トルコGP、レッドブル勢にまさかの結末!小林10位入賞!
トルコGP、予選ではウェーバーが3戦連続ポールポジション。伏兵と見られていた男が覚醒した。ベッテルにばかりスポットライトがあたるレッドブルだが、一気にランキングトップに立った。また、小林可夢偉も予選10位となり、今季3度目の予選トップ10入りとなった。 決勝レースで気がついたことを・・・。 可夢偉はスタート後2周目にスーティルにかわされ、11位に。さらに後ろからはアロンソも来ており、苦しい展開。ザウバーは戦闘力はそこそこあるのだが、フォースインディアやルノーと比較して、トラブル多発というのが否めない。まさに悩みの種である。 レースはレッドブル、マクラーレンの4台によるトップ争いとなった。4台とも安定したドライビングで、「ああ、今回もモナコに続いてレッドブルの1-2フィニッシュかな」と予想していた。 しかし!39周目、ベッテルがウェーバーからトップを奪おうとするがチームメイト同士で接触!ウェーバーは走行を続けるが、ベッテルはここでリタイアとなった。両者とも負けず嫌いのキャラが強く出た形に見えた。その時、レッドブルの首脳陣は机を叩き、ベッテルは「ウェーバーは絶対におかしい!」とサインを送っていた。ベッテルの怒りが感じ取れた映像だった・・・。 他のブログでも書かれていたが、これは「両雄並び立たず」なのかもしれない。2007年のマクラーレンのように、両者の自我と自我のぶつかり合いが激しくなったとき、総合優勝を逃す最悪のパターンに陥ることもあり得る・・・。レッドブルにとっては、このレースが遺恨試合になったかも分からない。次回からのレッドブルのチームメイトの人間関係にも注目しながら、シーズンを見ていこうと思う。 レッドブルは同士討ちのためにトップ争いから脱落。マクラーレンのハミルトンに優勝をさらわれた。それでもウェーバーは3位に入り、ランキングトップの座を死守した。そして小林がようやく初入賞!前の周でペトロフが脱落したため、順位を上げることができた。10位といえば私にとっては「入賞圏外。8位以上が入賞」というイメージが強いのだが、入賞は入賞である。おめでとうございました。