お世話になりまして、有難う御座います:末次通訳事務所です。
以下、講義をお送り致します。ご参照ください
「通じる英語のコツ」
英語:通じる言い方のルール
受講者の皆様、以下、ご参照ください:
1. 結論(言いたい事)大切な事・重要な事を最初に言う。
そして理由・状況を言う。
(例)私は、大学時代バレーボールの選手として活躍し、
卒業後も 実業団の選手として活躍した、男性と
結婚しました。
理論的加工:
私は結婚してます。私の夫は、バレーボール選手でした。
大学時代・実業団と活躍しました。
⇒I am married. My husband was a volleyball player.
He was a good volleyball player in his college team
and company’s team.
★上の日本語の課題文章をそのまま英語にしても通じません。
英語では、結論から先に言いますので、
> 上の私訳の通りになります。
2.最初にアウトライン、そして詳しく言う。
(例)私はこの案には反対です。理由は3つあります。
1) 経済的に考えると・・・・・
2)道徳的に考えると・・・・・
3) 以前、同じ様な事がありましたが・・・・・
>
★悪い例
> 「私の意見ですが、経済的には資金難という事でもあり、
道徳的にもどうかと思う部分もありますし、
以前の例においても余り上手くいってませんし、
なのでこの件には反対です」という言い方が日本語、
特にお役所文書に多くみられますが、
これは、文中の情報が多すぎて判り難いものです。
ですので、箇条書き的に上の例の様にまとめます。
そして、まとめたものを英語にします。
3.意見と事実を区別する。
> 田中さんは若くて、美人の先生です。
(例)田中さんは、若い方です。
先生をしていらっしゃいます。・・・事実
>
> 田中さんは美人だと思います。・・・意見
★英語でも日本語でもそうですが、
事実と自分の意見とは切り離して、分けて言う事が
通じる英語のコツです。
Ms. Tanaka is a young school teacher.
> I think she’s beautiful.
別の例
「インターネットが現代生活に欠く事が
出来ないものであることは否定できない」
> ★学校などでの英語教科では
There is no denying that the internet is indispensable to modern
living.と教えますが
これは違います。
★「インターネットは現代生活に欠かせません」という事は
事実ですね
★「欠かせないという事は否定できない」という事は、
この発話者の意見になります。
★ですので通じる英語では、
The Internet is indispensable to modern living.
We cannot deny that. と
> 事実と意見を分けて言います。お分かりでしょうか?
4.1つの文には一つの情報
(例)5人の乗客が乗っているバスが、今通り過ぎました。
> ⇒ 今、バスが通り過ぎました。
そのバスには、5人が乗っていました。
★箇条書きの所でも申し上げましたが、
情報を切り離して文章を分けて言う事が大切です。
★以前の翻訳講習で取上げましたが、
「私は富士山で有名な静岡県に住んでいます」という場合、
> 「私は静岡県に住んでます」「静岡県は富士山で有名です」
という具合に分けて、英語で言います。
この様な工夫が自然に出来る様に練習する事です。
5.「判りきっている事当たり前の事は言わない。」
(例)
「うららかな春の季節、陽も段々長くなります今日この頃~」:
★季節が春になれば、陽も長くなり、過ごしやすくなりますね。
これは当然のことですので、言う意味がありません。
手紙の書き出しとしては、
英語ではこの部分はそのまま言いません。英語で言う場合は、
I hope you enjoy spring season. などとなります。
・カネボウ for beautiful human life
⇒企業が、人間社会の為に製品を開発したり、
サービスするのは、当たり前。
わざわざ言うのは、おかしい。(英語の論理に合わない。)
>
5.日本語では言葉にしない「・・・・」の部分を英語にします。
(例)「課長、すみません。私、今日、
急用がありまして・・・・・」
↓
「課長、今日は、会社を休みたいのですが。」
> 上を英語に通訳する場合は、日本語の「・・・」の部分を
英語にしますので
> May I be excused today? となります
6.「日本語特有の控えめな言い方を、英語ではしない。」
(例)・「私にはこれを言って趣味は有りません。」
⇒英語に出来ません。
上の日本語を仮に英語にしても、全然通じなく、
外国人から(変な人)と不気味がられる
・恐れ入りますが、ご挨拶させていただきます。
⇒「挨拶できてうれしい」という考えに変えて、
“ I’m very happy to make a speech.” とする。
<~させて頂きます。謹んで申し上げます
恐縮ですが~です>と言う日本語の言い方は
I’m very happy to~で対応します。
「僭越では御座いますが、一言ご挨拶させて頂きます」
I’ m very pleased to make a speech.
という言い方になります
★日本語を英語にする際の考え方・コツは以下の通りになります:
日本語 ⇒⇒⇒ 英語式日本語に加工⇒⇒⇒ 加工したものを英語へ
↑ ↑
↑ 簡単な動詞give have等を使って表現
論理的思考
で加工する
決して、日本語をそのまま英語にしません。
これは、皆様、覚えておいて下さい
> ご質問は何なりと
<兵法・英語二刀一流>
末次通訳事務所 英語通訳 末次 賢治 拝
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最終更新日
2007年10月11日 12時10分49秒
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