香港紙・信報は29日、金融経済コラムニストの高天佑氏の評論記事を掲載した。
周容疑者が持つ賭博客リストには
数多くの「中国政府の公職員や国有企業幹部の名前が載っている」との見方を示した。
同氏の逮捕で「多くの人が眠れなくなるだろう」という。
「習近平氏は11月に開催された六中全会で、毛沢東と並ぶ地位を確立しようとした。習氏は鄧小平の改革開放政策を否定し、江沢民の政治路線も否定しようとした。習氏は、鄧小平と江沢民の権力腐敗によって共産党は今存亡の危機に直面していると考えている。しかし、党内には鄧小平路線の支持派が多いだけではなく、江沢民を公に否定することに反対する人も多い」
袁氏は、六中全会は「党内権力闘争が一段と激しくなり、今はその始まりに過ぎない。カジノ王の逮捕はそれを物語っている」と話した。
同氏が得た情報では、周容疑者は「曽慶紅氏や孟建柱氏とその家族のためにマネーロンダリングを行っており」「周容疑者を逮捕する目的は、江沢民や曽慶紅らの資金源を破壊することにある」という。
現在、習近平氏の側近、王小洪氏が中国の警察機関を掌握している。王氏は11月19日、公安部常務副部長から公安部党委員会書記に昇任した。
産経新聞の矢板明夫・台北支局長はフェイスブックで、袁紅氷氏と同様な認識を示した。習近平派は「王岐山氏、曽慶紅氏、陳元氏らの太子党特権階級と徐々に相容れなくなった。周知のように、太子党の各家族は長年、マカオのカジノを利用してマネーロンダリングを行ってきた。周容疑者の拘束は習氏側の見せしめだ。マカオの賭博業者にVIPの顧客リストを提出させることが、習氏らの本当の目的であるかもしれない。リストを入手すれば、習氏らは太子党との権力闘争において主導権を握ることになる」。(抜粋)
詳細は、大紀元時報日本の記事をご参照ください。
https://www.epochtimes.jp/p/2021/12/82717.html
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.12.02 08:30:25
コメント(0)
|
コメントを書く
[大紀元時報日本、フォーカス台湾] カテゴリの最新記事
もっと見る