May 21定例配信=その1 英語学習では【常識を疑え!】
「英語を身に付ける」には、従来の常識や教わった事(=常識)を疑い、更に改善点がないか?を
自力で考える事:⇒これが、英語を身に付けるカギの1つです。今回は、問題提起です!
私見ですが、従来の「学校/塾での英語教育」は、多くの面や事項で、「戦後すぐの時代からの内容」とさほど変わっておらず、【より良く英語理解が出来る/使える教育】をしていないです。
1)[often]がその好例です:[often]は頻度を表す単語です:
日本全国、北海道~沖縄迄、英語学習者の全員が、oftenを「しばしば」と訳します:が、「しばしば」って、皆さん、日頃言わないですよね?
更に、[often]は[しばしば] ではないです:
oftenの意 は[よく/しょっちゅう] ですね。
頻度を1週間のうちで表現したら、
often⇒5-6日/週、always⇒7日/週(本当にいつも)の意なんです:
[often]を「しばしば」と訳するのは明治時代ならば良いでしょう。
2)次は著名なセリフ:リンカーン大統領の演説からです:
【The Government of the people, by the people and for the people, shall not perish from the earth.】
※shall not perish from the earthは、地球上から無くしてはならない、の意ですね
前半の箇所は、従来型の英語学習では、必ず、次の様な和訳になりますね:【The Government of the people(人民の)by the people(人民による) and for the people(人民の為の[政治]):
明治時代では、この従来訳でも良いでしょうが、私見では、この日本語訳は間違いなんです。
◎<日本人はどうしても前例を、何ら疑う事なく踏襲しますが、それは良くない姿勢。常識となっている事すら、それを見直して、より改善を図るべき事が求められます>=これが英語の捉え方に必要!
この理念は、どんな事項にも云えますね!
◎前置詞の意味合いをきちんと踏まえて訳しますと 次の通りになります
The Governmentofthe people,bythe people andforthe people
⇒「国民を代表する、国民の手による、国民に利する政府」 です:
・ofは、[Taro is the president of ABC Company.]の様に、「組織の象徴・顔・代表」です。故に、【of ≠の】 の規則を思い出して頂き、『国民を代表する』の意になります:
・byは、「坊ちゃんby Soseki=漱石作『坊ちゃん』」の様に、「その作者(本人)の手による」の意。
故に、[The Government by the people]は、「国民の手による(=選挙で、選ぶ事を指します)」です。
・forは、「利益になる」の意です。故に、「国民にプラスになる」ですね
※the peopleは「人民」でなく「国民」ですね:
「人民」は明治~戦前迄の「帝国政府」とか、「社会・共産主義国」での言葉でしょう。
現代の社会では、【国民】が相応しい訳ですね
従来の常識を打ち破ると、真相が見えて来ます:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~末次通訳事務所・末次賢治拝 May 21/2019
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最終更新日
2019年05月21日 18時02分52秒