2006年03月11日 15時00分
駐上海の日本領事館男性館員の自殺事件スクープ取材
2004年5月、中国上海で、日本領事館の男性館員が自殺する事件が発生した。私は後にこの事件の情報収集に着手した。男性館員との男女関係を仕掛けた相手の美人女性や、その恋人、同僚、クラブのママを取材し、クラブの駐車場のガードマンすら事件の全容を知っている様子。詳細な取材記録をもとに、私はこの事件のスクープを製作した。後に事件の真相は日本全国で報道された。その直後、東京都公安委員会と警視庁が訪れ、私は集めた証拠資料を全部日本政府に渡した。そして12月下旬自民党幹事長や、安倍官房長官、麻生太郎外相などが相次ぎ事件に関する談話を発表した。
この事件への取材が大きな災いを招き、中国大使館は日本外務省を通じ、私が暴露したことを突き止めた。すぐに停職にされ、公用パスポートも押収された。1月28日私は「国家機密漏洩罪」と「国家転覆罪」の罪で、遼寧省国家安全局に勾留された。瀋陽市政府内部の人脈を駆使し、2月8日重病治療するための一時出所の許可をもらい、翌日、日本に渡った。日本に戻った後、元の勤務先の上司と中国大使館の両方ともが私を執拗に追いかけたため、不安を感じ、その後、私は米国に脱出した。
法輪功学習者への集団迫害の極秘真相
瀋陽市公安局の資料室には、法輪功学習者への酷刑拷問や、女性学習者が集団暴行されるビデオが保管されている。この映像の出所は皇姑区の洗脳センター。拷問する際には監視カメラがいつも止められたはずだったが、その日たまたま止めていなかったようだ。女性の法輪功学習者が集団で乱暴され、場面は非常に悲惨だった。後に何者かにより当時の映像を収録したテープが流出、闇市場で販売されていた。瀋陽市司法局がこのことを察知し、テープを全部押収し、証拠隠滅を図った。私は実際にこのテープを閲覧したことがある。
中国国内では、法輪功学習者は社会で孤立、軽蔑されている。多くの人は酷刑で殺害され、家族は遺体を引き取ることが許されずに、遺骨すら渡さない。突然消えた法輪功学習者は永遠に戻ることがなく、家族が調べることも禁止されている。もし法輪功の修煉を放棄しなければ、その人が受ける酷刑拷問は人間の想像する域を超える。それに迫害の証拠は完全に隠滅され、調べるのは非常に困難。医療関係者が提供した情報によれば、瀕死状態で病院に運ばれる法輪功学習者の惨状は言葉に形容できるものではないという。
そして情報筋からショッキングな情報が提供された。瀋陽市蘇家屯区には大型の秘密刑務所があるという。この刑務所の外塀は高さ3メートルのレンガ作りで、ずいぶん昔に建てられ、数十年前に書かれていたスローガンが微かに残っている。その上には電気を通るワイヤのネットが厳密に敷かれ、看板も掲げていない、鉄門は閉ざしたままで、中の様子がまったく伺えない。隣接地区の住民も内情を完全に知らない。私は数日間見張ったが、出入りする車両がワゴン車しかなく、警察の出入りもない、非常に不気味な雰囲気が漂っている。
内部情報筋によると、秘密刑務所の情報が外界に漏れないように、中の施設は長期懲役の服役者により建設された死体の焼却炉も設けられている、ここに収監されるのは約6000人の法輪功学習者で、2度と生きたままで外に出ることがない。彼らはいずれ殺され、内臓を全部摘出し臓器売買に出される、そのため多くの医者も長期駐在している。最後、死体は焼却炉で処分、証拠は完全に隠滅されているという。一般の刑務所は服役者の出入りが激しいため、情報はいずれ漏洩されるが、この秘密刑務所では、外部との接触が完全に遮断されている。
日本では法輪功学習者と接したことがあった。日本に在住する多くの中国人は、執拗に経済利益を追求する一方だが、彼らはそういう中国人とは違い、服装は質素で、生活態度も非常に謹んでいる。そのため私は法輪功に対し深い興味が湧き、彼らと接触していくうちに、心の優しさを強く感じ、長い間中国人に欠けていた品格が見受けられた。その後、私は法輪功創始者・李洪志先生の著書を読み、その内容は中国共産党が大々的に宣言している邪教とは根底から異なり、善良かつ素朴で、人々に道徳向上を提唱するものだった。
最近、香港では法輪功学習者が暴行され、大紀元印刷工場が襲撃されるという事件が発生した。明確なことは言えないのだか、日本の法輪功学習者も、くれぐれも万全な警戒が必要だ。
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最終更新日
2021.06.07 14:13:04
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