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くみこ(FI)
イタリア・フィレンツェ郊外の田舎にて2006年8月生まれの子育てにに励んでおります。趣味は旅行・スポーツ 美味しいものを食べること!
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復活した勢いで立て続けに更新してますが(笑) 日本でも、そして全世界でも注目された、イタリアの リフェレンドゥム=国民投票 。 それは 福島第一原発の事故以後、世界で始めて行われる原発の是非を問う ものだからだけど、実は国民投票は4項目あり、 イタリア国民にとっては原発以外もとても重要な問題 なのです。 そのうち2項目は、水の民営化法に対する法律を廃止するか。 3項目目は、原発再開についての計画をやめるか。 *イタリアは1987年の国民投票で原発NOを決定し90年には当時あった3基を廃止 4項目目は、政府の役職に就いている人間は法廷に出頭しなくてもいい法律を廃止するか。 タイトルの4Siというのは4つの賛成、つまり、 水の民営化にNO、原発再開にNO、法廷出廷の特例にNO、なのですが、 実際に投票しないといけないのは、SIなんですね。 コレも何だか分かりにくいというか、何と言うか・・・実際うちのばーちゃんなんて そんなのNOに決まってる!と意気込んで ダンナがその場合はSIに投票するんだよ って言っても、わけが分からずに、誰が賛成なんだ と怒る始末・・・ この国民投票が成立し反対が多数になると困るベルルスコーニは 多くの仕掛けをもって阻止を試みましたが・・・たとえば 福島の事故が起きて反原発気運が高まって不利なのを察知し、 いったん凍結すると言って、ちょっとの間その場をしのいでみようとし 国民投票を認めた裁判所に不満なのか、G8最中にオバマに “イタリアの法廷は極左の連中ばっかりだ”と不満をもらし(大恥) 本当は地方選挙と同時でよかったはずなのに、それでは投票率が高まり 国民投票が成立してしまうと2週間ずらすことに成功し、結果余計な費用を出し 本来TVなどで国民投票の告示をするものを、かな~り抑えていたし (奴のよくやる手=メディアコントロールですな) かつ国営第一チャンネルのRAI1で国民投票の日を間違えて告知し “オレは投票に行かない”と国のトップにして国民の義務・権利に反する発言をし 投票日1日目、内務大臣が“もうクォルム(50%)に達した”とウソ発言をし これはダンナや知り合いから聞いた話だけなのでまだまだありそうだけど・・・ しかし、私的にはこれほど注目された国民投票の割には投票率低いと思いましたが、 4項目とも無事に57%で国民投票は成立 、 国民投票が50%を越えて成立したのは16年ぶりだそうで 各項目とも95%前後のSIで、反水の民営化、反原発再開、反法廷出廷特例が圧勝したわけです。 世界的に見ると、やはり原発にNOというイタリア国民の意思表示がニュースなのでしょうが、 イタリア的にはそれ以上に NOベルルスコーニが決定的 になった意味が大きいのでは。 水の民営化にしても原発にしても、所詮彼の私腹を肥やすもんだろうし、 法廷出廷に関しては、賄賂だとか売春で窮地にいる張本人ですから、 法の下の平等をくつがえす法律まで作っちゃうという・・・あり得ない それ以前に、どう考えてもこの人が一国の首相なんてあり得ない、と思うし、 トスカーナにいるせいですが、周りのイアリア人も皆反ベルルなのに、何故 という状況でしたが、 2週間前の地方選挙でお膝元のミラノ他各地で敗北 し、 そしてこの国民投票でも完全に敗北・・・唯一の同盟政党からも愛想をつかされたようだし あと2年の任期を待たずに解散総選挙ーーー!!! ・・・と行きたいところですが、ダンナ曰く “奴は絶対辞めない、そして任期中にありとあらゆる手を使うだろうから油断できない” ・・・しかし、ハゲ整形エロオヤジがありとあらゆる手を使おうと イタリア人よ、もう彼にだけは騙されないで欲しい・・・ でもこの国民投票って、なかなか良いシステムだと思います。 日本ではベルルスコーニみたいな人間が国のトップになることはないにしても、 政治に対してのあきらめ、不信感、国民の意思と政治家の政策が矛盾してるような気がします。 前に小泉さんが郵政民営化の時に国民の意思を問うと自ら辞任・解散したこともありましたが 全部の政策とは言わないまでも、重要なものに関しては直接国民に是非を問う。 これほど分かりやすいものはないし、自らの票が直接政策に反映するとなると 国民全体に政治に対する意識も自然に高まる はず。 話はやっぱり原発に戻りますが、反原発を決めたイタリア、 そして立場を決めかねている日本、 これからのエネルギー政策に注目 、です。 ちなみに我がトスカーナでの投票率は全国3位で63.57%、 州都の中ではフィレンツェはトップで65%、そして我が近所のポンタッシエーヴェは トスカーナトップの投票率で70%を越えたそうです! スバラシイ
ご無沙汰しております。 2014.06.10 コメント(2)
明けましておめでとうございます♡ 2014.01.01 コメント(4)
イタリア各地のクリスマスイルミネーショ… 2013.12.18 コメント(2)
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