【ロンドン旅行記その2:旅行を決めた経緯と同行者の決定】
年末年始に渡英したのには、色々な理由があります
・私は、48歳の年齢の割に、比較的に、あまり海外には出た事がありません
私の英語教室の受講者の方々や、通翻訳でお取引をしている企業のご担当者や
社長さんのほうが、しょっちゅう海外に出向かれております。
※なぜ海外にあまり出ていないか?それには大きな理由がありました。
大学生の時に、「京都=日本国内=だけで、絶対に英語は習得できる」と
仮説を立てて、一生懸命に英語習得に取り組みました。いまでもそうです、
海外に留学するのは、卑怯なのでは、と若いなりに頑固に思っていて
中々、海外にいくのを遠ざける傾向が若い時からありました。
それが根本的な理由となって、【別に海外に行かなくても・・・」と
思っております。
しかし、48歳にもなるし、英語は不自由ありませんので、
考えを変えて、この48歳の年齢で海外に出て行くのも、もうよかろうと
思うに至りました。
というのは、一度イギリスには、御礼参りに行っておかないとならない、という
思いが46歳くらいから芽生えていました。
これまでは、台湾と豪州に参りましたが
それは、通訳者として企業社長に随行しました、
つまり、旅行の手配などは、お客様側でして頂いて、
その他の必要な諸手続きなども、全部お客様がわにて
手配をして下さいましたので、私は、1から何でも自分で手配をして
海外に出た事がなかったのです。
つまり、海外にはあまり出た事がないので、飛行機の乗り方から、
その他色々な必要事項の手配など、一度、自分で全部行ってみようと
思いました。失敗しても良いですから何でも経験をしておかないと、
職業柄、損をすると思っておりました。
言葉は問題ありませんから、実際の手続き方式などに馴れておく必要があると
思っておりました。
・私にとって、英語は商売道具で、英語を使って、ご飯を食べております
英語の大本はイギリスです。
ですので、一度、英語の母国であるイギリスに行きたかったです
本音を云えば、アメリカのほうに行きたいのですが、先ずは、
英語の母国に御礼参りを優先した方が良いと思います:
<実は15年前に、アメリカはワシントンD.C.に行ける機会があり、
お客様企業の社長の通訳で行く事になっていました。
数日先にはアメリカにわたるという日に、「あれ、パスポートが無い・・・
ここの引き出しに入れておいたのに、無くなっている・・・」という事が
わかり、結局、パスポートが無く、また、再発行をしても間に合いませんので、
アメリカ出張の好機を逃してしまいました>
・実は、私には英語を使う上で大きな弱点があります。
それは、イギリス英語や、それに近いオーストラリア英語のリズムや
抑揚の流れが、苦手なのです。大学生の時からアメリカ英語の先生に付いて
一生懸命に習得に向けて取り組み、特に、リズムの面では、ジャズソングを
教科書にして、日夜、練習に励みましたので、英国英語や豪州英語の
独特のリズムがとても苦手なのです。CNNニュースは、聴いていて、
音楽の様に滑らかに流れて、すんなり理解できるのですが、
BBCや英国人豪州人、スコットランド人などが話す英語が
ちょっと苦手なのです。更に云いますと、ナマリがある英語は、私は
ダメなのです。しかし、通訳者としては、これは致命的な欠陥なのです
色々な方言やナマリのある英語でもきちっと理解できないと職業を
遂行できません。日本にいる時も、この弱点を克服する取り組みを
しております。その成果を自分で見たくて、イギリスに行こうと思うに
至りました。私はインド人やパキスタン人、バングラデシュ人らの
話す英語にも苦手意識があります。特有のなまりがありますので、
私には辛いのです。イギリスはインドやパキスタン、バングラデッシュの方が
多くいますので、英国英語、英国現地に住むアジア人の英語に
どの程度、今、適用できるかを自分で体感したかったのです
・私には、イギリス在住の友達で、マイケルさん、というイギリス人がいます
このマイケルさんの御爺さんは、コメディアンで、チャップリンとも
競演しているそうです。デパートなどで軽演劇やその他パフォーマンスをしていたそうです。マイケルさんも、とても面白い方で、善人なのですが、
お人よしが過ぎて、お金をだまし取られたり、詐欺に遭ったりして
