例1:I was very happy until Taro came.
従来の英語解釈法では、×「太郎がやって来る迄、私はとても幸せでした。」。
上例の英文を、接続詞[until=~まで]を先に訳しますが、この方法は正しくはないのです。
○「当時私はとても幸せでしたが、そこに太郎がやって来たんだ」との解釈が文意に最忠実な和訳です。
この2つの訳の相違は分りますか?前者は、「英文」を「日本語の語順で日本語に」解釈しており、
後者は「英文」を「英語の語順で日本語に」解釈しています。内容はどちらも同じ事なのですが、言葉の印象が違うと思います。英文の感じをそのまま伝えるには、英語を語順の通りに訳する事です。
例3:Ventilate the workroom so well that its temperature inside will stay the same.これは如何でしょう?多く見られる解釈は、「内部温度が一定になる様に、当該作業室の換気を良くしましょう」です。
しかし、英文を語順の通りに意味を取れば「当該作業室の換気を良くしなさい、内部温度が一定になる様に」となります。
大切な事は「作業室の換気を良くする」事が、この英文の最初の情報でありますから、兎にも角にも、【換気を良くする作業を重要作業として行いなさい】、との含みがあり、換気作業は決して、「副次的な作業」ではありません。この事が分らないとなりません。
例4)【Either party shall not disclose such confidential information to any other third party without any prior written consent from the other party.】
この英文は機密保持契約書での一文ですが、