カテゴリ:時事ネタ
昔から繰り返し使われてきたモチーフであるが、ヒトってのがどうにも猿っぽく見えて仕方ない昨今である。
我と我が身を振り返ってもそうであるし、他人や周囲の動向なんぞを窺ってみてもヒト=猿説に確信を抱くばかりだ。 まず何よりヒトは集団を成さねば生きていけないってところが猿っぽい。家族だ親族だ一族郎党だ友達だ同窓生だ会社だクラブだ政党だと所属組織を求め、そこで規範に倣い、規約に従い、社会性などいう共同幻想を身にまといつつ肉体的にも精神的にも物理的にも所属集団への依存によって生きるのである。現行、その極めつけは国家と言う集団となるのは言うまでもない。 で、子殺しが出来るってのも猿の様式だ。 一般にはあまり知られてないかも知れないが猿ってのは子殺しをやる。小集団を成す種類の猿なのであるが、政権交代でその小集団のボスが入れ替わると前ボスの血縁を引く子供は全員ニューリーダーの手で殺されるのである。じゃ、母猿がそれに抗議したり抵抗したりしないのかと言うと母は我が子を殺されると逆に発情するらしく、すぐに新しいボスの子を身篭ることになるのである。発情ってのものの仕組みが垣間見えるチョット怖い話であるが、発情システムがゆるくなってるヒトの世界では皆さんおなじみの話であると存ずる。 他にも猿様式はたくさんあれど私が感ずる猿っぽさナンバーワンは「強い指導者を求める」ってヒトの姿勢態度心根ではなかろうか。大きな集団を一個体(大将)が仕切る君臨する威張るって構造は数多い生き物の中でも猿に特有の性質であり、社会性を持つ生き物は他にもあれど一個体が統治する形態ではないのである。 特に我々ニッポン人は強い指導者大好きだ。やってることや言うことの中身や結果なんかどうでもよくて指導力が第一なのである。明けて平成21年となった今も前々総理の小泉某が根強い人気を持ってることがその証左である。中身はどうあれ彼が強い指導力を持っていたことだけは間違いない。 しかし、この強い指導力を求めるって姿勢にこそがヒトの最大の弱点であるように思えてならない昨今なのである。我々が猿世界から脱却することは無理なのだろうか… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.05 09:33:37
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