方言について
2,3日の間、ネタがなくて困ってました。私の日記を楽しみにしている人々には申し訳ないです。今日は「方言」について書きたいと思います。 私が初めて「方言」というのを意識したのは'96年頃だったかな。当時私は小学4年生だった。私の母は4日の日記にも紹介した通り、神戸出身だ。家では標準語を話しているが、神戸や大阪にいる親戚と電話で話したりするときは関西弁(神戸弁)になる。 そういう背景があって、当時私の弟は面白がって(?)変な関西弁の真似をし始めた。私もつい昨年までやっていた。アクセントやイントネーションが全然遭ってなくて(しかもわざとそうしている)、遂に母からは「(関西弁のネイティブスピーカーが)バカにされてる気分だ!」と怒られてしまった。さすがに反省してしまった。 それ以来、私は別の方言にはまり始めた。それは…名古屋弁。名古屋弁は意外なほど標準語とアクセントが近いのだが、東京ではまず聞くことができない方言だ。関西弁と違い、名古屋弁のエリアは愛知県全域と岐阜県南部だけ。狭いのだ。 母も私が初めて名古屋弁を話し始めたときはビックリしてしまったようだ。私の頭の中では他に津軽弁、博多弁があったのだが、ともに難解なことからあきらめてしまった。 特に津軽弁はめちゃくちゃすごい。フランス語みたいに鼻音みたいなのが存在し、日本の方言の中で一番短い会話が成立すると言われている。「どさ?」「ゆさ。」というのは有名だ。北国の方言は難しい…。 ここで私が覚えた名古屋弁のセンテンスをいくつか紹介したい。 野球見てゃあで、東京ドームに行こみゃー。 (野球が見たいから、東京ドームに行こうよ。) いっちゃんせゃーしょに、ごきゃーのねゃあようにはっきししてきてゃーんだでよ、ここに私がしょーきゃーする論文は、私がきゃあった物じゃねゃあんだがね。 (まず最初に、誤解のないようにはっきりしておきたいのだが、ここに私が紹介する論文は、私が書いた物ではない。) 秋は日が短なるで、仕事が忙しなるわ。 (秋は日が短くなるから、仕事が忙しくなるよ。) なぜ私が名古屋弁を選んだのかというと、理由は定かではない(苦笑)。自分でもよく分からない。ただ1つはっきりしているのは、私の家族は名古屋とは何の関係もないこと。私は昨年の愛知万博の際に名古屋に行ったのだが、名古屋弁はあまり聞かれなかった。なぜなのだろう? でもこうして見てみると、標準語と各地の方言を比較するのは結構面白いものだ。標準語VS関西弁=東京VS関西、みたいな図式で捉えられてるのも面白い。