~兵庫県知事選挙2021~43歳の若き知事が誕生!
私は昨年12月、兵庫県で現職の井戸敏三知事が引退を表明したとき、「お疲れ様でした」と一言書きました(2020年12月11日の日記)。だが当時は65歳の副知事が現職の後継者として立候補の準備をしている状態でした。そのうえで私は、「本当は、次の知事は50歳くらいの人がいいんだけどね」と本音を漏らしました。 ですが兵庫県知事選での対応をめぐって自民党が分裂。自民党本部は大阪府庁を退職した斎藤元彦氏(43歳。もともと維新が推薦)、自民党の県議団は元副知事の金沢和夫氏(65歳)を、それぞれ推薦しました。兵庫県の自民党にとっては初めての保守分裂選挙となりました。 結果は、斎藤元彦氏が当選。43歳という若き知事の誕生です。 結果は以下の通り。 当 斎藤元彦 858,782 金沢和夫 600,728 金田峰生 184,811 中川暢三 140,575 服部 修 46,019 兵庫知事選、元大阪府課長の斎藤元彦氏が初当選…43歳・現職知事3番目の若さ(18日、読売新聞) 20年ぶりに新人同士の争いとなった兵庫県知事選は18日投開票され、無所属で自民党と日本維新の会が推薦する元大阪府財政課長の斎藤元彦氏(43)が、前県副知事で自民県議団などが支援する金沢和夫氏(65)ら無所属新人の4人を破り、初当選を果たした。投票率は41.10%(前回40.86%)だった。 知事選では長らく、共産党以外の「オール与党」に近い体制で現職や後継候補の副知事を支援する構図が続いたが、今回は候補擁立を巡り、自民が初めて分裂。自民県議団が金沢氏を擁立したのに対し、これに反発した県議の一部と国会議員が斎藤氏を支援した。 5期20年に及ぶ井戸敏三知事(75)の県政の是非が主な争点となる中、斎藤氏は県政の刷新や、大阪府との連携強化などを訴えた。選挙中、自民の下村政調会長や丸川五輪相のほか、維新副代表の吉村洋文・大阪府知事らも応援に入り、幅広い層に浸透した。 金沢氏は、副知事として井戸氏を11年支えた実績をアピール。「県民党」を掲げ、井戸氏や自民県議団が推したほか、立憲民主、国民民主両党の県連は政党色を出さないように、あえて推薦や支持を控えて個人レベルで支援にまわったが、及ばなかった。 斎藤氏の任期は8月1日から4年間。全国知事会によると、北海道の鈴木直道知事(40)、千葉県の熊谷俊人知事(43)に次ぎ3番目に若い現職知事で、兵庫県では戦後、歴代最年少の知事となる。 (引用終わり)