契約問題のパウエル SB入団が事実上決定
根来コミッショナー代行はパウエル契約問題について、オリックス、福岡ソフトバンクの両球団が提出した支配下選手登録申請を両方とも却下し、白紙に戻すよう指示した。白紙に戻ったということは、契約はゼロからやり直しということになったわけである。パウエルが現時点でSBへの入団を希望しているので、パウエルのSB入団が事実上決定した。一方のオリックスは、先に名乗りを挙げながら契約時の詰めの甘さで最終的に敗訴、という最悪の結果になってしまった。以下はスポーツ報知のニュースより引用。 オリックス中村本部長「最悪の結果。水に流せと言われてもそこまで人間できてない」(スポーツ報知) オリックスとソフトバンクが獲得を主張し二重契約状態になっていたジェレミー・パウエル投手(31)について根来泰周コミッショナー代行(75)が27日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で会見を行い、パウエルのソフトバンク入りを容認する解決策を示した。 オリックスの機谷(はたたに)俊夫球団代表(45)は27日、大阪市内の球団事務所で会見。「正直、大変驚いています。非常に不本意ではありますが、受けざるを得ないのかなと思っています」と従う意向を明かした。 正午過ぎに根来代行から、電話で連絡を受けたという同代表は「問題を長引かせてはいけない」と説明。その上で「問題としているのは外国人選手との契約の在り方。我々と合意した後に、値段の高い方と(契約)となると、これからいろんな問題が起こってくるのでは」と3月4日の実行委員会で問題を提起する考えを示した。 また、中村勝広球団本部長(58)は高知市内の選手宿舎で対応し「うちにとっては最悪の結果だ。最高機関であるコミッショナーの判断ということで従わざるを得ないが、大変残念。人間は感情の動物なので、問題を水に流せと言われても、そこまで人間ができていない」と肩を落とした。3月上旬に渉外担当が緊急渡米する予定で「意地でも彼よりいい選手を獲得したい」と話した。 (引用終わり) 中村前監督も怒りが収まらないようだ。機谷さんのほうは裁定を受け入れることを表明しているが、この問題を長引かせないのが得策だと私は思う。もし開幕後にパウエルがオリックスの試合に先発したときには、パウエルを必ず・・・ボコボコにして勝ちましょう!!遺恨試合になるのは必至だ。 でも根来コミッショナー、こんな裁定でいいのか?今こそ、コミッショナーを交代させる時期だと思うのだが。 そんな中、オリックスはパウエルの代わりとなる外国人投手を獲得した模様で。 オリックス、右腕ヤングを獲得=プロ野球(時事通信) オリックスは28日、春季キャンプにテスト生として参加していたエリック・ヤング投手(31)を獲得すると発表した。年俸は1500万円プラス出来高払い。右腕のヤングは2002年、03年に米大リーグで計10試合に登板し、2勝0敗、防御率2.21。金額は推定。 (引用終わり) ユウキも手術で離脱して、投手陣は火だるま状態ではないかと思う。ヤングが少しでも力になってくれるだろうか。