自分はアスペルガー症候群・・・なのか?
これはもう、告白かもしれません。私はおそらく、アスペルガー症候群の可能性が高いです(ただし、医師の診断はまだ受けていません)。それを確信したのはつい最近のことです。24日(日曜日)、職場の元上司に薦められてとある本を買いました。 「大人のアスペルガー症候群」(講談社) この本には、私の過去の言動のほとんどが事例として書かれていました。 詳しくは後述しますが、小学生時代から「友達を増やしたい」と思ったことはありませんでした。中学生から大学生の頃まで特定の部活・サークルにも所属せず、ずっと帰宅部でした。一人でいること、一人で行動することが好きだったからです。その結果、私には友人はいるものの、多くはないという状態になりました。 幼稚園時代からの自分を振り返ってみると、思い当たるフシは多数ありました。それを箇条書きでまとめてみました。 私に当てはまる特徴 (良い面。他人からの指摘で分かることが多い) ・よく「素直だ」と言われる。 ・一定の作業を正確に、緻密にこなせる。 ・反復作業、単純作業をいとわない。 (悪い面。自覚していることが多い) ・人の話を聞けない。他人のジェスチャーによる意図を読み取れない。 ・一人で一方的に話し続けることが多い。会話はどうしても自分中心になることが多い。 ・「話し方が変だ」と言われることがある。 ・会話がパターン化している。 ・自分だけに通じる言葉を使う。 ・友達が少ない。一人でいる方が楽。仕事以外で自分から他人に話しかけることが少ない。 ・周囲がどう思おうと、関係なく行動することがある。 ・場にそぐわないことをする。礼儀を弁えない。 ・社会人としての常識がなかなか身につけない。 ・興味・関心が偏っている。特定のことしか楽しめない(私の場合、鉄道、バスなど乗り物全般)。 さて、ここから先は私の黒歴史といっても良いかと思います。 (幼稚園~中学時代) ・集団行動が苦手だった。運動会ではダンスが大嫌いで、小1の頃には本番でもみんながダンスしている中で、自分だけグラウンドに座っているだけだった。 ・小4の頃から一人遊びが多くなっていった。 ・「友達を増やすこと」の意味が分からなかった。 ・小6の時、日光へ林間学校に出かけた。貸切列車(東武6050系)で移動中、同級生がみんなで会話しているのに、一人でずっと車窓を眺めていた。 ・中学の卒業遠足(ディズニーシー)の際、単独行動禁止だったにもかかわらず、わざとはぐれて一人で園内をブラブラと歩いていた。結果として、同級生や先生に迷惑をかけた。 (高校・大学時代) ・相対的におとなしくなっていった。 ・特定のクラブに加入せず、ずっと帰宅部だった。 ・新しい出会いを好まなかった。友達を積極的に作ろうともしなかった。 ・周りの生徒や教師とほとんど会話をしなくても卒業できた。 (働き始めて) ・就職活動では、筆記試験では合格したこともあったが、面接は全敗だった。 ・言われたこと以外は、やろうとしない。 ・努力してもミスが減らない。 ・「温厚」だと評判の保護者からクレームの電話が来る原因を作った。 ・生徒に「バカだよ」と言った当時の上司に対し、激しく怒ったことがある。 ・保護者と対面する際には緊張する。 (プライベートでは) ・冗談や皮肉が分からない。冗談に本気で反論する。 ・街コンで、無理に冗談を言ってみたところ、大ひんしゅくを買った。 ・「学者みたいな話し方」だとか「論文を読むような話し方」だと指摘された。 ・休日は一人でのんびり過ごしている。自分から友達を誘うことは滅多にない。 ・自分で勝手に劣等感を抱いている。 ・新しい彼女を探すことすら興味が湧かない自分を、怖く感じている。 思い当たるものとしては以上ですが、もっと見つかりそうな予感がしてなりません。私は現在でも例えば「山陽本線の駅名覚えなきゃ・・・」とか、「西鉄バスの車庫の名前は・・・」と、他人から見たらすこぶるどうでもいいことに関心を持っている男です。 上記の本を一通り読んだ際の感想は、「やっぱり母さんの指摘は正しかった」。これに尽きます。母は例えば、私が就職活動をしている際には「君、営業に向いていないよ」とハッキリと言いました。それに対して私は、母の忠告を一切無視し、自分はなぜ営業に向いているのかさえ考えないまま(自分の特性に気づこうとせずに)、ダラダラと就活をしていました。 できれば、本当にアスペルガー症候群なのか診察を受けたいところですが、残念ながら大人の発達障害に対応できる病院はまだ少ないのが現状です。自分は本当に陥っているのか分かるのは、ゴールデンウィーク明けになりそうです。 長い告白になりました。自分の過去を清算し、気持ちを整理するためにこの記事を書きました。正式に診断結果が分かれば続編を書こうと思っています。では。