Ogni giorno sara` sereno!

先月のこと・・・ この日記 をご覧頂いた方から、
ジャンカルロのレシピ本が欲しい と連絡がありました。
息子のジャコモに遺品から本を探してもらい、オルチャの帰りにジャコモ家でランチの予定
・・・でしたが、前日のゲロゲロ もあったので、挨拶だけにするつもりで行ったものの
顔見て話始めるともう止まらなくて、マニーノも大丈夫だと言うし、
結局予定通りランチする事になりました

サルーミの盛り合わせ、猪の煮込み、ウッチェッレッタ（白いんげん豆の煮込み）、と
トスカーナ料理のオンパレード。
しかし、何よりも美味しかったのが・・・



野生チンタ（シエナ特産の豚）のソースのパスタ！ もちろん、おかわり（笑）

前に会った時は、ジャンカルロが突然他界してお墓参りに行った３年前。
ちょうど、私もラウラも妊娠中でしたが、そのお腹の中にいた子も２才になりました。



初めて会ったのに、仲良く遊んでいて微笑ましかった

初めておじゃましたこの家も、当時はリフォーム中だったけど、いい感じに仕上がってます
何よりも凄いのが、ガラス張りになった床の一角・・・何
なんとライトも入っていて、そこをつけてもらってよく見ると・・・



昔のオリーブをつぶす臼 。推定１００年くらい前のもの。
リフォームしている最中に床から出てきたのだけど、
もったいないので見せるインテリアとして残すことにしたそう。

そして、大きなリビングの一角には・・・



ジャンカルロの絵 。
最後にジャンカルロの家に行った時、未完成だった絵・・・こんな素敵に仕上がってたとは。
料理以外にも絵や文章の才能に長けていたジャンカルロ、
しかし、一見そうは見えないオモロイおっさんだったなぁ。

キッチンの一角には・・・懐かしいコック服のジャンカルロとジャコモ。



なんとこれ、 ＵＳＡ向けの Barilla（パスタメーカー）のＣＭ撮影シーン 。
アメリカでは料理教室にもよく行ってたし、何気にちょっと有名だったらしい。

ご飯を食べながら、昔の話、今の話、子供の話、仕事の話・・・話題は尽きる事なく。



ダンナがジャンカルロのレストランに住み込みで働きだしたのは１９年前。
当時ダンナ２１歳、ジャコモ１３歳。
兄弟のように２年半過ごし、今もやはり、特別な関係。
話はまだまだ尽きないけど、今度はうちへ遊びに来てよ、と１５時半頃にバイバイ



彼らの住むトッキの集落。
右の建物が元ジャンカルロのレストラン。
私がイタリアに来て間もない頃の、濃厚な思い出がぎゅっと詰まってます。