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2010年11月の記事

全17件 (17件中 1-17件目)

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沖縄県知事選、仲井真氏が再選！

　昨日、注目された沖縄県知事選挙の投開票が行われた結果、仲井真氏が再選となった。沖縄県民は「経済の仲井真」を再び選んだ。沖縄県民の判断を尊重したい。　当　３３５，７０８　仲井真弘多（自民・沖縄、公明党、みんなの党推薦）　　　　　　２９７，０８２　伊波洋一（共産党、社民党、国民新党など推薦）　　　　１３，１１６　金城竜郎（幸福実現党）　先月27日の日記でも批判したように、国政与党不在という時点で「あってはならない」選挙だったと思う。政治主導、政治主導と口酸っぱくして言っておきながら、結局は専門家である官僚の意見を聞かず、自分の考えをごり押しするのみ･･･。民主党よ、「政治主導」について大きな勘違いをしてないか！？国防という国の重要施策に関する判断を地方政府に丸投げとは･･･。統治能力の無さを自ら認めたようなものだ（これは私の勉強不足もあるかもしれないが･･･）。　民主党は内心ほっとしているかもしれないが、「県内移設を条件付で容認していたこともある仲井真氏だから」と思っていたら大間違いである。　沖縄県の経済力は全国最低レベル、最低自給も全国最低レベルである。「基地問題は確かに重要だが、経済活性化はもっと重要な問題だ」と思う沖縄県民が多かったのだろう。地元で就職したくても就職先がない。だから若者が東京に出て行ってしまう。この状況を沖縄電力会長だった仲井真さんが打破してほしい。そういう思いだろうか。　重要な争点のひとつとなった普天間基地の移設問題や国防問題。選挙告示前の9月7日に発生した尖閣諸島沖、中国漁船による海上保安庁巡視船衝突事件、また、選挙期間中の今月23日に起きた朝鮮半島２国間の砲撃戦など、アジア情勢が変化する中で、平和を希求し、在沖米軍基地の整理縮小を強く求める県民感情にも少なからず影響を及ぼした（28日、宮古毎日新聞）ことも指摘しなければならない。　私は、県外移設を前提とした代案としては、佐賀空港の軍民共用化が望ましいと思う。県内移設容認派は中国脅威論や朝鮮半島有事への備えを理由に挙げるが、中国や朝鮮半島と距離の近さは沖縄県とそれほど変わらない（朝鮮半島へはむしろ佐賀県の方が近い）。また、1998年に開港した佐賀空港は無駄な公共事業を批判されることが多々あるが、米軍基地をそこに移転させることで、沖縄県の負担が軽くなる、佐賀県の経済も少しは上向きになる、佐賀空港周辺は田んぼだらけなので北側へ拡大の余地がある、とまさに一石三鳥である。ただ、問題なのは仮に有明海を埋め立てるとしたら水質にどの程度影響を及ぼすかである。

Nov 29, 2010

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バファローズ大改造計画！～ネッピー、リプシー引退へ～

　オリックスが来季に向けてチームイメージを刷新するとのこと。イメージ刷新といえば、3月18日の日記で「バファローズ」という名が消滅する可能性があることを指摘したが、「バファローズ」という名前は絶対に残るそうだ。宮内オーナーも「親からもらった名前みたいなもの」と言っていたので。　しかしイメージカラーは抜本的に見直される上、マスコットも交代する。ネッピーとリプシーの引退が発表されたのだ。近鉄ファン出身で、合併球団になってから応援するようになった私にとっては「ようやくわだかまりがなくなるかな。中立的（？）なマスコットになるのかな」と一種の期待感を持っている。近鉄バファローズのマスコットだったバフィ、ファルルは球団消滅と同時に引退した。オリックスでもブルーウェーブという名前が消滅すると同時に、ネッピー、リプシーも引退かとの見方もあったと思うが、なぜか続投となった。･･･まあ、これによりオリックスが近鉄バファローズを吸収合併したという印象が強くなったのは確かである。とりあえず･･･、ネッピー、リプシー、お疲れ様でした。　そしてユニフォームも変更される。私としては現在のユニフォーム（オリックスの青＋1996年までの近鉄のユニフォームみたいな感じ）も調和がとれていて良いデザインだと思っているが･･･。わざわざ変更させる必要性というか緊急性が感じられない。　すべては来年1月に発表されるとのこと。それまでは水面下で動いているので、私たちファンは首を長くして待つしかできない。

