★これは、2015年1月に私が担当しました中学校体育での
柔道授業のまとめの資料です:
皆様、どうぞ、ご覧下さい。ご意見をいただけましたら幸いです:
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★柔道授業資料2><飯塚市立飯塚第2中学校2年生用> 最初に...
配布した資料と併せて参考にする事:
・柔道の創始者は 【嘉納治五郎】先生です。
★柔道は特に礼儀を重んじます。
・柔道の目的は:【心身の鍛錬】・【精力善用】・【自他共栄】です。
・柔道は【礼に始まり、礼に終わります】。
ゆえに、柔道場の入退場の際には必ず、道場(神棚)に対して
【きちっと心こめて礼を行います】。
礼がきちっと出来ない人は、将来良い人生を送れません。
・柔道や武道での正座→起立/起立→正座は必ず【左足】から動作を始める。
・柔道の受け身は、頭部を打たないように頭を【きっちと上げて、顎を引き、目線は帯を見る】
・受け身をする際は、
手で畳を【力いっぱいに叩き、すぐに手を上げ戻す】動作をする。
・柔道での足使いは【摺り足(すりあし)】。
畳表面を足でするように動きます。ドタバタとは動きません。
・相手と組む際に相手の柔道着を掴むときは
【自分の手の小指から相手柔道着を掴み】、
右組みの際は、【自分の左手で相手の右手袖を握り】、
【「相手の袖」を握っている手首を立てて絞り】、
【自分の右手は、相手の左側の襟(えり)を
小指から握って手首を巻き込むようにする】
袖の部分と襟の部分を絞る/巻き込むようにするのは、
【相手の動きを封じるため】。
・相手袖口を握っている手を【引手(ひきて)】、
相手の襟を握っている手を【釣り手(つりて】という。
・相手と立ち技で組み合う際、足元ばかりを見ず、
相手の目を見ます。足元を見たい為に頭を下げると、
「自分の背中から首筋の線が曲線」になり、相手の力が伝わりやすく、
相手からの投げ技が掛かりやすいので、
背中が曲線にならぬように、【顔をしっかりと上げる事】が大切。
★人生は辛い時こそ顔を上げる。
・相手と2人一組で稽古をする際、
柔道では【技を掛ける側を取(とり)】、対して【技を受ける側を
【受(うけ)】と云う。「取」が「受」を倒す/投げる場合は、
「取」は必ず、「引手」or「釣り手」を持ってあげます。すると「受」は
受け身がしやすくなり、怪我をしません。
・柔道では、柔道着を着て稽古をしますが、
柔道着を着用するのは【相手の柔道着を利用して相手の動きを
封鎖するため】である。アマチュアレスリングと違い、
柔道では、相手の手首や腕、相手の体の一部を直に持つ/掴むのは反則です。
必ず柔道着を介して持ち/掴みます。
・柔道立ち技で、相手を投げたり/倒したりする場合は、
法則(【崩(くず)し→造(つく)り→掛(か)け】がある。
踏ん張っている相手をそのまま投げるのは誰でも難しい事である(子供相手でも):
そこで、
【 1)相手のバランスを崩し/乱し、
2)投げ技を掛ける態勢を造り、
3)そして相手にその投げ技を掛ける】
この【崩し→造り→掛け】は、
人生や生活の色々な事に役に立つ考え方です。分数の計算の際でも、
今後、人生で、大きな仕事を担当する場合、
まずは、仕事に必要な下準備をきちっとして、仕事に
取り掛かる用意をして、仕事をする、など皆さんの
これからの人生に役立てて下さい。
・柔道の足払い(自分の足で相手の足を払って相手を倒す技)では、
相手(「受」)の足が着地する瞬間、
つまり【相手の足が着地し、相手の体重が移動する瞬間にサッと足を払う】
→相手が倒れます。
・柔道の団体試合で、5選手チームの場合、
出場順に【1先鋒 2次鋒 3中堅 4副将 5大将】と呼称。
★柔道やその他武道における礼・礼儀作法は、
柔道部や剣道部/部活動生徒が常に模範となる事。
礼や礼儀ができない部員/他の部活動部員/そして、
5時限の柔道授業を受けたのに、礼儀が不十分な生徒は、
良い人生を送れないと思いますし、実際そうなります。
普段の生活の中から、礼儀をわきまえて、授業中・仕事中は私語をせず、
熱心に自分のやるべき事に打ち込むようになって欲しいと、
私は心の底から期待しております★
Planned & Written by 末次通訳事務所・末次賢治
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★【崩し→造り→掛け】を数学に活かしましょう!計算問題です:★
「太郎君は、8階のマンションに住む友達の家に遊びに行きました。
エレベーターが故障中で、階段を使いました。
1階から4階まで上がるのに24秒掛かりました。
まったく同じペースで上がるとして、
太郎君が友達が住む8階までたどり着くには、
1階から計算をした場合、どのくらいの時間が掛かるでしょうか?」
★皆さん、答えはおわかりでしょうか??