相鉄線を撮る!
これはゴールデンウィーク中の5月4日に撮影した写真です。UPを後回しにした結果、この時期になっての掲載となってしまいました。お詫びします。 小田急江ノ島線の大和駅で降りた私。大和駅西口の広場でしばし休憩した後、相鉄線に乗車することにした。 大和駅の改札口。小田急と相鉄の共同改札口となっている。小田急電鉄は相鉄ホールディングス(相鉄グループの持株会社)の筆頭株主だったりする。 とりあえず、大和始発の各停・横浜行き(10000系)に乗車した。実に5年ぶりとなる相鉄乗車である(2005年11月28日の日記)。地下駅である相鉄大和駅を出発してしばらくすると地上に出る。次の駅である瀬谷駅から早くも横浜市内に入る。相鉄は全25駅であるがその内19駅が横浜市内にある。いかに横浜市の市域がとても広いのかを知ることができる(しかし上には上がいるのだ。岐阜県高山市は平成の大合併の後に東京都全体に匹敵する市域を持っている)。 二俣川で湘南台からのいずみ野線と合流するが、私もここで乗り換える。7000系の快速・横浜行きに乗り換えとなる。鶴ヶ峰、星川、横浜の順に停車する。途中、星川付近では高架化工事が進行しており、当初の位置関係からだいぶ変わってきている。しかしこの時見たときには、高架橋の基礎らしきものはできていなかった。・・・大丈夫なのだろうか。 車内にあった路線図。 列車から撮影した新幹線の高架橋。 相鉄では現在、西谷駅から新横浜駅を経由して東急東横線・綱島駅に接続する新線建設が計画中である(2019年度開通予定)。横浜市瀬谷区、保土ヶ谷区などは新幹線へのアクセスが不便な地域だからである。この相鉄・東急連絡線が開通すると、相鉄沿線から新横浜、東急目黒まで15~20分前後の短縮が見込まれる。 これと同時に相鉄・JR連絡線という計画もあり、こちらは西谷駅から横浜羽沢貨物駅に接続する新線計画である。今年3月に起工式を迎えたばかりだ。 横浜にべったりな相鉄は今、非常に野心に満ちた鉄道会社といえる。 西横浜に近づくと列車はJR東海道線・横須賀線と並行して走る。しかし日中でもダイヤ上での時間の余裕がないのか、快速はノロノロに近い状態になってしまう。平沼橋を過ぎると終点・横浜はもうすぐだ。 横浜駅で列車撮影開始。 まっ平らなデザインが印象的な7000系(1975年デビュー)。 同世代の東急8500系になんとなく似ているような、そうでもないような・・・。 相鉄は車両デザインに関しては非常に保守的と評価されることがある。これは東武と共通している。 こちらは新7000系(1986年デビュー)。 7000系の増備車として登場したが、元々の7000系と比べて大幅な設計変更を受けた。無骨なデザインの7000系に対し、新7000系はブラックフェイスが印象的。赤+オレンジ色の旧塗装から白+水色の新塗装に変更される編成も出てきた。 そんな新7000系の側面。方向幕が列車種別だけなのが特徴だ。 側面にある緑色のランプは「ブレーキがかかっている」という意味である。 8000系。こう見えても1990年デビュー。「21世紀になっても通用する車両」が開発のコンセプトとなった。 相鉄としては珍しく意欲的に設計された車両で、セミクロスシートの車内や、ドア上のLED表示器など、2010年の今でも十分通用するデザインとなった。 こちらは方向幕をフルカラーLEDに改造された編成(8706F)。 最後に10000系。相鉄にとっては常識破りな車両となった。 JR東日本・新津車両製作所で製造された車両である(ここの時点で常識破りだと思うが・・・)。VVVF制御のモーターや車内デザイン等、完全にJR東日本E231系とそっくりである。 以上で、今回のレポートを終わりたい。駆け足的な紹介になってしまい、申し訳ない。