ニシケンの北陸旅行記(その12)
前回(その11)では小松駅での特急通過待ちまで書いたのだが、今回は福井駅到着までを書く。 巨大トラクターが展示されている小松駅前広場。 私が乗っている332M列車(521系2両編成)は小松を出発し(8:24発)、北陸本線を西に向かう。 小松の西隣の駅・粟津。粟津温泉(加賀温泉郷を構成する温泉のひとつ)、那谷寺(真言宗。717年にその地に千手観音像が安置されたことを起源とする)への最寄り駅だそうだ。 粟津~動橋間にて。田んぼが広がる地帯だ。 加賀温泉に到着する際に奇妙なものを車窓から発見した。遠くに見えるあの金色に光る仏像は何だろうか? →答えはレジャーランドであるユートピア加賀の郷にあるモニュメントだった。高さ73メートルなり。 332M列車は加賀温泉の次の駅・大聖寺で特急の通過を待つため、6分間停車した。 大聖寺駅には新型のラッセル式除雪車が配置されている。見た感じとしてはDE15形ディーゼル機関車(ラッセル式除雪機関車)を近代化、小型化したようなものだ。 そうこうしている内に上り本線を特急サンダーバード12号・大阪行き(和倉温泉7:01発、4012M列車)が高速で通過していった。私が乗車している332M列車(金沢7:40発)は、金沢を35分後に出発した特急サンダーバード12号に追い越されたことになる。 大聖寺を出るといよいよ次は福井県(北陸3県目)に突入する。牛ノ谷、細呂木、芦原温泉と停車する。 芦原温泉駅は福井県屈指の温泉街・芦原温泉はもちろんのこと、東尋坊や永平寺への観光拠点となる駅だ。私にとっては何となくカニのイメージがあるのだが(多分、福井港で水揚げされるズワイガニのことだろう)。 そうこうしている内に332M列車の車内には乗客が増えてきた。県都・福井に向かう列車だから終点に近づくにつれて乗客が多くなるのは自然のことか。若い人たちも多くなってきた。 9:18、終点・福井駅(5番ホーム)に定刻通り到着。福井駅は2005年に高架化された駅であり、金沢駅と比較して真新しさを感じる(新車・521系と相まって)。 福井駅コンコースにて。 右側のポスターは北陸新幹線が敦賀までの着工が決定されたことを知らせるもの。現在は金沢駅西方10kmの白山車両基地まで着工済みだが、2012年6月29日に金沢~敦賀間の工事着工が国土交通省から認可された。 金沢駅と同様、高架駅となっても有人改札のスタイルである福井駅。 改札を通った後、私は駅構内の観光案内所を訪問。おすすめの観光スポットについて相談したところ、歴史スポット満載だということを知り、「地味だけど行ってみたいところがいっぱいある!」と思ったのだった。 福井鉄道の乗り場に近い西口。続きは(その13)にて。