私鉄の特急の記録について。
4月21日、東武鉄道で新しい特急列車・リバティの運行が開始されました。リバティこと500系は東武にとっては200系(りょうもう)以来26年ぶりとなる新型特急電車です。 4月21日の東武ダイヤ改正の大きな特徴は、日光線・鬼怒川線の特急列車が増発されたこと(平日は5本、土休日は9本の増発)。そしてもう一つの特徴は、500系リバティを利用して特急の分割・併合運転が開始されたことです。例えば浅草発着なら途中の下今市で日光方面と鬼怒川・会津方面へと分割したり、その逆もあったり。一編成3両なので柔軟な運用が期待されています。 そこで、私鉄の有料特急の記録や性格をまとめてみました。 ~走行距離の長い順~ 1:近鉄・京伊特急 京都~賢島間、195.2km 2:東武・特急リバティ会津 浅草~会津田島、190.7km 3:近鉄・名阪特急 大阪難波~近鉄名古屋、189.7km 4:近鉄・阪伊特急 大阪難波~賢島、176.9km 5:近鉄・名伊特急 近鉄名古屋~賢島、144.8km 6:東武・特急けごん 浅草~東武日光、135.5km 7:東武・特急りょうもう 浅草~赤城、115.0km 8:東急~西武直通・S-TRAIN 元町・中華街~西武秩父、113.8km 9:名鉄特急(広見線~名古屋本線) 新可児~豊橋、111.1km10:小田急・ロマンスカー・メトロはこね 北千住~箱根湯本、104.4km 関東だったら東武、関西だったら近鉄のそれぞれ独壇場になっています。どちらも広大な路線網を誇る鉄道会社なのでバラエティに富んだ有料特急が走っています。 ~走行距離の短い順~ 1:近鉄・阪奈特急 大阪難波~近鉄奈良、32.8km 2:東武・特急アーバンパークライナー 大宮~運河、33.2km 3:東武・特急スカイツリーライナー 浅草~春日部、35.3km 4:近鉄・京奈特急 京都~近鉄奈良、39.0km 5:南海・特急ラピート 難波~関西空港、42.8km 6:南海・特急りんかん 難波~橋本 44.0km 7:西武・レッドアロー小江戸 西武新宿~本川越、47.5km 8:西武・レッドアローむさし 池袋~飯能、57.8km 9:近鉄・京橿特急 京都~橿原神宮前、58.4km10:小田急・ロマンスカーえのしま 新宿~片瀬江ノ島、59.9km ここまで挙げた列車は、空港へのアクセス特急か、通勤需要を見込んだ特急のどちらかに二分されます。小田急ロマンスカー(えのしま)や近鉄の京奈特急のような観光客向けの特急は少なめです。 ~乗車時間の長い順~ ここでは起点から終点までの乗車時間が長い順番に紹介します。 1:東武・特急リバティ会津111号 3時間24分(平日) 2:近鉄・京伊特急(1400列車、1500列車) 3時間0分(平日) 3:近鉄・阪伊特急(6804列車) 2時間36分(平日) 東京から会津へ、大阪・京都から伊勢志摩へ、という観光重視の長距離特急が上位に立ちました。近鉄特急の場合、ビジネス需要も兼ね備えているかと思います。 ~乗車時間の短い順~ 1:名鉄・ミュースカイ(中部国際空港~名鉄名古屋) 28分 2:近鉄・京奈特急 36分 2:近鉄・阪奈特急 36分 他多数ありますが、ミュースカイの28分はさすがの短さというべき。空港から名古屋市中心部まで二十数分で移動できるのはミュースカイの最大の魅力ですね。 以下、必要があれば拡充する予定です。何かご指摘がありましたら掲示板など何らかの形でのメッセージをお待ちしています。