Nov 28, 2010

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オリックス、後藤が残留へ！＋イ・スンヨプと入団交渉！？

　今日はオリックスに関して2つの情報が入ってきた。1つはとてもうれしいニュース、そしてもう1つは「微妙･･･」なニュースだ。　【オリックス】後藤残留！竜に断りの電話（日刊スポーツ、26日）　FA宣言していたオリックス後藤光尊内野手（32）が26日、三田市内のホテルで村山良雄球団本部長（64）にチーム残留を伝えた。前日25日にオファーのあった中日に断りの連絡を入れ、この日の球団納会の前に村山本部長と面会し、意志を伝えた。後藤は「岡田監督に今シーズン、いい時も悪い時も使ってもらい、ゲームキャプテン、生え抜きの重要性を学ばせていただき、いい経験をさせてもらった。恩返ししたいと思った」と理由を説明。3年総額3億円という好条件に変動はなく、今後についても「オリックスです」と生涯オリックスを誓っていた。　（引用終わり）　10日の日記でも触れたように「他球団の意見を聞いてみたい」という気持ちを捨てきれずにFA宣言した後藤。残留を表明してくれて本当にうれしい！彼自身、迷うところがあったと思うが、これでもう吹っ切れたはずである。優勝のためにがんばってほしい！　しかし一方で、こんなニュースが飛び込んできた。オリックスが、巨人を自由契約になったイ・スンヨプと入団交渉していたことが明らかになった。　前巨人・李承ヨプにオファー…オリックス（スポーツ報知、26日）　オリックスが、今季限りで巨人を戦力外になった李承ヨプ内野手（34）に獲得オファーを出したことが25日、分かった。村山良雄球団本部長（63）が「昨日（24日）正式にオファーを出しました。いい選手だと思っているし、きちっとお話しさせてもらった」と明かした。　李は今季56試合出場、5本塁打にとどまったが、日本で通算144本塁打の長打力は魅力十分。交渉中のカブレラの去就が不透明なため、大砲の獲得は至上命題だった。「自分たちのできる範囲の条件を出してありますから」と条件面も提示済み。ほかに獲得に動く球団はないため、条件面で合意すれば、入団に至る可能性が高い。　また、今後の外国人補強については「先発できる投手」（同本部長）を最優先で進めていく。　（引用終わり）　あまりにも意外というか･･･信じられない気持ちだ。「大丈夫なのか？」という不安の気持ちが強い。彼は2003年、韓国プロ野球でシーズン56本のホームランをマークした後、翌年に千葉ロッテに移籍。2005年のロッテ日本一に貢献した。2006年からは巨人でプレーしていた。移籍当初は4番を任されたりしていたが、最近は故障やラミレスの活躍等で存在感が薄くなっていた･･･。　実現すればオリックスでは、ク・デソン以来の韓国人選手となるが、カブレラの再現を狙っているのだろうか。「外国人再生工場か、このチームは！？」といいたくなるような補強戦術だが、果たして今回は成功するのか。2年前はフェルナンデス、ボーグルソンを獲得して失敗だったし･･･。　正式な発表を待つしかない。

Nov 26, 2010

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留年確実から1週間が経過して、落ち着きを取り戻した日

　19日の日記で「まさかの留年！？」という衝撃が走ってから1週間近くが経過しました。「フランス法の単位は出ない」と言い渡され、さらに修士論文自体に単位は含まれていないことを知ると、無気力になってしまいました。何のために一生懸命になっていたのかと。　先日、心配になって先輩に相談しました。しかし「大学院の前期課程を2年で卒業できる人は意外にも少ない」という情報を聞いて、一種の安心感を覚えました。この先輩は大学院を1年留年しています（修論が通らなかったと思われます）。さらに、私が知っている法学部教授（修論執筆に関して時々相談させていただいている）は、「僕も1年留年したし」とおっしゃってました。　「そうか、プロでも留年するんだ」と、ほっとしました。大学院を留年して就職に不利にならないか。様々なサイトの質問コーナー（Yahoo!のみんなの知恵袋のようなもの）にも同様の悩みを持っている方がいたと思いますが、答えとして「大学院で1年留年はしょうがないか、と思われるが、学部で1年留年となると一体どうしたんだ？となる」というのがあったと記憶しています。　実は、留年確実という事実は両親にはまだ伝えていません。･･･詰め寄られるのが怖いからです。学費の工面とか、私自身の将来設計とか･･･。追求されるのが怖いからです。･･･近い内に勇気を振り絞って説明したいと思います。

Nov 24, 2010

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自分の小説を大いに宣伝する！

　私は趣味でオリジナルの小説を執筆しています（修士論文を前にして何やってるんだ）。シリーズの名前は「サンガンピュールの物語」。題名は塩野七生さんの『ローマ人の物語』（新潮社）からヒントをもらっていたりします。　詳細の説明はこのページに譲りますが、サンガンピュールという言葉は私の造語（みたいな言葉）で、フランス語にするとSang impurになります。直訳すると「汚れた血」。ですが特に汚れていなく、かわいいながらも男勝りの女の子に仕上げています。　これは私の小説にてこ入れを図ると同時に、宣伝も兼ねています。興味のある方はどうぞお読みください。ご感想を残されるようなら幸いです。　「サンガンピュールの物語（生い立ち編）」　「サンガンピュールの物語（成長編）」　「サンガンピュールの物語（謎の女科学者編）」　現在、新作執筆中！どうぞご期待ください。

Nov 21, 2010

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留年確実！？

　昨日、衝撃の事実が発覚しました。　留年の可能性大！･･･ということです。　事の発端は、フランス法を今年から履修したことに始まります。受講者は私を含めて3人。しかし私以外の2人はいずれも博士後期課程（ドクターコース）の先輩たちです。「ドクター向けを前提とした授業だ」みたいなことを聞かされました。そして私は教員採用試験の準備があるので、教授から「採用試験の勉強とか、修士論文の準備とかで忙しいんでしょ？だったら前期は来なくていいから準備に専念した方がいいんじゃない」みたいなことを言われたので、前期は教員採用試験の準備に専念しました。しかし問題は、９月からの後期でもフランス法の授業をすっぽかしていたことでした。　フランス法の教授に話を聞いたところ、「単位は出ないよ」と。　私は卒業ギリギリの単位で済むように履修計画を建てていたので、来年3月の卒業要件を満たさなくなります。教授は続けて言いました。　「そりゃそうでしょう。履修登録しただけで単位をあげるなんていう話してないよね」　「君の場合、フランス語のレベルが他の2人についていけるかどうか、難しい」　よって、フランス法の単位をあげることは、難しいということでした。　確実に取れるはずだった単位を落とし、さらに卒業要件を満たさなければ、修士論文を書く必要性もなくなってきます。もしそうなったら･･･。　･･･自分は何のためにがんばってきたのか？今までの努力は何だったのか･･･？　こうなったらやけだ！やけ食いでもするか！と思いました。一時くらい自分の感情に任せて何かしてしまってもいいじゃないかと、昼食を少しやけ食いしました。　全部自分の責任だ。試験勉強とはいえ、授業に出なかったんだから。こんな最悪の事態を想定して履修計画を組まなかった私はバカだ、と一瞬思いました。　しかし私は考え直しました。私は教員免許を既に持っているので就職に困ることはないです。これから履歴書を送る予定の私学に問い合わせたところ、「免許を持っていればそれで結構です」と言われたので、就職することに支障は小さいと思います。また、3年前にあるソフトウェア会社を訪問した際に「東大大学院を中退してまでこの会社に入社したかった」と言った社員がいたことを思い出しました。そうしたら、大学院を1年分留年したって長い目で見れば大したことじゃないのかもしれない、意外にも。　来年3月卒業への道が閉ざされたとしても、就職活動がんばりたいと思います。今までの自分のがんばりを無駄にしないために。

