人間仁科のブログ・八重山見聞録外伝

イージスの見張りは「危険性がないと思った」そうである。さすがである。相手（漁船）が動かないともでも思ってるか、避けるのはオマエらのほうだよアハハハ。こっちは天下のイージス様だ。アホウ。としか思ってないことを告白したって事である。

勿論、たいそう統率が取れている組織であろうからこのように思っているのは当該自衛官だけでないのは道理である。乗ってる皆様そう思っていたのだろう。大丈夫大丈夫、あっちが避けるから。ってなもんである。

イージスの乗組員の皆様、今頃こう思っている筈だ。「なんで清徳丸、避けないかなぁ。俺らが来てんのわかるだろうフツー。なぁ頼むよ～。避けてくれよ～。これじゃまるで俺らが悪もんじゃん」

そういう組織なんである。聞くところに拠れば。

石波防衛相が前面に出るのは当然であるが、現場の責任者、当事者らの姿が一向見えてこないのが気に入らない。みんなが悪かった。組織が悪かった。連帯責任です。どうもスイマセンでした。あいつとこいつを解任しますからそれでご勘弁を。ってな幕引きにするつもりだろうが、そうは問屋が卸したくなぁ。だってそうだろう。連中がその手に握っているのは何百人も何千人も大量に人を殺せる近代兵器なのだ。緊張感がありませんでした！で済ませられる話では断じてない。