サヨナラ勝ちなのに終戦・・・。塩崎、村松が引退発表!
26日、オリックスは後藤のサヨナラ2ランでロッテを下したにもかかわらず、その直後に日本ハムが西武に勝ったため、ソフトバンク・ホークスの7年ぶり優勝、そしてオリックスの今シーズンBクラスがそれぞれ確定した。大変残念です。 Bs後藤、サヨナラ弾放つも届かず…CS進出消滅(27日、スポーツニッポン) 最後の意地だった。同点で迎えた延長10回無死二塁。岡田監督は打席へと向かう後藤を呼び止めた。「右打ちもサインもない。おまえで決めてこい!」。その初球だった。4番手の薮田が投じたチェンジアップを右翼5階席にたたき込んだ。 「そういう(正念場)試合で勝てたのは大きい。この時期に、こういうゲームで勝つことは大きい。一つの勝ちよりな」 指揮官は土俵際で底力見せた選手を素直にたたえた。京セラドームには3万3000人を超える大観衆が集結。猛牛ファンも最後までCS進出を夢見ていた。その一戦で劇的サヨナラ勝利。シーズン途中にゲームキャプテンに任命された背番号1がナインの執念を打球で表現した。 しかし…。試合終了から1時間40分後だった。札幌で日本ハムもサヨナラ勝利。CS進出の可能性は完全に消滅。奇跡は起こらなかった。 岡田オリックスは優勝を掲げながら141試合目にして終戦。Bクラスで力尽きた。ただ誰の目にも来季へと続く光は見えた。最後の最後までCS進出は射程圏だった。「(5番手登板した)新人の比嘉にしても、よく抑えた。これからのために自信になると思う」 昨季は最下位で借金30だった弱小チームが新監督のタクトで変ぼうした。まだ4位浮上の可能性も残されている。すべてが終わるまで必死に勝利を狙う。 (引用終わり) あんなに調子が良さそうに見えたのに、今のところシーズン勝ち越してるのに、プレーオフに進めなかった。悔しいです!でも来年は岡田監督の続投を前提として、このシーズンでの悔しさを土台にしてさらに強くなってきてほしい! それと、昨日は塩崎の引退が発表された。 1997年に旧オリックスからプロデビュー。近鉄ファンだった私にとっては、当初なじみの薄い選手だった。しかし合併球団になってからずっと主力だったため、必要な選手と感じることもあった。しかしシーズン100試合以上出場を果たしたのは2006年が最後。それ以降は1軍・2軍を行ったり来たりで打率も低迷。しかも若い内野手(山崎浩司、バルディリスなど)が台頭したことにより、出場機会がさらに減少した。スポーツニッポンの報道によれば来季フロント入りの可能性があるとのこと。応援歌が好きだったこともあり、来季グランドでプレーする姿を見れないのは残念だ。 塩崎選手、お疲れ様でした。 最後に、2008年までオリックスで活躍した後、ソフトバンクに移籍していた村松も引退が発表された。 2003年にダイエー・ホークスで日本一になった後、「天然芝の球場でプレーしたい」ということで旧オリックスにFA移籍した。しかし球団合併により、チームのメイン球場は人工芝の大阪ドームに変わったことが村松にとっての不運だった。それでも2008年まで合併球団の主力選手として活躍し続けた。昨年にソフトバンクに戻ってからは、こちらも若手内野手(本多、松田など)の台頭により1軍での出場回数も少なくなった。 これで旧オリックス出身の2人が引退となった。村松選手もお疲れ様でした。