Nov 19, 2010

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存在感がなかったシューマッハー

　昨年12月、鳴り物入りで現役復帰が発表されたミハエル・シューマッハー（昨年12月24日の日記）。これまで積み重ねてきたチャンピオン7回、優勝91回、ポールポジション68回。アラン・プロスト引退、アイルトン・セナ亡き後のF1をリードし続けてきたのは周知の事実だ。　昨年度にコンストラクターズチャンピオンを獲得したブラウンGPを引き継いだメルセデスGPからの参戦もあいまって、シーズン開幕前にはチャンピオン経験者4人による熾烈な争いを期待する人も多かったようだ。しかしいざシーズンが始まってみると、3年間のブランクは大きかったのか、優勝どころか一度も表彰台に登れずに終わった。シーズンフル参戦して優勝できなかった、あるいは表彰台に立てなかったのは彼自身初である。彼がF1から離れている間にレギュレーションが大幅に変更されていた、41歳での再チャレンジなど様々な要素があるとはいえ、非常に期待外れなシーズンだった。　チームメイトのニコ・ロズベルグとの対戦成績を比較しても、予選で4勝15敗。決勝レースで5勝14敗と惨敗した。25歳のロズベルグが3回表彰台に登るなどしてポイントを稼いでいったのに対し、シューマッハーは下位でのゴールが目立った（9位以下でのゴールが10回）。何よりも私は、今年のシューマッハーを象徴するシーンとして、中国GPでマッサ、新人ペトロフといった中堅・若手ドライバーに次々と抜かれたことが一番印象に残っている。　この1年を通して戦ってみて、あなたの力量は分かった。MGPW01という戦闘力がそこそこあるマシンをもってしても、自分の老いには勝てないことを自覚すべきだ。私の希望としては、再び現役を引退して、力のある中堅・若手ドライバーにシートを譲るべきだ。

Nov 18, 2010

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ベッテルが新チャンピオンに！

　F1最終戦・アブダビGPがあった。史上初、最終戦の時点で4人にチャンピオンの可能性が残っていた。アロンソ、ウェーバー、ベッテル、ハミルトン。予選ではベッテルがポールポジション。ハミルトン2番手、アロンソ3番手。そしてウェーバー5番手だった。　決勝レースがスタート。しかしその直後、シューマッハーがスピンしたところにリウッツィが突っ込んだ。幸い、2人にケガはなかったが、これでセーフティーカーが入った。しばらくして再スタート。しばらくして順位に変動はなかったが、まずウェーバーが早めのピットインで動いた！大きな賭けである。しかしコースに合流した後は全く抜けず、トロロッソのマシンを抜けないほど苦戦していた。同様にアロンソも早めのピットインで勝負に出たものの、コースに復帰した後はペトロフを抜けず、苦戦した。結果的にこれがアロンソ、ウェーバーの敗因となった。　結果、このレースで一番得したのはベッテルだった。最後のピットインの後、アロンソは7位、ウェーバーは8位。このままいけばベッテルのチャンピオンが確定する。限界に近づきつつあるエンジンをいたわりながら走ることも考えつつ、チャンピオンへの道を激走した。　そして･･･ゴール！優勝・ベッテル、2位・ハミルトン、3位・バトン、4位・ロズベルグ、5位・クビサ、6位・ペトロフ、7位・アロンソ、8位・ウェーバー。　ポイントランキングは以下の通りとなった。　1位：ベッテル　256点　2位：アロンソ　252点　3位：ウェーバー　242点　4位：ハミルトン　240点　ベッテルが2010年度F1チャンピオンとなった。　またもや最年少記録更新である。入賞、ポールポジション、表彰台、優勝、ポールトゥウィン･･･と、史上最年少記録を次々と更新してきた男が、ついに頂点に立った。まるで駆け上がるように。23歳4ヶ月、ハミルトンの記録を6ヶ月上回った。　私と同じ年齢の人が、世界の頂点に立った。･･･「私もこのままじゃ自分の人生、やばい！」とも思うようになった。私は彼のような強い精神力を持っているだろうか？･･･いや、NOだろう。F1ドライバーは運転センス、反射神経の他に基礎体力や情報処理能力も非常に重要となるだろう。･･･もう脱帽である。ベッテル、おめでとうございました！

