参院選 自民党が歴史的大敗!
昨日(29日)に投開票された参院選は、かねてからの予想通り、自民党の大惨敗という結果となった。改選前64議席に対して、獲得できたのはわずかに37議席。40議席も取れず、36議席獲得に終わった'89年に並ぶ大敗となった。 そして私が一番驚いたのは、公明党の低迷ぶり。11~12議席程度獲得するだろうと思っていたが、9議席に終わり、厳しい結果となったのは間違いない。公明党も求心力が落ちて来たのだろうか? 選挙区でも、自民党王国と呼ばれた四国では全敗、東北の1人区でも全敗。 1人区で議席を獲得できたのは、安倍さんを支えてきた山本さんの群馬県と、世耕さん(首相補佐官)の和歌山県、そして安倍さんの地元・山口県くらいのもので、1人区全体では6勝23敗となった。 私が12日の日記で取り上げた選挙区はどうかというと…。 1:栃木:民主党が勝利 2:千葉:民主党候補が2人とも当選 3:東京:民主党候補が1-2フィニッシュ。自民は丸川さんが当選したものの、保坂さんは落選。共産党は遂に選挙区最後の議席を失った 4:新潟:自民候補がトップ当選したものの、民主も1人当選 5:滋賀、 6:長崎、 7:宮崎、 8:沖縄:以上4つの選挙区は野党候補が勝利 この悲惨な結果を受けて中川秀直幹事長と青木参院議員会長が辞任するそうだ。 でも安倍さんにも責任があるのではないか。これほど大敗したのだから。9年前のように辞任を考えるのも当然のことではないのかなあ…と考えたりする。 一方で民主党は60議席を獲得。こちらは予想以上の圧勝であった。 私も民主党主導の議会を見てみたかった。 参議院では、野党全体の議席数が与党を上回ったことで、自民党は政権運営が難しくなるのは間違いない。ただ、野党が何でもかんでも反対と唱え続けた結果、国政が空転し続けては本末転倒だと思う。最大勢力となった民主党にも、より厳しい対応が求められるのは間違いない。 「国民の生活が第一」というスローガンを掲げた以上、生活を第一に考える「大きな政府」のような政策を期待したい。