タイトル: 【1-B】真崎小学校様での8/3英語研修の詳細実施内容
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受講者、関係者の皆様、
こんにちわ。末次通訳事務所、末次です。
今日から3回に分けまして、配信をします。
1回目は、田川地区の真崎小学校様での私が実施しました英語研修の内容です:
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弊社では、先週8月3日、8月4日の2日間、
2つの小学校で、教員の先生方を対象に、3回の英語研修を
実施してきました。下記の通り。
尚、この研修は一切無料で、実施しております:
よくある様な、偉い学者先生などとの研修とは異なりまして、
手弁当で(無料で)、机上の研修でなくては、実用的練習を以って
稽古をしました。
8/3⇒⇒午前「飯塚市立平恒小学校」(9-11時)・午後「田川の真崎小学校」(14-16時)
8/4⇒⇒「飯塚市立平恒小学校」
これについて、その内容や、私が先生方に
お伝えしてきた事を皆様にも開示致します。
私は、教員免許は有しておりませんし、学校教育の外部の者で、
しかも英語の実用使用を以って商売をしております。
ですから、通翻訳者からの視点で、英語教育研修を実施しました:
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午後の2時間の研修でした。
内容の項目は添付ファイルをご覧下さい。
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この研修の目的は、
1)先生方が、少しでも英語に馴れ、
2)身近なモノを使って、児童向けの【英語+α】の練習をする手法を紹介 です。
[1] Warm-up
・【ポ・リ・バ・ケ・ツ】
最初に、口を大きく開け、発声する練習をしました。
以前、私が、中学の英語の教諭の先生から頂きました「ポ・リ・バ・ケ・ツ」という5つ音を、
きちんと発生して頂きました。
「ポリバケツ」は、アイウエオの母音が全て入っておりますので、便利な練習法ですね。
発声と滑舌 は、英語では極めて大切です。この点を先生方に強調し、
教室でも実施なさる様に申しました。
・アメリカ人が日本語で話す際の「マネ」をしました。
「ワタシ トムです。アメリカからきました。」というセリフを
外国人(英語母国人、特にアメリカ人)がたどたどしく日本語で
言う場合、英語のリズム(=強・弱のリズム)で以って、これを言いますね。
この手の練習は、児童諸君は好きになると思います。
英語を話すという事は、お芝居の要素も必要ですという事を
皆様に申し上げて、是非、この類の練習から導入する事を提案しました。
・【生麦・生米・生卵】と【赤巻紙・青巻紙・黄巻紙】
早口言葉ですね。
これを先ず、日本語で3回大きな声で言って頂き、
そして、次に英語で言って言って頂きました。3回繰り返しです。
「生」ですが、色々な言い方がありますが、
「生ビール」は、draft beer (この場合の draft(生)は、加工処理をしていない)。
↑の早口言葉の「生」は、raw に 統一して
Raw Wheat, Row Rice, Raw Egg
次は、もう一つの「青巻紙~」の分です。「巻紙」は、Roll Paper で統一し
色の赤、青、黄色の色を英語でいう練習をしました。
ここで、blue と yellow の L (エル) の音に付いて、指導をしました。
舌を上の歯茎の裏側近くの部分に当てて、擦り離す様に、舌をはじく事を
説明し、この早口言葉を通して、練習をしました。
・【Hot Coffee & Hot Dog】
私の英語はアメリカ英語発音ですので、上の単語の音は次のような感じです。
Hot Coffee は、ハッ・カーフィ : 【ハッ】・【カッ】 という部分を強く言います。
Hot Dog は、 ハッ・ダッ(グ)* gは、頭の中でのみ言い、音には出しません。
↑⇒【ハッ】 【ダッ】の箇所を強く言います。
上の単語の発音がきちんとできたら、次は、数字を付けて、
注文しましょう。
最近は海外旅行に行く児童も増えまして、
アメリカに旅行する子も居ますし、将来、大人になってから大リーグの試合などを
見に行く機会もありますでしょう。
その際に、売りに来るオイチャンなどに注文する際の練習になります。
Three(3) Hot Dogs and three(3) Hot Coffees, please! と言う具合に。