Nov 15, 2010

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ハングル検定に挑戦！

今日はハングル能力検定試験を受験しました。　私は高校生の頃から韓国語を独学で学んでいます。きっかけは8～9年前に、弟（当時中学生）の社会科の副教材の中にハングルが紹介されていたことです。母音と子音を組み合わせて1つの文字が構成されていることが面白く感じました（これはタイ文字もそうなのですが）。そしてハングルに興味を持った一番の理由が、家族の中で自分にしか分からない暗号みたいにしよう！と思ったからでした。　まあ、高校生のときから文字の読み方や、文法はある程度身についているはずと思っていました。そして「せっかく韓国語を（ある程度）読めるんだから、その資格を持ってなきゃもったいない」と思い、ハングル検定受験を決意しました。　受験したのは5級と4級。1日で2つを受験しました。受験会場の東洋大学（白山キャンパス）に近づくと、意外なほどの受験者の多さに驚いた。韓国語は日本語と文法構造などがかなり似ている言語であること、コリアン・エンターテイメントのブームもまだ下火になっていないことなどが、受験者の多さにつながっているのでしょう。　昨日まで自分なりに勉強してきたはずでした。しかし！実際に問題を解いてみると･･･かなり難しかったです！5級はそこそこできて、合格ラインにギリギリ到達していると信じています。リスニングテストもよくできたと信じています。しかし、4級は難しすぎた！分かる問題よりも分からない問題の方が圧倒的に多かった！　5級、4級を合わせて受験して思ったこと。　軽い気持ちで受験するんじゃなかった！自分は所詮、井の中の蛙だった！　･･･でもやらずに後悔するより、やって後悔した方がショックの度合いは小さいですから、失敗したら失敗したでまたやり直せばいいだけの話です。英検やTOEICと違って、ハングル検定は私にとっては完全に趣味ですので。次の機会を狙って出直したいと思います。貴重な経験でした。

Nov 14, 2010

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事実上の3つ巴の中、F1は最終戦・アブダビへ！

　3月14日のバーレーンGPから続いてきたF1シーズン（300km/hの人間ドラマ）も終わりの時が近づいてきた。14日は最終戦・アブダビGPだ。　おさらいとして、今シーズンの優勝回数は以下の通り。　アロンソ　　5勝　ウェーバー　4勝　ベッテル　　4勝　ハミルトン　3勝　バトン　　　2勝　続いて、今シーズンのポールポジション回数。　ベッテル　9回　ウェーバー5回　アロンソ　2回　ハミルトン1回　ヒュルケンベルグ1回　以上である。　最大の関心事であるチャンピオン争い。7日のブラジルGPが終わって現時点でのポイントは以下の通り。　1位：アロンソ　　２４６点　2位：ウェーバー　２３８点　3位：ベッテル　　２３１点　4位：ハミルトン　２２２点　優勝すれば25点を獲得できることや、入賞圏内が10位までなどの要素があるので、計算とか王座決定条件がかなり複雑化している。なお、ディフェンディングチャンピオン・バトンはすでにチャンピオン争いから脱落した。　この中でチャンピオン決定に関して条件が一番楽なのはアロンソ。アブダビGPで2位以上でゴールすれば無条件で戴冠（4年ぶりの王座奪還）となる。他にも3位でゴールしてもウェーバーが優勝しなければ戴冠となったり、いろいろと条件が複雑化している･･･。いずれにしても4人の中では一番楽な立場にあるのは変わりない。　ウェーバーの王座獲得の条件は、少なくとも5位以上でゴール（さらにその場合にはアロンソが10位以下でゴールすること）。　ベッテルの場合は2位以上でなければ自動的に王座への夢が消える。やはり韓国GPでのノーポイントの代償は大きかった！　そして4人の中で条件が最も厳しいのはハミルトン。自身が優勝かつ、アロンソ11位以下（無得点）、ウェーバー8位以下、ベッテル3位以下でゴールすることが条件となる。2003年、'07年のライコネンとまでは行かないが、本人が言っているように奇跡に頼るしかないような条件下だ。日記のタイトルを「事実上の3つ巴」としたのはこのためだ。　一方で小林可夢偉はF1デビュー1周年を迎え、自身の存在感をとても大きくしてアブダビに帰ってきた。来季もザウバーで走ることが決まり、来季に向けて期待を込めることができる、シーズンの締めくくりとしてほしい！

Nov 12, 2010

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菊地原、嶋村がトレード移籍！　ラロッカ、レスターらは退団！

