Ogni giorno sara` sereno!

芋虫クラスでの２年目、終了！

早いもので年中の１年も終わり。６月半ばの金曜、恒例のフェスタがありました。
かしこまった発表などはないのですが、円形に保護者・子供が座り、
先生に呼ばれると子供たちは前に出てスタンバイ。



わくわくわくわく

今年の新プログラムは、 音楽
フランチェスカのマンマであり、クラスの保護者代表でもあるマリア、
この地域の音楽講座の先生もしており、週１回２ヶ月幼稚園でも音楽を教えてくれました。



振り付きで歌って、踊って・・・

今まで宗教の先生クリスティーナが一番好きだったのに、今ではマリアが一番
これだけ好きなら、秋からマリアの教室に通わせようかしら。

そして続いては、図書館とのコラボで行った“五感”のプログラム。



触覚、視覚、聴覚、嗅覚、味覚。



口で味わい、目で見て、耳で聞いて、鼻でにおいをかいで、体全体で感じ、手で確認する。

クラスでの授業のほかに、幼稚園を飛び出して、
パン屋さん 、湖、 キーニ博物館 などにも出かけ、いろんな角度から五感を学ぶ。

触覚については、家から柔らかいもの、固いもの、つるつるしたもの、ふわふわしたもの、
ざらざらしたもの、とがったものを用意していった。



これを見ると、自分の家から持っていったものでなく、みんなのを混ぜて使ったよう。

絵の上達振りは目を見張るものが
読んだ物語を絵で表現させたり（左上）、音楽の授業の様子を描いたり（右上）



ジョットの家 に遠足にも行ったし、色についても何と何を混ぜたか学んでいる。
読む物語も高度？になってきて、なんと イタロ・カルヴィーノ ！

家にもって帰ってきた箱はこんな風にテーマごとにホチキスでとめられているのだけど
他にも、 時間を学ぶ 、においては朝から晩まで１日を追ったり
右はマニーノの絵：左上から起床、幼稚園、夕食、就寝。
夕食の絵では、私達を大きく、自分とJOを小さくちゃんと描いてます



もっと長い時間で見た場合もあり、大きくなった自分（スポーツ選手、が夢 ）、
今の自分、小さかった自分（ベビーカーに乗ってるらしい）の絵も。

あと 生活ルール では、日々のふるまい、ゴミの分別、地震が起きたらどうする、などいろいろ。
また、お母さんとバッボが褒めてくれること、叱ることを絵で：
マニーノの場合は、前者はちゃんとお片づけすること、後者は弟を叩くこと。



今年は更に、国立公園事務所の管理もしている 休暇の家 のカテリーナが先生となって、
動物の生態や動物がつくる家の勉強も。アリなんてなかなかリアルに描けてます



各テーマでは、先生の質問に対して子供たちが何と答えたか 、ちゃんと書き取ってくれているので
自分の息子、そして息子のお友達が授業中に何を話すのかも分かって面白い
それだけでなく、１つ１つの絵の横にも子供たちが何を書いたのか全部書き入れてくれる先生。
これを全部の子供たちにやっているのだから、
本当にしっかり子供たちを見て接してくれるのがよく分かります

しかし、残念なのは今年度半ばで 先生のうち１人が産休に突入 したこと、
更に来年度の年少さんが少なく全体の規定園児数にも達しないため、
３学年に２クラスしか作れないかもしれない こと。
これについては保護者会を開き、その結果、半クラスだけでも特例で認めてもらえないか
保護者全員が署名をして県・州の教育委員会に手紙を送ったのですが
これが校長の怒り を買い保護者が呼び出さたり うちは ダンナ救急騒ぎ で行けず
（でも保護者会に校長もいて、皆でできる事は何でもやろう！と一緒に決めたのに ）
なんか混乱の様相 ですが、どうなるかは９月まで分かりません。
今まで年少、年中とその年にあった多彩なプログラムを実践してもらってただけに
縦割りになるとそうもできないだろうし、どうなるのか。
そして来年度なんとかなったとしても、JOが入園する再来年も全体園児数は規定より下なので
まだまだ問題は続きます・・・これは幼稚園だけの問題でなく、
わが町のような極小の町では、町全体の死活問題。
幼稚園が機能しなければ、別の町の幼稚園に通わせる、また新しく誰も住みに来なくなる。
この地域では優良幼稚園として知られているだけに、残念な結果にならないといいけど・・・



さて、ダンナも復活し、あさっては バカンス に出発
海＆町＆山、自然に文化に歴史に食べ物に、そして国境越えもあり！の２週間。
そんなバリエーションに富んだ旅なので、荷物がエライことになってますけど（汗）
楽しんできま～す