・Toyota (Toy-o-ta) // karaoke // Oki-doki
次に、日本語から英語になった単語を紹介し、
これを英語らしく言う練習をしました。
Toyotaは、[トイオラ] と言う感じ。
karaoke は、[カーリーオキ]
oki-doki は、[オキドキ]
Toyota と karaoke は、日本語の「トヨタ」と「カラオケ」の音ではなくて、
かなり変化した音になりますね。
これと同様に、英語由来のカタカナ語と、その英語単語の実際の音との
違いを話題にし、小学校で英語を教える場合は、カタカナ外来語の音と
実際の英語の音 との違いを理解し、英語で言う場合は、英語の音で
キチッと言える様な練習をする事が必要である旨を申し上げました。
実際、この事は、小学5年生&6年生が小学校で用いる英語ノートにも
課題として記載されている事ですね。
また、フォニックスの指導書にも記載の事でしょう。
[2]「じゃなくてチャンツ」の紹介と実施
英語由来のカタカナ語の音(日本語の音)と英語の実際の音は
かなり違います。この違いを知り、英語で話すときには、
英語での音を発せられる事が求められます。
bag を 「バック」と言う日本人は多いですが、<バッグ> ですね
そこで、この音の違いを理解し、英語らしい音が出せる練習を
チャンツ形式にして、練習しました。
・ハム じゃなくて ham ham(ヘアm)
・アップル じゃなくて、apple apple (アッポゥ)
・マップゥ じゃなくて、map map
・オレンジ じゃなくて、orange orange (アーリンジ)
・バック じゃなくて bag bag と言う感じで、色々な例を以って、これを実施しました。
パタンは、「カナ音 じゃなくて、英語音、英語音」 というものですね。
この「じゃなくてチャンツ」は、色々な事例が身の回りにありますので、
次に、先生方に、3つほど例を作って、言って頂きました。
チャンツですから、節(フシ)をつけて言いました。
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[3] モノの数と名詞の組み合わせ
次に先生方に、色々な絵をお見せしました。
ネコ(1匹・4匹)
リンゴ(1個・2個)
自転車(1台・数台)
男の子と女の子の絵(1人の場合、4人の場合)など
例えば、リンゴが4個ある場合は、APPLE でなくて、APPLES ですね
児童対象の英語教室では、モノの数に関わらず、
リンゴが書かれている絵を見せて、 APPLE と言わせていますが
これは、如何なものか? と 常々思っております。
リンゴが1個の場合は、AN APPLE
リンゴが2個以上ある場合は、APPLES
或いは、具体的に TWO APPLES とか FOUR APPLES ですね
そのモノの数を明確にして言わせる事、言う事が重要です。
この事を充分に理解して頂きまして、皆様と稽古をしました。
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[4] [N] の音 と [T] の音について
[N]に付いては、注意が必要で、
例えば、「ふとん」と言う場合、日本語の「ん」の音を出す場合に、
最後に、ベロ(舌)が上に付きます。
どこに付くか言えば、「ナ・ニ・ヌ・ネ・ノ」と言う場合に、
舌が接触する箇所ですね。「ふとん」の「ん」を言う場合、
英語では、この接触箇所に舌を付けます。
これは少しだけ練習しないと、言える様になりませんね。
先ずは、「ん」が言葉の最後に来る言葉(日本語)で
児童と共に練習したら良いですね。
「ふとん」 「100円」 「かんばん」
次に「T」の音について、
WATER と言う場合の様に、Tが母音に挟まれますと、
「たちつてと」の音が 「ラリルレロ」 や 「ダディルレド」と言う感じの音に弾けます。
さて、上のエヌ「N」の音は、次の練習に必要となります。
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続きは、この次の日記で。どうぞご覧下さい。
【<兵法・英語二刀一流>末次通訳事務所 末次賢治】
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最終更新日
2009年08月10日 09時50分28秒
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