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カテゴリ:手術全般
さて先日のことですが、当院ではエレックス社のYAG/SLTレーザー機械、タンゴネオを新規導入しました。
これは白内障の術後に一定の確率で発生して視力低下を引き起こす後発白内障(こうはつはくないしょう)に対して後嚢(こうのう:水晶体の袋の後ろ側の部分)切開術を施行するためのYAG(やぐ)レーザーと、緑内障の眼圧を下げる効果のあるSLT(えすえるてぃー)レーザーの2つがニコイチで1つに収まったスタイリッシュなマシンです。 自分は以前からエレックス社の製品が大好きなのですが、その理由は筐体がコンパクトで同時にデザインがとても美しいからです。大切な患者様を常に最高の笑顔でお迎えしたいですし、そのためにもまずはスタッフの我々自身が快適でリラックスした環境下で仕事を継続出来ることが大切だと考えています。 さてそれではマシンの実際を見ていきましょう。 旧型機種に比べて、操作画面が大型化されてより快適になりました。また顕微鏡の性能が上がって非常に見やすくなりました。 機能面で言うと、旧機種ではピントを後ろ側にしかずらせなかったのが、 新機種ではピントを前側にもずらせるようになりました。これは大きな進化です。 具体的なメリットを言うと、白内障術後に前嚢収縮(ぜんのうしゅうしゅく:水晶体前面の袋が収縮してくること)と言うものが発生して視力低下や視界が狭くなったりと言う合併症が起こることが稀にあるのですが、そういう時にピントを前にずらせると、より安全に前嚢切開と言うレーザー治療が出来るのです。 またレーザー自体のパワーも上がっていて、それもとても快適に感じました。「切れ味良いねー。」と思いました。当院ではメインテナンスをしながら旧機種は開院以来16年間使い続けていただけに、より新機種の素晴らしさが滲みたのかもしれません。(笑) ディーラーの吉田メディカル様、製造発売元のエレックス社様、本当に有難う御座いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.11.10 09:33:45
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