【Ken's Office】発: 文法講義 No.2
<<動詞:従来式(自動詞と他動詞)の考え方を是正 と 文型>>
末次通訳事務所がお届けする、文法講義第2弾 です:
英語の文法書には、色々な項目があり、
不定詞、
分詞、
動詞-自動詞
-他動詞
仮定法 などなどと 項目別に説明がありますが、
従来とは全く異なる説明をします。
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さて、英語の動詞には、
「自動詞と他動詞とあります」と説明が従来的に有りますが
この考え方は間違いと思います。
動詞だけを捉えるのでなく、動詞+目的語 の組合せで考える事が肝要です。
動詞+後続語
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英語では、実にたくさんの動詞があります。
(基本的に何でも動詞になります:後日発表)
英語の動詞は【全てが他動詞】 と思っていた方が宜しいです。
⇒(不可視の存在の)神様が、諸事を動かしになる、
との発想がある様に感じます。
ですから、この動詞は自動詞、あれは他動詞という捉え方は間違いでして、
【全部他動詞である】という事です。
例えば、 stand や rise を自動詞(各々、立つ、昇る) と
思っている人が多いでしょうが、
これには、自動詞、他動詞どちらも意味があります。
standは、他動詞ですと、主語が、他者・モノを立てかける、立たせる、等の意味合い
rise は、【主語が、~(他者、モノ)を引き上げる、上昇させる】
という意味合いです
つまり、文法書で、これは自動詞、となっている動詞も、他動詞も兼ねている場合が多いのです。
つまり、英語の動詞は、何でも他動詞、という捉え方が適切でしょう。
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自動詞/他動詞 の意味合いの説明:
自動詞=「自分(主語)が動く」という 意味です
他動詞=「主語が、他人(他のモノ)を直接動かす」 意味合いです
※ 【隣の人の体を、皆さんが手で握って、揺り動かす】
⇒他人を直に動かす、イメージです。
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例文で説明しましょう:
1) I walk. 「俺は(よく)歩きます」。
この walkは、自動詞ですね。自分が歩くのですから。第一文型ですね
2)I walk in the morning every day. このwalkも自動詞です。
自分が歩くので。(これも第一文型です)
※尚、in the morning とか、 to him、near the door など
前置詞が名詞を組み合わせで発言されたら、
これは、後述する 【目的語】 との対象にはなりません。
3) I walk with him every monrning.
「毎朝、太郎と散歩します」 この walk も 自動詞です。
with him と他人が出てきていますが、太郎君を歩かせたわけでなく、
太郎君も歩き、自分自身も歩くのですから
自動詞です。
with him とありましたら、
前置詞がついているので目的語にはなりえません。
4) I walk him every morning. この walk は、他動詞です。
意味例「看護士の私は、患者さんのリハビリで歩行訓練させた」との
意味合いです:
なぜなら、him がじかに、動詞に後続しているためです。
him の前に、to him with him などと前置詞がないので、
直にhim が来ています。これは、目的語です。
目的語は、前置詞を伴なわず、直にそのものが発言されます。
I walk my dogs every morning. の walk も他動詞です。
複数の飼い犬を散歩させる、(日本語らしく言えば「散歩する」)ですね
つまり、動詞の後続語と組み合わせで考えますと、
動詞+何も(直の対象物が)ない とか
動詞+前置詞 対象物 の場合は、 主語自体が動いている、⇒自動詞
となります
一方、
動詞+直の対象物 ⇒、
⇒主語は、その対象物を直に動かす、という意味合いです⇒他動詞 ですね
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例文を挙げましょう
1) I talked to him last night after the dinner.
晩飯後、太郎に話し掛けた、
(が、太郎は、テレビに夢中で、
こちらの話を聞いてはない可能性がある)、
to him の to は、前置詞ですが、前置詞は、クッション と同じ事です。
talk 話をしているが、太郎と自分の間にクッションや緩衝材があって、
自分は一生懸命、話を掛けているが、太郎まで直に届いていない、
という事です。
動詞の意味合いが、直に対象物に届いていない場合は、
あくまで、自分(主語)は、動いているが、相手を動かしていないので、
自動詞です。
前置詞はクッションですから、動詞の力が対象物まで利いていなく、
相手は動いていない、しかし、自分だけが動いている状態ですね。
これが自動詞ということで、 I talk to him の talk は、自動詞です。
また、 I talk with him. は、自分は話をしている、太郎も自分に対して、自身が話している、という感じです。
または、状況により、太郎をそばに侍らせて、自分が話をしている、
という感じです。
2) 次に、 I talk him. (into swimming/ out of smoking)の場合
この talk は、him を直に伴ないますから、他動詞です。
himを直かに動かす という意味合いです。
他動詞というだけで、対象物を直に動かす、じかに影響を与える
という意味合いがあります。
I talk to him. と異なり、
I talk him. は、【太郎に言って聞かせる、太郎に対して、
何かを命じて、その通りにさせる】という意味合いです
I will talk him into swimming.
太郎は運動不足なので、直に太郎に話しをして水泳をさせる、
I will talk him out of swimming.
ヘビースモーカーの太郎に、直談判をして、禁煙させる、という意味合いです
英語の動詞は、従来ある様な、自動詞・他動詞の区分は本当はありません。
そうした区分をするから、英語が複雑になっていきます。
英語の動詞は、基本的に全部他動詞です。
直に対象物を従えれば、他動詞。
それがない場合は、自動詞 ですね
よく耳にしますが、自動詞/他動詞の区分が判らない、という人が多い様です。
その基本の考えは上記のとおりです。
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ご参照ください。ご質問は何なりとどうぞ。
英語文法を正しく捉えるには、従来の説明を疑ってみる事ですね
そして、よくよく考える事です。
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最終更新日
2008年11月21日 08時55分01秒
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