お家買う時、名義は誰に?共有がいいって本当?
多分多くの方は、マイホームが最も大きな買い物になるのではないかと思います。その人生最大の買い物、「名義は共有にした方がいいよ」って話聞いた事ある方もおられるのではないでしょうか?今回は、お家の名義を誰にするのか?夫婦で共有した方がよいのか?について簡単にお話いたします。 不動産の名義を共有にすると、以下のメリットがあります。 ・購入時、「住宅ローン控除」がそれぞれ受けられる ・売却時、「居住用財産譲渡3,000万円特別控除」がそれぞれ受けられる例えば、夫婦が共働きでペアローンを組むとそれぞれのローン残高に応じて控除が受けられ、売却時に利益が発生した場合、最大3,000万円まで課税されない特別控除をそれぞれが受けられます。税制面でとってもお得ですね。ただ、以下のデメリットもあります。 ・決定事項は所有者全員の同意が必要 ・それぞれの所有者に諸経費が発生する ・どちらかが亡くなった際、相続の対象となる例えば、一方が「売りたい」と思っても、所有者全員の意見が一致しなければ売却はできません。また、各種税金やローン時の手数料や様々な費用がそれぞれに発生します。そして、相続となると不動産の評価額によっては相続税が発生する場合もあります。もちろん、途中で共有名義を単独名義に変更する事も可能です。この場合ももちろん所有者全員の同意が必要です。また、評価額に応じた金銭のやり取りがなければ、「贈与」とみなされ、基礎控除(110万円)を除いた金額に贈与税が課税されます。 ※贈与税率は10%~55%(1,000万超えると40%、3,000万超えると50%・・・贈与税デカい。。。) さて、今回は家の名義、共有にするとどうなるか?についてお話しました。現在の状況(人間関係や税制など)が永遠続くとは限らないので不確実な事も多いですよね。また、購入金額や共有者等によって、単独名義・共有名義のどちらが良いのか変わってきます。良く調べて決めていただければと思います。