　岡田監督による、オリックスの大手術が始まったようだ。最近になって相次いで選手のトレード放出、ならびに外国人選手への戦力外通告が発表された。　オリ菊地原と広島小島のトレード正式発表（8日、デイリースポーツ）　広島の小島心二郎（28）とオリックス菊地原毅投手（35）の交換トレードが8日、両球団から発表された。　菊地原は92年ドラフト2位で広島に入団。中継ぎ左腕として01年に当時のプロ野球タイ記録となる78試合に登板した。04年以来の古巣復帰となる来季は、左の中継ぎとして期待されている。野村監督は「ベテランの味を出してほしい。新しい職場に力を出してほしい」と話した。　一方、05年に国士大から広島入りした小島は、オリックス移籍が決まり「カープで野球ができたことはわたしの財産になりました。オリックスに行って活躍できるように頑張ります」と新天地での脱皮を誓った。　（引用終わり）　菊地原というと今ではもう、オリックスの中継ぎ投手の主力というイメージが定着している。私も「合併球団を応援しよう」と決心したときから応援してきた。しかし菊地原は元々、広島でプロデビューした投手であり、2005年に合併球団が誕生した際にトレード移籍してきた。しかし今回のトレードで古巣に戻ることになる。安定していた投球が印象的だったと思う。6年間、お疲れ様でした。　代わって入団するのは小島心二郎投手。今季の成績は4試合登板で防御率は4.50だった。6年間で通算11試合しか登板できていない28歳だが、なぜ交換要因として小島を指名したのか謎である。私の推測だと、岡田監督が阪神を指揮していた時から目をつけていて「荒削りだけどコイツはいける！」と思ったのだろうか。　続いて2年前から1軍に準レギュラーとして定着してきた嶋村が横浜に移籍することとなった。ちょっと意外であり、ちょっと残念だ。今年、横浜から戦力外通告を受けた大西の二の舞にならないかと心配している。　【横浜】桑原謙野中トレード、オリ一輝と（11日、日刊スポーツ）　横浜桑原謙太朗投手（25）野中信吾内野手（27）と、オリックス一輝内野手（29）の2対1の交換トレードが成立し、11日、両球団から発表された。一輝は今季は16試合の出場に終わったが、勝負強い打撃には定評がある。桑原謙は先発、中継ぎもできる若手右腕で、野中はチーム屈指の俊足を誇る。右打者を補強したい横浜と、投手力強化と野手陣の底上げを狙うオリックスの思惑が一致した形となった。　（引用終わり）　桑原はデビューイヤーの2008年に（苦しい台所事情もあってか）30試合に登板した経験を持つから、なかなかのタフネス中継ぎ投手か。そこら辺に期待したい。野中は2002年に日本ハムからプロデビューした後、'04年からは横浜でプレーしていた。この選手も最近の横浜の苦しい台所事情を救うために準レギュラーとして1軍で活躍していたそうだ。ただ、問題は打率。通算打率は2割1分8厘。これも･･･多分、岡田監督が阪神時代に目をつけてたとしか考えられない･･･。　ラロッカら自由契約に＝プロ野球・オリックス（11日、時事通信）　オリックスのグレッグ・ラロッカ（38）、フェルナンド・セギノール（35）の両内野手とジョン・レスター投手（31）が11日、自由契約選手として公示された。　ラロッカは2007年にヤクルトから移籍。今季は右手小指骨折の影響もあり7本塁打、21打点に終わった。日本ハムなどで活躍したセギノールは今季途中に加入し、11試合の出場にとどまった。レスターは35試合で2勝2敗10セーブだった。　（引用終わり）　ラロッカがとうとう自由契約に･･･。残念だが、仕方がない気もする。38歳という年齢、最近の成績の低迷、死球の多さ･･･。それで度々戦線離脱していては困るという首脳陣の判断だったのだろうか。個人的に2007年が一番輝いて見えたのは気のせいだろうか。　セギノールについては、本当に訳分からん獲得劇だった。シーズン途中に打線強化のために入団してきたのはいいが、1軍の試合で全く打てず（わずか7安打）。結局は後藤、森山などの影に隠れがちになったのだろう。獲得しないほうが良かったかも、と思ってしまった･･･。　そして、なぜレスターをクビにするのか、その意図が全く分からない。良くも悪くも今年のオリックスの中継ぎ投手陣を支えてきた投手の一人である。冷た過ぎやしないだろうか？私が岡田監督の立場だったら、レスター残留でバイナムをクビにする。　ひょっとしたら、岡田監督の積極策が裏目に出て中継ぎ陣、内野陣が大崩壊･･･に終わる可能性も否定できない。杞憂に終われば良いが。

Nov 11, 2010

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後藤、FA宣言か？

　国内FA権を持っている後藤光尊だが、移籍か残留か、情報が錯綜しているようだ。　私が最初に目にした記事。　　後藤FA宣言せず残留「球団に恩返ししたい」…オリックス（10日、スポーツ報知）　FA権を取得し、動向に注目が集まっていたオリックス・後藤光尊内野手（32）が残留する意思を固めたことが9日、分かった。球団との交渉では3年総額3億円（金額は推定）という異例の好待遇を提示されたが、これまで態度を保留。中日など複数球団が獲得に興味を示していた。10日の球団との会談で、残留の意向を伝える見込みだ。　8月11日にFA権を取得。「強いチームでやってみたい」と移籍に気持ちが傾きかけたが、出した結論は「FA宣言せず残留」だった。関係者の話を総合すると「球団に何も残せてない。恩返ししたい」との思いが強かったという。　「3番・二塁」に指名された今季は、143試合に出場。9月16日の西武戦（スカイ）では、球団の二塁手シーズン最多安打（バルボンの163本）を55年ぶりに更新した。174安打、16本塁打、73打点は、いずれも自己最高だ。　「打てる二塁手」として今オフのFA市場では早くから注目を集め中日、楽天など複数球団が水面下で調査。オリックスも10月24日の2回目の残留交渉で、1度目で提示した2年契約の総額2億円（金額は推定）から大幅に上積みし、3年総額3億円を提示。今季年俸が5300万円で、1億円を超える日本人選手がいないチーム状況を踏まえると、異例の好待遇だった。　「チームを背負っていく選手。できることはしてあげたい」と村山良雄球団本部長（63）。後藤が指導者の夢を持っていることから、球団が“コーチ手形”を提示するなどアピールを続けてきた。　01年にドラフト10巡目で入団してからオリックス一筋。後藤は岡田監督の下、15年ぶりの優勝を目指し来季に臨む。　（引用終わり）　この記事を読んで「よっしゃ、よっしゃ、残留か･･･」と思いきや、こんな情報も出てきた。　後藤、FA権行使へ＝プロ野球・オリックス（10日、時事通信）　オリックスの後藤光尊内野手（32）は10日、秋季キャンプ中の高知市内で、今季取得した国内移籍が可能なフリーエージェント（FA）権を行使する意向を球団幹部に伝えた。近日中に手続きを取る。　球団はFA宣言した上での残留を認め、慰留に努める方針。後藤はかねてから、移籍するか残留するか「気持ちは五分五分」としている。　後藤はドラフト10巡目で2002年にオリックス入団。持ち味の好守と打力で主力選手となり、今季は主に3番で143試合に出場し、174安打、16本塁打、73打点、打率2割9分5厘といずれも自己最高の成績を残した。　（引用終わり）　彼には「どうしても他球団の評価を聞いてみたい」という気持ちがあるかもしれない。「打てる二塁手」か。他球団では隠れた実力者という評価らしい（全国的な知名度は低いかもしれないが･･･）。　いずれにせよ、後藤がFA宣言しようがしまいが、残留の決断をしてくれると信じている。

