東武電車で日光へ(その2・二社一寺、神橋へ)
東武日光駅に降り立ったのはいいものの、まずどうしたらいいのか分からなくなってしまった私。地図を見るのに苦労したのだ。「せっかく日光に来たんだから、東照宮でも見に行こう」という気持ちだったのだ。 しかも見通しが甘く、お金が全然足りなかった(後に郵便局で金を下ろしたが)。仕方なく私は、ずっと国道119号線を歩くことにした。まあ徒歩での移動も、町並みが見れて乙なものだが。 日光駅から西へ歩いて約20分。地図によれば1.7キロも移動したところに見えてきたのが、日光金谷ホテルと神橋。特に神橋は8年前に来たときは大修理の真っ最中だったため、完全に見たのは初めてだった。ここら辺は8年前とあまり変わっていない。近くのベンチで軽い昼食のデニッシュパンとお茶を口にし、二社一寺へ。 急な階段と斜面が続く道を上がっていくと、輪王寺への入り口にぶつかった。その後、二社一寺共通拝観券(1000円)を購入し、日光山輪王寺の三仏堂へ。三仏堂は文字通り、3人の仏様がいる建物である。千手観音(沢山の願い事を叶えてくれる神様)、阿弥陀如来(亡くなった人を極楽浄土へ導く神様)、馬頭観音(交通安全の神様)だ。そしてこの寺は十二支の神様が全員いる、数少ない場所だ。(続く) ここでお祈りをした後、お待ちかねの東照宮へ。さすがにたくさんの人で賑わっている。本尊でお祈りをした後、鳴竜がいる薬師堂へ。「静かにしないと鳴竜の鳴き声が聞けません」という注意書きが…。薬師堂本体は修理中だった。大勢の人が入ってきたが、静粛にして鳴竜の鳴き声を聞く。「キーン!!」という音の後に、鈴が鳴るような音がするが、それが鳴竜の鳴き声だ。ちなみにこの鳴き声、頭の上の角から発せられるという。 久しぶりに来た東照宮だが、改めて「そうなんだ!」と思うような面白いことがいっぱいあった。(続く)