「まちカドまぞく」の伊藤いづも先生、長期休養へ!
今年の夏に、アニメ「まちカドまぞく」が放送されました。「きららシリーズ」にとっては令和最初のアニメ化作品でした(ちなみに平成最後のアニメ化作品は「アニマエール!」)。 その原作者である伊藤いづも先生はTwitterで、体調不良による長期休養を発表しました。その内容があまりに過酷というか凄まじいものと感じたため、転記します。 斜字はNishikenによる注釈。 ~体調不良の経緯、主な症状について~ 急な長期休載で読者の方に心配をおかけしたくないため、現在の体調について説明させていただきます。 休載の主な理由は、先月(10月)説明した通り自律神経失調症です。 連載中、2年くらい前に一度高熱を出し、扁桃腺を大きく腫らして完治した後に、疲労するたびに喉と耳の奥が腫れる癖がついてしまいました。 元々筆が遅く、集中すると休憩を忘れる悪い癖があったのですが、これ以降原稿が佳境に入るたびに体調を崩してスケジュールが遅れ、入稿後に寝込んでまた時間を無駄にするという悪循環を放置しているうち、食事や運動、生活リズムがどんどん疎かになっていきました。 仕事が楽しいので原稿中はあまり辛さを感じず、危機感が無かったのですが、耳の腫れや詰まっている感がどんどん慢性化していき、アニメ化関連の仕事が大部分終わると同時に、急に気が抜けて体と腕が動かなくなり、強いめまいや頭痛、関節痛、視界の異常や、ろれつが回らず次にやることがよく分からなくなるなど、仕事にさしさわりのある症状が一度に出てきました。 病院で検査しても脳や血液などに異常がないため、過労や緊張による自律神経の乱れという診断になりました。 先月号(「まんがタイムきららキャラット」2019年12月号)では急遽休載を頂き、11月後半に2週間ほど療養や片付け、監修作業などをしながらゆっくり仕事をしていたのですが、私の予想より回復が思わしくなかったため、編集さんと相談し、一度長期休養をとって体力をつけなおすことにしました。 漫画をかくこと(と、ほかの人の漫画を読むこと)は私の生きがいのため、しっかり療養し、生活スタイルを見直して、今後も長く作品を作っていけるよう、回復に努めたいと思います。 私の体調管理の至らなさからこのような長期休載をすること、重ねてお詫び申し上げます。 伊藤いづも (引用終わり) 今年10月といえば、アニメ化に関する仕事が大体終わった頃です。そこからドッと疲労が溜まってしまったというのは想像に難くありません。私は伊藤先生の復帰を待ちます。