Nov 10, 2010

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スカイマーク、エアバスA380導入へ！

　航空業界にとって本当にビッグニュースだ。スカイマークが、エアバスA380の導入でエアバス社と基本合意したと発表したのだ。日本の航空会社でA380を導入するのは意外にも、スカイマークが初めてとなる。　　スカイマークはとにかく格安運賃で勝負の会社である。そのためには機材を一種類（ボーイング737NG）に統一し、かつ、余計なサービスを省くことでいかにコストを削減できるかがポイントとなる。また、東京（羽田）から札幌、神戸、福岡、那覇と、高い収益力が期待できる路線で勝負する「選択と集中」の考え方は有効なはずだ。　最近、スカイマークは茨城空港をはじめ、熊本、長崎、奄美大島などに就航。積極的に路線を開拓しているが、A380は国際線向けに導入されることを考えると、たぶん羽田発の国際線（特にソウル、北京、上海線が有力か）に充当する気なのだろう。　スカイマークの思惑とか、問題点とかは、以下のフジサンケイビジネスアイの記事が詳しく分析している。　スカイマーク危険な賭け…国際線進出＆超大型機「A380」購入（10日、フジサンケイビジネスアイ）　格安の国内航空券で知られる新興航空会社、スカイマーク。2014年度をめどに国際線に進出する計画を発表した。先行する日本航空や全日本空輸よりも運賃を抑える切り札として、1機約280億円もする世界最大の旅客機「A380」を6機購入（オプション契約含む）する予定だが、あまりに高すぎる買い物にならないのか。　スカイマークは、客室乗務員に機内清掃もさせるなどしてコスト削減を徹底。運賃を大手の約半分に抑えてシェアを伸ばしてきたが、国際定期便の運航はしていない。実現すれば国内3社目となる。具体的な路線は未定だが、成田空港とアジアを結ぶ路線などの就航を検討しているもようだ。　欧州エアバス社の総2階建て最新鋭超大型機A380を導入すれば、国内航空会社では初めてとなる。エアバス社との基本合意では、来春にも6機の購入契約を結ぶが、このうち2機についてはA380以外の機種に変更できるオプション付きとなる。　A380は標準的な仕様で座席数が525席、全席をエコノミーにすれば800席以上設置できる。導入は「長距離大量輸送による低価格を実現し、顧客の利便性向上を図る」（スカイマーク）のが狙い。　気になるのは値段だ。エアバス日本法人によると、A380の参考価格は1機約3億4600万ドル（約280億円）。6機では1500億円規模の資金が必要になるとみられる。　一方、スカイマークの経営規模だが、11年3月期の単体の業績見通しは売上高が565億円、最終利益が55億円。10年3月末時点の現金・預金は75億円に過ぎない。巨額の借金をするか増資を行うなどして資金調達をする必要がありそうだ。　市場ではA380の導入について「身の丈以上の投資」（アナリスト）との見方も出ている。　くしくもA380をめぐっては今月4日、豪航空大手、カンタス航空で飛行中にエンジンの一部が落下し、緊急着陸する事故が起きたばかり。エンジンを製造した英ロールス・ロイス社は、「エンジンに特有の問題があった」として不具合があったことを認めた。　スカイマークでは「改良が進んでいくと考えており、問題はない」としている。航空機の購入では、機体とエンジンを別々の会社に発注。エンジンについては、航空会社の希望で、ロールス・ロイス社や米ゼネラル・エレクトリック社（GE）など複数の会社から選ぶことができる。　国際線で日航や全日空が運航効率の高い中小型機にシフトしているのに対し、超大型機で勝負に出るスカイマーク。いかに座席を埋めるかが成否を分けそうだ。　（引用終わり）　よく言えば、明るいニュース作り、悪く言えば、一種の売名行為のように感じた。日航や全日空がボーイング747を順次退役させている環境を考えて、そう思った。　スカイマークの会社概要ページで調べてみると、資本金は約48億2100万円。調達費用が1500億円前後であることを考えると、「とても大きすぎる買い物をしたなあ」「大勝負に打って出たなあ」と思わざるを得ない。公募増資のやり方が有効だろうが、ローコストキャリア（LCC）が躍進している時代である。全日空が自前のLCCを設立するというのだから、LCC同士で競争、切磋琢磨していくことで発展していく･･･。投資家にとっては面白い話かもしれない。　5年後にちゃんと実現できるのだろうか？自分の5年後も見つめつつ、楽しみにしたいと思う。

