お世話になります。
末次通訳事務所、末次で御座います。
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そこにも書いてありますが、
1998年6月から10年間、2008年の6月まで、
1)通翻訳作業を通して、英語を更に 練習しました。
2)企業対象の通翻訳のお仕事が増える様に
色々な営業、営業促進活動を行いました。
3)人材起用や育成、各種の広告などを
積極的に行いました。
1)は自分の練習
2,3)は、正直な所、「実験」でした。
その中で、色々な事がわかりました。
中でも、人材起用や人材育成面については、
色々な事が得られました。
通翻訳業務にあこがれて、入門する方が
これまで複数いらっしゃいましたし、弊社もそうした方達へ
授業をしたり、業務を少しだけ紹介したりしましたが、
結局は、大変さに、辞めてしまう人が9割以上でした。
また、弊社の門下になれば、自分は努力せずとも、
ハナから沢山の利益を得られると画策した人たちもいましたが、
そうした人たちは、私は最初から看破しておりますので、
敢えて、キツイ苦しい状況を付与して、この職業の道を
諦めさせた事もあります。
弊社が判断して、この人はとても強い根性があって、
見込みがあると言う人は、いませんですね。
これがわかっただけでも、様々な試みの効果がありました。
所詮は、職業と言うのは、自分で工夫をし、
道を切り拓くものであります。
そこには、他人真似もなく、安易さもなく、
他人に頼る事もなく、全ては自分の能力や工夫、根性を
燃料にしないとなりません。
所詮、頼れるのは自分の力であります。
失敗などをしても、それを教訓に取り込んで前進あるのみですね。
一流の方は皆そうしていらっしゃいますね。
弊社では、2008年6月20日からは、また気持ちを新たにして、
従来どおり、私1人で諸事を行ってまいりまして
次の10年を良い10年にすべく取り組んでいます
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さて、先年(2008年)次の日付のの日経新聞の夕刊に次の通り、
興味深い記事がありました:
8月21日付け、日本経済新聞夕刊「あすへの話題」より、
「10000時間」 (執筆者:分詞生物学者:福岡伸一先生)
こんな調査がある。
スポーツ、芸術、技能、どの様な分野でも良い。
圧倒的な力量を誇示するプロフェッショナルというものが
存在する世界がある。
そんじょそこらのアマチュアなど全く寄せ付けないプロたち。
その様な人たちが如何にして形勢されたかのか。
それを調査したものである。
世界的コンクールで優勝するピアニスト、
囲碁や将棋の名人たち、トップアスリート。
こうした人たちについて、普通私たちは半ばため息をつきつつ、
次の様に感じている。
ーあの様な人たちは天賦の才能の持ち主なのだ。
我々凡人とはそもそもの出来が全く異なるのだと。
ところがプロフェッショナルたちの多くは皆、
ある特殊な時間を共有しているのである。
10000時間。
いずれの世界でもこうしたプロたちは、幼少時を起点として
少なくとも10000時間、例外なく、そのことだけに集中し、
専心したたゆまぬ努力をしているのだ。
10000時間と言えば、1日3時間練習をしたり、レッスンを受けるとして
1年に1000時間、それを10年に亘って、たゆまず継続するという事である。
その上に初めて、プロフェッショナルが成り立つ。
DNAの中には、ピアニストの遺伝子も、将棋の遺伝子も存在してはいない。
DNAには人を生かすための仕組みが書かれてはいるが、
如何に活かすかに付いては、一切記載はない。
プロの子弟は、しばしば同じ道を進む事が多く、
それは一見、遺伝の様に見える。
けれども恐らくそうではない。
親はDNAでなく、環境を与えているのだ。
やはり 氏より育ち。
DNA研究者の偽らざる感慨である。
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この記述を読み、私は、プロのあり方を、
目指し方を思わざるにいませんし、
別に、出発点が幼少時期でなくても、最低10年は、物事の修練として
日々、稽古や工夫を行うべきであります。
ですから、一旦、何かを志したら、10年は、打ち込むべきであります。
その意味合いで、弊社は、創業10年の間に、色々な事を経験しました。
今後の更なる進展の糧にしたいと思います。
さらに、
「10年、一剣を磨く」と言う言葉があります。
或いは、ある有名な禅師の言葉に
「自ら、笑ふ、10年行脚の事」とあります。
自分の力で、10年間、歩む事が必要であります。
ですから、私は、安易な他人真似はキライで、
また、他人から真似される事も
イヤですし、自力で何でもする事に価値を置いています。
これは、20歳以上の人であれば、参考にすべき心得であります。
【<兵法・英語二刀一流>末次通訳事務所 末次賢治】
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最終更新日
2011年06月17日 09時55分58秒
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