍵を持たずに外に出てしまうと、中に入れなくなってしまう。 昔、フィレンツェに住んでいるころにも同じ失敗を1度したことがある。 当時の住まいは1DKで、ベランダは一度部屋の外に出て、階段を半分上がった踊り場にあった。 洗濯物を干しに行く時に鍵を持たずに出てしまったのだけど、 幸いダンナ実家が徒歩2分で合鍵を持っていたので、 牛柄のスリッパで外を歩くのが恥ずかしかった くらいで、すぐに家に入ることができた。 が、今や合鍵を持っている人は誰もおらす・・・17時にダンナが帰ってくるのを待つしかない。 でも子供2人連れて7時間、どこで時間潰すよ 隣のエレナもバカンス、仲のいい近所のママ友・じじ友は皆帰省、 レオニーは体調悪くて週末の約束もキャンセルしたくらいだから悪いし、 エリーザは海から帰ってきてるはず よっしゃ・・・と避難させてもらう先は見つけたものの 考えてみると、ドア内側の鍵穴に鍵を突っ込んだままやから ダンナが帰ってきても外から開けれないやないかーーーー!!!!! そんなことを考えながら、とりあえず歩きながら、ダンナに電話 同僚のダンナさんが消防士だから聞いてみる、といったん電話を切り、 5分くらいしてから折り返し電話がかかってきた。 “消防士呼ぶしかないって言うから、呼んだよ。チーム派遣するだって” ・・・はぁ~大事になってしもた すぐ来るらしいのですぐに家に戻り、家の前で遊ばせていたところ、 マニーノが “おかーさーん・・・ウンチ” なんで今やねん!! 幸い、隣のグラッツィアがいたので事情を話してトイレを貸してもらい、 消防士チーム到着まで家にいさせてもらうことにした。 するとグラッツィアが “私も前ねー経験あるのよ! でも消防士呼ぶと150だか200ユーロとられる って聞いて 2階の窓が開いてたからハシゴ探してきてダンナ呼んで何とかなったのよ~” ・・・に、にひゃくユーロ!? はぁ、エライことしてもーた・・・もうすぐ誕生日やけど何もねだれないわ、これは・・・ すると携帯がなり、近くまで来てるから家の前に出てくれとの消防士からの連絡。 グラッツィアの家を出ると、坂の下の国道に消防車が!! 手をふると、4人の消防士さんがガシガシと家のほうへ向かって歩いてきた。 JOはグラッツィアに抱かれて隣の庭先から、私とマニーノは彼らの後ろへついて様子を見る ・・・んですが、このハプニングのさなか、何気に嬉しそう にしてるのはマニーノ。 というのも、現在RAI2で放映中の マシンロボレスキュー と 日本で買った幼児向け雑誌で見た レスキューファイヤー が大好き 次回帰省の際は・・・ こんなんとか
こんなんとか
買わされるんやろか・・・ それはさておき、若い衆3人がドアの前でごそごそガタガタ・・・ 恐る恐る、私の横にいたリーダーのおっちゃんに“ど、どうやって開けるの?”と聞くと “全部壊しちゃうよ~” ・・・ “ははは、ウソウソ、見ててごらん” ・・・っても3人の重なり合う背中で何も見えませんが バンッ!・・・マジックを見てるかのように1分もしないうちに簡単に開いたっ! “ど、どーやったの ”と興奮して聞くと “ふふふ、監獄で講習やるんだよ” とおっちゃんは嬉しそうにウインク 家におっちゃんだけ入り、身分証明書 がわりにすっかりなっているイタリアの運転免許証 を出して メモメモ・・・ じゃないと自分の家のふりしてよそのうち開けれるもんね もう一度恐る恐る “な、何か払わなくちゃいけないの!?” と聞くと “何もいらないよ、チャオ~!” と、マニーノの頭をぐりぐりなでて颯爽と出て行った。 ・・・あーーーよかったーーーーー!!!! 無事に開いて、っちゅうか、何も壊されずに何も払わずに済んで!!! ドアを閉めてから1時間で全て終わりましたが、寿命がちょっと縮まりました・・・ 以後、気をつけます!! ↑ おっちゃんだけでロボはけーへんかったなぁ(マニーノ談)・・・ぽちっと応援よろしく★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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