日本でさんざんな目に遭いました。私が、忠告したりして
何度も、意見を申し上げましたが、結局は大金を巻き上げられて
英国に戻りました。そのマイケルさんに会いに行き、
このマイケルさんが福岡のある人物に貸した数百万円を取り返す算段を
話し合いたかったのです
それが、イギリスに渡る理由の1つでもあります。
・更に、イギリスで日本人企業社長さんの通訳をする業務もありました。
※同行者に付いて:
大分にお住まいで、私とは15年来の友達でありますNobちゃんを
連れていく事にしました、というより、本人が行きたい、という強い要望があり
その要望に折れて、今回は一緒に参りました。
私は、本当は単独でいくつもりのでしたが、のぶちゃんは
海外には出た事がないので、パスポートはもっているのですが
それではもったいないので、一緒に行く事としました。
でも、やはり単独で私一人で行くべきでした。
その理由は、英国や途中の上海で、私が、諸事を確認するべく、
近くの方や係員の方に、Excuse me, may I---?という事で話しかけて
物事の確認をするたびに、この同行者の方は、
「あなたは、自分がさぞかし英語が出来るぞ!と見せたいがために、
色々と話しかけよんやろ?」と云われて、とても驚き、頭に来ました。
そんなことでは無くて、旅行が速やかに進むように、
色々と周りの方々に、尋ねているのに、上述の様に云われると、
それは、カチンと来る自分がいました。初日にこんな事があり
同行者とは、冷えた関係に陥り、相手も不快だったでしょうが、
この面では面白くもなんともなかったです
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そして、もう2つの理由がありました
1つは、ロンドンの町中や住宅街、地元の人たちがよく行くお店や
施設にいって、英語かんばんの写真をたくさん取ってくることでした。
英語の授業で使う為です
更には、(この以下の理由こそ)大きな理由(ですが):
イギリスは、1100年くらいから、300年間、フランス語を話すノルマン人に
征服を受けて支配をされていました。つまり、300年間、
フランス文化を背景に持つ貴族らに支配受けておりました。
この300年の間に、フランス語が、英語に入ってきております
膨大な量のフランス語単語が入ってきました、
更に、文法にも、フランス語の影響を受けています。
どんなフランス語が入ってきたか、好例を上げますと
・blanket, ・beautiful ・produceなどなど
詳細は、私の楽天のブログをご覧下さい
http://plaza.rakuten.co.jp/niten/diary/201212260000/
そして、例えば、牛肉は、beef ですが、
牛は、cowやox といいますね
同じく、豚は、pig ですが、お肉となると、pork と云います
お肉を食べる階級(ノルマン人=フランス語を話す人たち)は、
pork やbeefといい、生産階級(本来のイギリス人)は、pigやcowと云います
ノルマン人のイギリス征服と支配により、英語の歴史が大きく変化し
今の英語の基本が出来ました。これは史実なのです。
そのノルマン人の親分が、ノルマンディー公ウイリアムで、
この人は、ウインザー城に居住しました。
ウインザー城は、今でも、英国王室が使うお城です
いわば、京都の二条城を今でも、皇室が使っているようなものです。
そのウインザー城にも行って、英語の流れに大きな変化を与えたウイルアム一世と
同じ空気を吸いたかったです。
★英語を指導する上で、この英語の大変化の史実を取り上げて教えると
単語も覚えやすいのですね。
色々な理由が合わさりまして、同行者と共に、英国はロンドンに参りました。
★行程は、福岡→上海→ロンドンで、中国東方航空を利用しました。
By Ken SUETSUGU, the Translator
Ken's Office.
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最終更新日
2015年01月10日 20時52分19秒
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