○変幻自在! have の講義 第310回 産休、クラス人数、見どころ、ほか
8年前ですが、私が裏方になりまして、私の住む飯塚市の小学校と
米国ウイスコンシン州の Northside Elementary Schoolの
3年生の生徒と交流をボランティアで加勢しておりました。
生徒同士が手紙のやりとりをしたり、贈り物をしたりなどです。
その手紙に出てきた表現をご紹介します。
★ 小学校の先生からの手紙:
先方の小学校の3年生の担任の先生(女性の先生)からの手紙には、
次の様な面白い言い方がありました。
1) We have a lot to offer in Middleton.
2)I will be leaving (the school) to have a baby at the end of this month.
★ 1)は意味はお分かりでしょうか?英語ではよく使う言い方ですね。
*「ミドルトン(地名です) には、見所が沢山あります。」という意味です。
この言い方、つまり、場所 have a lot/ little to offer の言い方は
便利な言い方です。
例)
★ Iizuka City had little to offer in those days.
[当時は、飯塚市には、あまり見所が無かった] ですね
(いまでもそうばってんね)
★We have a lot to offer to you. Actually, we handle a very wide
range of products.
「貴社には色々とご提供出来ます。実際、弊社では、多岐に渡る商品を扱っております」
★ Tanaka-san has really a lot to offer.
「田中さんは、ホントに引出しが多いね。」 となりますね
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2)は、如何でしょうか?意味は、お分かりですか?
2)の英語は、実に良い言い方と私は思います。
2)⇒「今月末から、産休に入ります」 という言い方ですね。
産休は、maternity leave とも言いますが、上の様にも言えますね。
ご参照にされて下さい。
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今度は、Northside Elementary Schoolの 小学生からの
手紙で、「私のクラスは、23人の生徒がいます」 という意味合いの
文章があります。これは、英語では、何と言ってますでしょうか?
★ 以前、従来の弊所通信講座の受講者の皆様より、
ご解答をメールにて頂きましたが、
皆様のご解答は、次の3つに分かれます:
There are 23 students in my class.
I have 22 students in my class.
I study with 22 students in my class.
当の小学生からの手紙では、
I have 22 students in my class. とありました。
Northside Elementary School からは、
16名の3年生からお手紙を頂いておりましたが、
「クラスは23人です」という言い方は、どの子も全て、
I have 22 students in my class. という書き方でした。
自分も入れて23人になりますね。
ですから、所属する組織の人数を言う場合は、
This company has 100 workers.
或いは 自分を主語にして(自分の分だけー1で)
I have 99 workers here.
或いは、we ですと We have 100 workers here. ですね
米国の子供達の手紙には、there is/are という言い方は
全くありませんでした。全て、haveで対応した言い方でしたね。
★ (~が)~います・あります などという場合は、
私たちは、中学校にて、there is/ are -- という言い方を
習いますので、どうしても、この言い方を使いがちです。
例えば、「公園に、何匹か犬がいます」という場合、
There are some dogs in the park.
「飯塚市には、複数の大学があります」では、
There are some universities in Iizuka. といいがちです。
これはこれで、間違いではないですし、通じると思いますが、
have を使ったりする言い方の方が、「相手にピンと来る」言い方に
なります。
★ 「飯塚市には、複数の大学があります」でしたら、
We have some universities in Izuka.とか
Iizuka has some universities. となりますね
★ 「公園に、何匹か犬がいます」でしたら、
I see some dogs in the park.
There is / are という言い方は、
極めて客観的な言い方ですね。
極端な例になりますが、例えば、刑事が、現場の部屋に入って、物事を観察し
調書に記述する様ないい方になります。
There are some books on the table.
「テーブルに数冊の本有り」
この言い方は、極めて客観的な言い方でクールすぎます。
学校では、必ず学習するこの言い方ですが、
それほど、使う事は多くありません。勿論、全く使わないという事では
ありませんが、「~があります。います」を必ずしも
There is/are で言うのは間違いですね。
「テーブルに本があるよ」という場合は、
I see some books on the table. となります。
『今、話しに出てきた辞書ね、私には、それがありますよ』という場合
I have the dictionary. となりますね。
なるべく、have を始めとする簡単な動詞を活用する事が
通じる英語のコツですね。
最後に、点呼などで「全員揃っています」という場合、
(これは、私の英語道場でもある京都・金閣寺で実際に耳にした言い方です)
We have all here. ですね
全員おると? は、Do we have all here? とか
Do you have all here? ですね
ご参照ください。ご質問は何なりとどうぞ。
【<兵法・英語二刀一流>末次通訳事務所 末次賢治】
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最終更新日
2010年07月02日 20時13分45秒
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