川上哲治監督をしのんで・・・
巨人の星と絡みで:
熊本工業高校の野球部・
吉原正喜捕手と、その相手(バッテリーを組んだ)川上哲治投手は
甲子園に連続出場、上位入賞後、
東京巨人軍に入団しました。
既に、巨人軍では、投手で、澤村栄治投手やヴィクトル・スタルヒン投手が
活躍し、プロ野球創世記での隆盛を見せておりました。
巨人軍としては、吉原捕手を主選手として採り、
川上投手は、言葉は悪いのですが、吉原捕手のついでに採った感じでした。
吉原捕手は、まれにみるガッツあふれる捕手であり、
ファールボールを追って、相手側ベンチに飛び込んで顔面や体を強打しながらも
そのボールを捕球したという逸話ほか、数々の、ガッツ溢れるファイトで
有名です。最近は、闘志あふれる運動選手は少なくなった印象がありますね。
(残念な事ですが)
吉原捕手も澤村投手も、惜しむらくは、第二次世界大戦で戦死しました。
戦争を憎く思います。才能ある若者の命を犠牲にしたこの戦争の責任はとても重いです。
さて、吉原捕手は、入団後すぐに正捕手として、台頭します。
しかしスタルヒンや澤村のボールを受けるのがとても体にズシンとくるもので
苦労します。
川上投手は、なかなか日の目を見ず、投手として四苦八苦します。
漫画(アニメ)『巨人の星』では、星飛雄馬の父親、わが尊敬する星一徹選手が
巨人軍に入団後、吉原捕手から期待をかけられ、がんばれと発破を掛けられる場面があります。
その後、出征した戦地で一徹と吉原は、インドネシア南部の島で再会し、
明日一徹がインパール作戦へ出発する前の晩に、浜辺で野球を楽しむ場面があります
写真はその場面の1つです