人間仁科のブログ・八重山見聞録外伝

品川某なる芸人さんが人気ブログの秘訣なるものを明かしてくれたそうだ。秘訣は四つ。
「誰の悪口もかかない」
「愚痴を書かない」
「楽しかった出来事を書く」
「人の好きな部分を書く」
ということらしい。至極ごもっとも、出来るものなら私もそのようなブログを日々書いてみたいものである。

しかしながら人気商売たる芸人風情に御教示されるは無用である。平成の世に何百万のブロガーの在るかは不明であるが、多くはてめぇのブログを人気ブログにしようなんて思っちゃいないのだ。くだんない思いや馬鹿馬鹿しい考えやクソ面白くないも日常を吐き出さんと書きつづけ、足掻きつづけているのである。もしも何百万のブログのことごとくに綺麗ごとばかり書かれた日には真の末法である。日本沈没である。国内の犯罪は三倍増、四倍増にもなるだろう。

人気とりしてる連中の素顔を見てみるがいい。はっきり言うがブログでも書籍でもテレビ番組でも人気の連中ほどアホである。人気を取ったら人間のくずみたいな連中が大半である。連中は負にまみれた素顔を公に出さなければ人気やら好感度のパラメーターがあがっていくことをご存知である。だが、人気やら好感度なんちゅうものはパラノイアの象徴以外の何ものでもなく、己がパラノイア総合失調症患者であることを証明するために血道をあげ、東奔西走し、躍起になり、記事や写真や映像の中で好人物・善人・賢人を演じ続けるだから救いがない。逃げ道はあるが、抜け道はない。そこから逃げ出さない限り、一生、死ぬまで誰の悪口も書かず、愚痴を書かず、楽しかった出来事だけを書き、人の好きな部分だけを書き続け、画面やフレームの中で笑い続けなければならないのである。考えただけでおぞましいではないか。

万人のブログによって批判され、叩かれ、貶されて然るべき連中や出来事はこの世に腐るほどあるのである。そのような現状にあって万人が綺麗ごとばかり書き続けられるわけがない。取りあえず、私が現在批判し叩きまくりたいのは海自と橋下某である。前者は腐った組織。後者は腐った公人だ。バラエティ番組やタレントとはわけが違う。税金で給料をもらってる連中が批判に晒されなければ加速度的に腐敗して行くのは世の慣わしなのだ。橋下某なるナルシストの坊やを知事にした大阪府民はよくよくそのことを覚えておいていただきたい。