Nov 9, 2010

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史上最低の日本シリーズだった！（激怒）

　私は今、ものすごく興奮している状態なので、感情的な文章になっていることをご了承いただきたい。　先月19日の日記で、私が危惧していたことが現実になってしまった。史上初、シーズン3位から日本一。こんなシーズンの終わり方ってありかよ！？ふざけんじゃねえよ！間違いなく、日本プロ野球の歴史に残る、史上最低の日本シリーズだった。ちなみに2番目に最低なのは2007年。　リーグ優勝しなかったチームが日本一になったという意味で、ロッテは正当性を欠く「エセ日本一球団」と非難せざるを得ない。　今年のロッテの対戦相手だった中日も同罪だ。私は2007年大晦日の日記の中で「一番納得できないこと」として、この年にリーグ優勝しなかった中日が日本一になったことを取り上げた。　今年のソフトバンクしかり、2007年の巨人しかり、リーグ優勝したのに日本シリーズに出られなかったチームの選手・ファンにとっては「何のためのリーグ優勝だったのか」と思った人が大勢いたと思う。オリックスファンである私は深い同情を禁じえない！　なお、このサイトにおいて、クライマックスシリーズを支持するか、しないかの投票が行われている。その中で私が気になったコメントはこちら。　・「クライマックスになってから6チームのファンがポストシーズンを楽しめるようになった。」　・「最近は観客動員数が減少しているといったこともあるので、このような方法で消化試合というものを減らし、さらにポストシーズンのゲームが増やすことで、利益を大きく出していると思う。よって、やらざるを得ないのが実情では？」　・「ＣＳには賛成だが、勝率5割以下のチームは、不戦敗にすべきだと思う。」　・「（メジャーリーグを指してるのだろうか）ワイルドカードが優勝を争うことはなぜ疑問に思わないのか。」　・「日本シリーズは別の大会だと割りきれば今のままでよい。」　様々な意見があったのだが、やはり現行制度否定派が多数派だった。「リーグ優勝の価値とともに、日本一の価値まで下げてしまっている」「3位チームがリーグ代表なんておかしい」･･･などなど。　NPBは現行のクライマックスシリーズを、廃止も含めて抜本的に見直すべきだ。　私の代替案としては、シーズン134試合（シーズン110試合＋交流戦24試合）。セ・パ合同プレーオフとするが、その場合にはセ・パ両リーグで２シーズン制（前後期制）を導入し、前期優勝チームと後期優勝チームとがプレーオフでリーグ優勝を決める。そしてリーグ優勝チーム同士で日本シリーズを戦う、というものである。　今日はあまりにも感情的になった日なので、ロッテ製品やロッテリアハンバーガーの不買運動を展開しようかと考えたが、ふと我に帰ると、あまりにも大人気ないと思ったので諦める。気に入らないことに逐一怒鳴っていたら、生活が成り立たないから。それに、あまり気にならない人からは「勝手にやってろ！」と言われて終わりなので。

Nov 8, 2010

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だらしないぞ、民主党！～知事選で相次ぐ独自候補断念～

　今月28日の沖縄県知事選挙で民主党が独自候補擁立を断念したことを、私は先月27日の日記で厳しく批判した。　沖縄にかかわらず、民主党が相次いで独自候補擁立を断念する知事選挙が出てきた。12月26日に実施される宮崎県知事選挙、そして来年1月30日の山梨県知事選挙だ。昨年の総選挙で初めて民主党系候補が小選挙区（宮崎1区）で当選したというのに、この体たらく。しかしもっとひどいのは山梨県のほうである！山梨といえば輿石参院議員会長の地元。なぜ輿石氏は自ら大号令をかけて独自候補擁立へ圧力をかけないのだろうか？　小沢代表の時には、都道府県知事選挙や政令指定都市市長選挙では原則として相乗りを認めなかった。しかしそれも中途半端だった。2006年の滋賀県知事選挙では自民党、公明党と共に現職を相乗りで推薦した結果、予想外の敗北。2007年の統一地方選挙では福井県、三重県で自民党、公明党と相乗りした。それ以外にも独自候補を断念した知事選が多かった（奈良県、島根県など）。他にも2008年の京都市長選挙ではこれまた自民党、公明党ともに相乗りで推薦した候補が当選したのはいいものの、共産党系候補にわずか1000票弱に迫られた。　他にもいろいろある！　2008年6月29日の日記（鹿児島県知事選挙で、自・民・公が相乗り）　2009年6月18日の日記（兵庫県知事選挙で、自・民・公が相乗り）　もっとも、2大政党の相乗りに理解を示す人もいる。麻生福岡県知事は、相乗り候補擁立を支持する理由として以下のように語った。　来春の知事選、麻生知事が相乗り支持（3日、朝日新聞）　麻生渡知事が退任することに伴い、県議会の一部会派が相乗り候補の擁立も視野に次期知事選の対応を検討している問題で、麻生知事は2日の定例記者会見で、「中央の政党対立を県政に持ち込み、抗争に明け暮れてはならない」と語り、統一候補擁立を支持する考えを示した。　　麻生知事は先代、先々代知事の時代に保守、革新の対立が持ち込まれたと指摘。「これでは県の潜在力を引き出せない。議会の中から反省が出て、統一候補を作ろうとなった」と、1995年に自身が多党相乗りで擁立された経緯を紹介した。今後の人選については「議会各派で話し合うことが一番の筋だ」と述べた。　民主県議は同日に会合を開いて対応を協議。独自候補を立てる方針の民主県連も３日に選考委員会を開く。県連は月内に候補者を決定したい考えだが、支持母体の連合福岡から統一候補を望む声も出ており、福岡市長選の結果もふまえて判断すると見られる。　県議会の他会派のうち、自民、公明は統一候補に前向きだ。　（引用終わり）　しかし！もし政党対立がなければ白熱した議論ができなくなる（私としては「アリーナ型議会」のほうが面白い）。議会による首長へのチェック機能がおろそかになる。どちらかというと相乗り知事が当選するとディスアドバンテージの方が大きいのではないか。　私が何が言いたいかというと、2大政党が相乗りで同じ候補者を推薦したら選挙自体が白けたムードになる、投票率は低迷する、ろくなことがない！民主党は今からでも独自候補擁立に向けて地方組織にハッパをかけるべきだ！もし結果として山梨県で適当な候補者がいなかった場合、輿石氏自らが出馬してみてはどうだろうか？

