2015年秋・新潟旅行記(その7)
その日の午前8時半過ぎに新宿を出発した私は途中、越後湯沢、長岡と途中下車をしつつも、午後5時半過ぎに新潟に着きました。ただ単に上越線を通り過ぎるのではなく、温泉に入ったり日本酒を試飲したりと、そこでしか出来ないようなことをして満喫しながら北上していきました。 新潟駅の駅名標。現在、新潟駅は高架化工事中のため、構内配線や連絡通路などがややこしく変遷しています。私が立っていた7番・8番のりばは仮設になっています。 8番のりば 17:35発 快速・糸魚川行き(8622M列車) 485系3000番台によるお得な快速列車。つい数年前まで全国津々浦々で活躍していたという印象の485系ですが、今や特急運用は青函トンネルを通る白鳥号のみ。しかも3月26日の北海道新幹線開通を前に、3月21日に営業運転を終了することにより、定期特急運用が消滅します。 (左)17:43発 白新線 普通・豊栄行き(669M列車、2番のりば) (右)17:43発 越後線 普通・吉田行き(158M列車、1番のりば) 両方とも115系。JR東日本・新潟支社には「国鉄新潟」と形容されるほど国鉄世代の車両が多く残っているのが特徴です。しかし新型のE129系、E653系の導入でどこまで車両数が減るか気になり始めました。 1番のりばを表示する行燈と地下通路が、懐かしい国鉄時代の雰囲気を醸し出している気がします。 17:41発 磐越西線 普通・馬下行き(2238D列車、3番のりば) 初代新潟色のキハ40系でした。 新潟駅万代口。秋分の季節のトワイライトな夜空の下でライトアップされて、きれいに見えます。 私にとっては2007年9月の大学ゼミ合宿以来、8年ぶりの新潟駅です。 駅前に直結している、新潟交通のバスターミナル。明日はここからバスに乗ってフェリーターミナルまで向かいます。 駅からしばらく歩いて萬代橋の上で、1枚フラッシュ撮影。 この萬代橋は1929年完成。1886年に完成した初代から数えて3代目になるもので、当時は新潟市内の信濃川河口付近にかかる初めての橋でした。橋が無かった時代は渡船で連絡していました。 現在の3代目は側面に御影石の化粧板を施した重厚な造りで、建築史上の価値が高いとして2004年に国の重要文化財に指定されました。 さて、その時まだ夕食をとっていなかったので、バスで新潟駅前まで戻りました。 改札の向こう側の1番のりばには、最新型のE129系が停車していました。 駅構内を適当に周り、万代口にある食堂で夕食としました。 入ったのは「ちゃぶぜん」さん。地鶏の唐揚げ定食。 無事完食。ごちそうさまでした。 (続く)