『ふくおか経済』2015年 02月号 英語道場 第167回 原稿:
タイトル: 【 ロンドン旅行記1)とBlanket】
Hi there! I hope that you are doing very well.
先の年末年始に、私は英国/ロンドンに参りました。初めての渡英で、観光と英語表現の現地調査等を兼ねて2週間の旅でした。色々と面白い出来事がありましたので、随時紹介して参ります。
私がそれまで渡航した先は2カ国で15年以上前です:「台湾」と「豪州」です。この時は企業社長の通訳者として一緒に渡航しました。が、「通翻業」という仕事の割に、2か国とは少ないでしょ?読者の皆様のほうが海外旅行に馴れていらっしゃるでしょう。渡英前に、色々な方から、「冬のイギリスはとても寒いから防寒対策をした方が良い」とか、「治安面に付いて」も色々とアドバイスを頂きました。有り難かったですが、それほど「寒い」とも「治安が悪い」とも感じませんでした。何事も、自分の体/目や耳で現地で体験する事が何より信頼できる情報源であると実感しました。 ロンドンで滞在した宿は、【Heathrow Lodge】という宿で、ヒースロー空港近くの簡素な宿でした。寅さんがよく泊まるような宿との印象です。そこのベッドには、「掛け布団と敷布団」しかなくて、毛布など体が暖まる寝具はありませんでした。ヒーターも調子が悪い中、さすがに寒いので「毛布くらいは欲しい」のですが、このような状況の場合、皆様ならば、どのように英語でフロントに要請をしますか?これは宿題です:お考え下さい:
単に、Could you please bring me a blanket? などと云わずに、理詰め且つ丁寧に云いましょう!
★毛布と英語と云えば、1)【a wet blanket】 との表現をご存知ですか?
これは、火災発生時の初期消火用で炎に被せる「水濡れの毛布」です。
それが転じて、【その場を白けらさせるモノや人】との意です。
【Taro always gives us a wet blanket.=太郎がいたらいつも座が白けるぜ!】ですね。
【Thanks for your idea, but it may become a wet blanket for this new project.=ご意見ありがとう、
でも貴下の意見は、折角の新規のプロジェクトには足手まといになるかも】
※【blanket】を使う表現では、他にも 2)【Ken, Don’t stretch your blanket.=ケン、話を膨らましなさんな!】や
3)【The couple split the blanket last year.=そのご夫婦は昨年離婚しましたよ】があります。
<2)自分の毛布をより広げる>、<3)毛布を別つ=袂を別つという内容です>という事で、意味合いが理解できますね。
【blanket=毛布】ですから、「モノを広くおおうモノ」の意味合いがあります。ですから、
4)【You have to apply for the blanket insurance.=包括保険を申請して下さい】というように、
「一括しての、包括的な」という意味にもなります: 皆様、ご参考下さい:質問は何なりと!
Any questions are welcome. See you next month!!
By Ken Suetsugu [質問などは⇒⇒: fuku@eos.ocn.ne.jp ]
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最終更新日
2017年11月29日 07時59分51秒
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