◎ガーシュインの伝記映画から
I hope you are all fine.It was very cold outside today.No wonder. Today, Jan. 20th is a dayknown as "Taikan", the coldest day in a year.I am feeling better comparing to the past few days.---------------------------------------今日の通訳表現は、私が今、はまっています、作曲家ガーシュインの伝記映画のセリフを取上げます。『アメリカ交響楽』という映画です。年明けに熊本に出張時に、偶然に広場で販売しておりましたので購入しました。さて、この映画は、通信講座の皆様には人数分購入して、差し上げます。実に面白いです。英語の表現も気が利いているものが多く、また、全編、ガーシュインの音楽が流れますし、[ラプソディーインブルー]がほぼ全部流れますので何度も観ております。さて、以下の表現ご参照ください:-------------------1)これは、ガーシュインが初めて音楽関係の採用通知が 来た時のセリフです。 We gotta have to start somewhere,mama. What a break!「とにかく、何でも始めてみない事には」という意味合いと思います。What a break! とは、「やったね!」ですね。2)「ガーシュインの母親がピアノを子供達に 教えさせようと中古のピアノを購入しました。 その時に、言ったせりふです。 A piano in the house: it's a sign of culture. ピアノがあるお家。文化の証し、という意味合いですが、 意訳して、「中流階級(家庭)の仲間入りだわ」という 訳語ではどうでしょうか? a sign of culture は、他にも使えますね3) ピアノを購入したので、ガーシュインの兄ちゃんに 母親はレッスンを受けさせようとしますが、 その時、兄ちゃんが I have a heart. といって言います。「これは勘弁してよ。」という意味合いになると思います。4) ミュージカルのプロデューサーとの面接で、 タバコを勧められて(Have a cigar?) No, thanks. It might hurt my wind. と ガーシュインが断ります。 wind とは、肺、音声器官とか 肺活量の事ですね ですので、「タバコは、音楽家として 肺に悪いですから」、という意味合いですね5) 最初の就職先ですが、劇団のダンスなどの 伴奏でピアノをひく仕事ですが、 代用のピアノ奏者をa relief pianist といっています。substituteでなくて、relief もこうした意味で使えますね。6)その劇団は嫌がらせがあり、 すぐに辞めるガーシュインですが、 師事している音楽の教授に相談に行ったときに、 今後の方向性について、教授から 色々なこれまでの作曲家の話を受けます。 ベートーベンのところで、 He(ベートーベン) said "This is the way it must be done."音楽を通して、こういっている、というセリフですが、 This is the way it must be done. とは、有名な、「運命はかく扉を叩く」の訳ではないかと思います。 7) 同じくシューベルトの話で、 He died young. と教授が言います。 これは、若くしてなくなった、という意味合いですね8) ガーシュインは、失恋し、音楽に打ち込む一方に なるのですが、過度の仕事が祟って、 体調を壊します。その時のセリフ、My fingers don't obey me.指が言う事をきかない、という意味合いですね以上、ご参照下さい。ご質問は何なりと。末次通訳事務所 英語通訳 末次賢治 拝