2/11の末次哲学 その7:将棋から2題:
その1【王手飛車に潜む落とし穴】と、
その2【試運転の大切さ】
★その1【王手飛車に潜む落とし穴】★
将棋で相手に「王手飛車取り」を掛けると大変に気持ちが良いものですが、
アマ高段者やプロの将棋では「王手飛車」をあまり掛けません。
王手飛車を掛ける好機があってもそれを無視し、
より堅実に勝利に繋がる手を指します。王手飛車を掛けると、
掛けた方が戦局を不利にする場合が多いのです。
面白いものでですね。【王手を防がれ、返す刀で飛車を取る】、その飛車取りの一手が手損となり、
相手に有利な状況を作り出します。
昨日の将棋対局で、戦局展開で、「王手飛車取り」を私が掛ける事が出来るチャンスがありました。
小考し、勢いで王手飛車を掛けましたが、
その後、不利になり負けました。
飛車を取っても、相手の陣形が低くて、
飛車を打ち込める場所がない場合にはいくら飛車をとったところで、
意味がなく、飛車が在庫になります。
販促イベントを行うので大量に仕入れても
それが掃けなければ在庫になるだけですね。
それよりも堅実な販売展開を地道に行う方が勝ちます。
目の前に、美味しそうな食べ物があったとしても、
それに毒がないか、より良い手段がないかを常に模索して、
決断する事が必要ですね。【末次通訳事務所】
★その2【試運転の大切さ】★
将棋から:最近、私は新戦法(作戦)を試み中です。
10局指して5分の星です:この新戦法は、相手の攻めと守りを
最初から封込める手法です。
勝つ時は良いのですが、負ける時、途中で戦いの構想が崩れてしまって中途半端な戦いになり、
負けてしまいます。現在は、実地での試運転をしていますので、
春の将棋大会で、これを本格的に使う積りです。
新規の事業や計画は、机上で考えるよりも、試運転をする事が重要で、
試運転を通して、実地に調整をしていく事が然るべき経路です。
翻って、例えば、大学生など若い人は、今が社会に出るための試運転になります。
その時期に遊ぶ人はそれなりの人生を迎えるでしょうし、
試運転の時に、色々と試行錯誤を行い、その中で自分の流儀を
立てていく事が大切ですね。
私の【末次通訳事務所】も、東京移転に向けてのまだ試運転中です。
あと1年は。