Nov 7, 2010

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何もかもが中途半端すぎる！～尖閣諸島問題での対応～

　1日に尖閣諸島沖での衝突事件の様子が撮影されたビデオが一部国会議員に公開されたわけだが、それから1週間も経たない内にYouTubeに出回ったことは予想外だった（しかも、国会で公開されたビデオよりも充実している）。海上保安庁内では犯人探しが行われているようだが、出回ったものはしょうがない。犯人探しを打ち切って、今後の危機管理の反省材料とすべきだ！　私も5日にこの問題をテーマにした、ニコニコ生放送の緊急特番を視聴したのだが、私が感じたことを一言にまとめると「政府の対応は何もかもが中途半端すぎる！」ということだ。　ちなみにこの特番に出演したのは川内博史氏（鹿児島1区）、山本一太氏（参院・群馬）、小池晃氏（前参院議員）、そして神保哲夫氏だった。　まず事件発生時の最初の対応で大きくつまずいたと考える。漁船の船長を逮捕したのはいいが、日本がとるべき選択肢は2つあった。船長を日本法に則って粛々と取り調べて裁くか。それとも、船長らを逮捕直後に中国へすぐ強制送還させるか。このどちらかだったらまだ話は分かる。しかし政府は、現場の検察に「外交上の配慮」などという判断をさせて船長を釈放させた。世間で最も批判されているのはこの部分であり、ニコニコ生放送でも一番の議論テーマとなった。背景に政治的な思惑があったにせよ、刑事手続きを途中で打ち切り、処分保留で釈放という超中途半端な対応が最悪のパターン！というのがよ～く分かった。　続いて、ビデオ公開について。これも非常に中途半端だったと言わざるを得ない！山本一太氏の「信念があるから見せる、あるいは信念があるから見せない、というのなら話は分かる。しかし政府には信念が感じられなかった」というコメントが印象的だった。前原外務大臣が自身の対中強硬姿勢をアピールしたいんだったら、どうせビデオがこのような形で非正規ルートで公衆の前に晒されるんだったら、9月中にビデオを全面公開するべきだった。　今の政府の判断能力に大きな疑問符がついたままでは、日本の安全保障上の争点とか、これからの対中外交とかに関して、非常に不安になってきた。

Nov 6, 2010

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家庭裁判所が特別裁判所でないことの証明

　先月14日の日記に続いて、日本国憲法の諸問題に関するちょっとしたお話を書きたい。　日本の司法制度の中でも家庭裁判所はちょっと変わった存在と言えるかもしれない。家庭裁判所は、例えば離婚調停や少年事件の裁判（審判）等を担当する裁判所であるのは周知の事実である。しかし特定の家庭の問題を取り扱うことになるので、裁判の公開は原則としてない（ただし例外あり）。このように一般の裁判所とはかなり性格が違うことから、「普通の裁判所ではない」というイメージを持つ人もいるだろう。あるいはこんな考え方をする人もいるかもしれない。　「家庭裁判所は、日本国憲法第76条2項によって禁止されている特別裁判所ではないのか？」　家庭裁判所の合憲性について実際にあった訴訟を紹介する。児童に対してわいせつな行為をしたことにより（第一審の）名古屋家庭裁判所で懲役3ヶ月の刑を科せられた被告人が、第二審判決後に「第一審判決は、憲法に違反して構成された裁判所によりなされたものであって、判決内容自体も違憲無効だ」と主張した事件である。　つまり、「特別裁判所とは特別の身分を有する者又は特別な種類の事件だけに対して裁判権を行使する裁判所をいうのだが、家庭裁判所はそのような意味で特別裁判所である」というのが被告人の主張だ。　家庭裁判所は特別裁判所か？答えは、ノーである。　最高裁判所の判例では、以下の理由による。　・家庭裁判所は、最高裁判所（憲法第76条1項）を頂点とする裁判所システムの枠内にある裁判所である。また、一般に司法権を行使する通常裁判所の系列に属する下級裁判所として裁判所法により設置されたものである。　・通常裁判所の系列に属するということは、その裁判について上訴（控訴・上告）ができ、その裁判所（ここでは家庭裁判所）の裁判官が通常の裁判所の裁判官と同じ身分を有するものという意味である。　・「特別の身分を有する者又は特別な種類の事件だけに対して裁判権を行使する裁判所」と主張するが、家庭裁判所の場合、少年法で定める罪についての成人による刑事事件を扱うことは、通常の裁判所の間における「事務管轄として所管事務の分配」である、とした。　戦前の日本には行政裁判所や軍法会議といった機関が特別裁判所として認識されていた。ではなぜ、日本国憲法では特別裁判所を禁止しているのか？　最大の理由として、最高裁判所を頂点として司法権を統一することによって、全ての国民に対して公平な裁判を受ける権利（憲法第32条）を保障することが挙げられる。また、裁判所の中で秩序ある法令解釈を行うことにより、法の下の平等（憲法第14条）を保障するという観点も挙げられる。　以上により、家庭裁判所が特別裁判所ではないことが証明された。　ちなみに･･･2005年に発足した知的財産高等裁判所であるが、これは東京高等裁判所の特別の支部である。高等裁判所も最高裁判所を頂点とする裁判所システムの枠内に入っていること、そしてその東京高裁の支部であることから、知的財産高裁も特別裁判所ではないと証明できるのだ。　ちなみにドイツは大陸法の影響からか、特別裁判所がたくさん設置されている国の代表例である。通常裁判所のほかに、連邦憲法裁判所、行政裁判所（行政訴訟等を担当）、労働裁判所（労働審判等を担当）、社会裁判所（年金、社会保障等を担当）、そして財政裁判所（税務問題等を担当）の合計6種類がある。　私から見たら、面白くて面白くて仕方がない分野である･･･！　以上、Nishikenの憲法講座でした。

Nov 4, 2010

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