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カテゴリ:その他法律関係
皆さん、法律で「努力義務」って聞いた事ありませんでしょうか? 今回は、この努力義務に関して簡単にお話したいと思います。 まず言葉の意味として、「義務」は絶対に守らないといけない事。 「努力義務」は守るように努めないといけない事。 つまり、「絶対ではないけど、守るよう努力してね」って感じです。 ちなみに法律では、「義務」は、「~してはならない」もしくは「~しなければならない」ってな書き方となり、守らないと罰則が科される事があります。 「努力義務」は、「~しないよう努めなければならない」や「~するよう努めなければならない」ってな書き方となり、守らなかったとしても罰則はありません。 じゃあ、「努力義務なら守らんでもよかね~、罰則ないとやろ~」って事にはなりません。 確かに義務とは違い、違反しても罰則は科されません。 が、努力義務を怠ったが故に発生した損害などには、損害賠償を請求される場合があります。 また、現在は努力義務でも、将来は法改正により義務へと変更される可能性があります。 よって、今のうちから「努めて」いた方が良いですね。 さて、今回は、努力義務と義務の違いについてお話しました。 必ず守らなければならない「義務」と守るよう努める「努力義務」違いが分かりましたでしょうか? ちなみに努力義務の具体例としては、道路交通法における「自転車のヘルメット着用」や、高年齢者雇用安定法における「70歳までの就労機会確保」などが挙げられます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.09.15 18:52:19
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