5党による政党連合が導く未来!・・・となるか?
選挙情勢に急変をもたらす新党が27日に生まれた。その名は日本未来の党。嘉田由紀子・滋賀県知事を代表とする新党だ。代表代行となったのは飯田哲也氏(今年7月の山口県知事選挙に出馬し、惜敗)。当初は橋下徹・大阪市長が率いる日本維新の会と同様の首長新党かと思ったが、維新の会とは似て非なる首長新党だ。 基本方針は次の3つ。 ・卒原発(脱原発と同義語) ・消費税増税に反対 ・TPPへの交渉参加に反対 これに、小沢新党こと新党・国民の生活が第一と減税日本がそれぞれ解散・嘉田新党への合流を決めた。また、新党・みどりの風に移籍した前衆院議員が総選挙時に限って日本未来の党に所属するとのこと。 かつての55年体制崩壊~新進党結成の頃を思い出させるこの政界再編劇。私は「いつから韓国のように政党の離合集散が活発になったんだろう」と思った(韓国では日本以上に活発である)。この日本未来の党には結果として、以下の中小政党が合流することとなった。 ・国民の生活が第一(生活) ・新党きづな(15日づけで解散、生活へ合流) ・減税日本 ・反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党(後に減税日本と合併) ・みどりの風 今、上に挙げた5党は「脱原発」「反増税」「反TPP」で共通している。石原新党を吸収した結果、原発や消費税などの問題でチグハグになった日本維新の会とは違い、政策の基本方針が一致しての合流である。 まさに、5つのミニ政党による連合体が導く未来!である。美辞麗句かもしれないが。 5党が合流する日本維新の会、果たして30日現在、次の日曜日(12月2日)までに細かい政策のすり合わせや候補者調整は間に合うのだろうか!