1998年2月20日(金)付 釧路新聞 「読者のひろば」欄
サンボの普及を図れ
ロシア、旧ソ連地区との交流に
先日の本誌報道で知ったが、旧ソ連のウズベキスタンの首相が、
来日中に橋本首相と会談-、日本と同国、及びユーラシア地区との
交流の深まりを約束した。北方領土の問題がある日本にとって、
こうした流れは例え旧ソ連の一国といえども重要である。
旧ソ連との交流が、日ロ交流のより一層の親密さを促すことは確かである。
先の報道でより強く思ったが、旧ソ連邦の国技「サンボ」こそ、日本、ロシア、
他旧ソ連地区の交流を深くする力を持っており、活用する時期に来ていると
思う。
サンボは柔道やレスリングによく似た独特の格技であり、日本では
東京を中心に普及し始めている。この競技を北海道で、より広く普及させ、
日本-ロシア、旧ソ連地区間の交流に役立ててはどうだろうか。
政治的な交渉よりも、こうしたスポーツでの交流こそ、意外に親善的な
深い国交に有効だと思う。
1998年2月21日号 『近代柔道』 3月号
お便り箱
もっと寝技を
最近の柔道の試合を見ていて思いますが、寝技の展開になると
すぐ「待て」がかかっている気がします。
寝技になっても、もっと長く展開させるようにしてほしいものです。
立ち技オンリーの柔道では、本当の面白さ、格技のスリルが味わえません。
寝技で「一本」を取ったり、立ち技での劣勢を逆転したりする柔道が
多く見られてもよいのではないでしょうか?
<兵法・英語二刀一流>末次通訳事務所 末次賢治拝