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カテゴリ:手術全般
さて先日紹介した、エンジェニュイティー(NGENUITY® )3D ビジュアルシステムですが、高いポテンシャルがありそうだったので、製造販売元の日本アルコン社様とディーラーの吉田メディカル様のご厚意で松山市のアルコントレーニングセンターにウェットラボに出かけてきました。
これは具体的に言うと、人間の顔の模型に豚さんの目をセットして実際に白内障手術をやって見るというものです。何故豚さんかと言うと、流通量が豊富で目が手に入りやすいのと構造が人間と似ていて手術トレーニングに最適だからです。 ちなみに20年以上前私が研修医だった頃には、今回もお世話になった同じ日本アルコン社のトレーニングセンターにお邪魔して連続で10眼以上豚眼で手術の練習をさせて頂いたこともあります。本当に昔からお世話になっているんですね。ちなみに手術機械も道具も患者様に使っているものと全く同じです。 手術準備中の写真。↓ 実際の手術の様子。↓ 豚さんの目を模型にセットしたところ。↓ 手術が終わって、無事に目の中に眼内レンズが入っているところ。↓ さて結論を言うと、このエンジェニュイティー(NGENUITY® )3D ビジュアルシステム、凄くいいと思いました。良く見えるし立体感があって目の中の深さがはっきりと分かるし、「手術眼科医としての寿命を延ばしてくれる魔法のシステム」だなと感じました。 自分は今の従来型の顕微鏡を使っての手術で特に問題を感じていないので現時点では導入はしませんが、後10年とか、もう少し年を取ったら検討しようと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.09.07 14:48:01
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