山口線に乗って、山口市へ出かける!(後編)
山口県の県庁所在地である山口市の中心駅、山口駅です。 東京駅どころか甲府駅より格段にしょぼい駅です。新幹線が停車する新山口駅や、県内最大都市の下関駅の方が立派です。 山口市は1955年の国勢調査以来、全国の県庁所在地の中で最下位の人口でした。しかし2005年から'06年にかけて、山口市は周辺4つの町と対等合併(平成の大合併)。現在は全国47の県庁所在地の中、45位の人口(約19万4,000人)です。 ちなみに東京都の都庁所在地は「東京23区」とみなされます。1991年に都庁が千代田区丸の内3丁目(現在の東京国際フォーラムの場所)から新宿区西新宿2丁目に移転しました。地理の教科書でも、東京都の都庁所在地を「新宿区」と表記すればいいのに。 山口駅からしばらく歩くと商店街や官庁街にたどり着きます。山口市役所のそばを通り過ぎ、少し歩いていきます。小高い丘に有名な教会があると聞いたので行ってきます。 山口サビエル記念聖堂というキリスト教(カトリック)の教会です。 日本史の教科書では「ザビエル」と紹介されていますが、ここでは「サビエル」と濁らないのがポイント。フランシスコ・ザビエルの来日(山口での布教活動)400周年を記念して1952年に初代の聖堂が建てられました。その初代聖堂は1991年に火災により焼失。現在の聖堂は1998年に完成した2代目のものです。 「せっかくやけ」、聖堂の中を見学してみたかったのですが、コロナ感染対策のために無期限休業中でした。 このまま帰るのもつまらないので、聖堂の裏側にある公園へ向かうことにしました。 公園に続く階段をずっと登っていくと、広い空間へと出ました。 これが亀山公園山頂広場です。そこにはだだっ広い芝生の空間と、幕末の長州藩主・毛利敬親の騎馬像があります。 適当に見たところで小倉に帰ることにします。 14:28発 特急・スーパーおき3号 新山口行き(3003D列車)1番のりば このスーパーおき3号は、鳥取(9:29発)から山陰本線、山口線を通って新山口まで行く列車です。終点まで5時間以上もかかります。 新山口駅で新幹線に乗り換え。恐らく2021年初の新幹線乗車です。 のぞみ38号(博多14:39発、名古屋17:58着)が通過。 15:15発 こだま851号 博多行き 12番のりば この、ハローキティとコラボした500系に乗って小倉まで帰ります。 車内はキティちゃんだらけ!! JR西日本の乗務員の衣装を着たキティちゃん。なかなか可愛いです。 これはJR東日本とJR東海はできまい。 厚狭駅にて5分ほど停車。 さくら558号(鹿児島中央13:34発、新大阪17:38着)とすれ違いました。 その後、小倉で降りて帰宅したのでした。