皆様、こんにちわ、末次通訳事務所・末次で御座います:
斬新文法講義です:その1です。
(今日は2回配信します。ご承知下さいませ)
尚、貿易企業の皆様にも広く配信しますが
多忙の折、申し訳御座いません。
何か、思考法の参考になると自負しております
私の遺言として、どうぞ、ご覧下さいませ
表のテーマ:
⇒be動詞(isなど)と その他の動詞の区別法(の指導法)に付いて
<<裏のテーマ:常識を疑って、より良いものを模索努力しましょう!>>
2週間前、私は上京しました。
目的は、学研エジュケーショナル様の関東地区の先生方に
英語文法の指導法の研修や英語に付いての研修を行う事です。
今回、千葉地区と立川地区では、
・be動詞 と 一般動詞の区分け、区別の指導法に付いて、
私案を提示しました。
「僕は天ぷらソバが好きです」
児童の中には、この情報を英語で云う際に、
【I like tempura soba is.】 とか
【I am like tempura soba.】 と云ってしまう子供がいるそうです
意外にもこの手の間違いは多いと思います。
子供さんだけでなくて、
英語が全く苦手な大人の方でも、↑の様に云ってしまいがちですね
実際、私の受講者にも、【I like tempura soba is.】 と云っていた方が
以前いました。
be動詞(is/am/are) とその他の動詞の区別を教える事は
とても難しいものですね
※この配信を受信されている皆様も、将来ですね、児童・生徒らに
更には、英語の苦手な社会人らに英語を教える機会もあるでしょう。
<人生はどの様に展開するかわかりませんからね。>
☆昨年の学研社の先生方の研修時に、
私が宿題として持ち帰りまして、
【be動詞と 一般動詞(その他の動詞)の区別を行う装置】を
お見せすると公約をしておりました。
11月9日と11日の千葉地区と立川地区の研修で
その装置を公開しました。
(11月10日の新横浜の研修では、別内容でした)
装置は2種類あります
・☆標準型 ・★お魚型
元々標準型を用意して先生方にご紹介するつもりでしたが
当該研修日の3日前に、ふと思いついた事がありまして、
お魚型を考案しました。
この装置での考え方は次の通り
※【 is =~です】と指導する事例やテキストが多いのですが、
これは大きな誤りですね
※ 英語のbe動詞の【is/are/am】 は、
日本語の【~です、~なんです、~ます、~います】に対応致しません
便宜上、どうしても、<is = ~です> と教える方が、
手っ取り早く感じられますが、これは、【貿易のFOB条件】と同じく、
沢山の方がこの説明を用いておりますし、
取っ掛かりやすいのですが、大きな盲点に入り込みます
is = です、としてしまうと、be動詞と一般動詞の使い分けの説明が
巧く出来なくなります
be動詞を代表して [is]の意味合いは、次の3点となります:
・主語と、is の後ろの対象物が =(イコール)と云う場合
・主語の数は、1つ/一人(数は1つ)
・今現在の事を言っている(現在時間)
決して 【is =~です/~ます】 ではありませんね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日本語の「~です」「~ます」というのは、
あくまでも、一種の丁寧な云い方の形式ありますね。
言いたい内容の主体には無関係の事です
ですから、「~です」「~ます」を、
思いきって切り落として考える必要があります
です/ますの類を切り落として、
そして、主語と 他の語句が
同じものかどうか(イコールになるかどうか?)で
考えると良いですね。
・イコールになればbe動詞を使いますし、
・イコールにならない場合は、その他の動詞を使います
※be動詞とその他の動詞(一般動詞)の区別を教える事は
仲々難しいと思いますが、私案です:
例文 : 判断箇所 ([≠] か?[=]か?)
[主語]と[文中の他語句]が同じモノかどうか?
1) 私は 天ぷらソバが好きです
★切り捨て箇所:「です」
2) 僕はネコを飼っています
★切り捨て箇所:「います」
3) 私は音楽が好きです
★切り捨て箇所:「です」
4) 僕の家はアパートです
★切り捨て箇所:「です」
5) うちのネコの名前はタマです
★切り捨て箇所:「です」
6) 私は朝6時に起きています
★切り捨て箇所「います」
7) 私はテニスが得意なんです
★切り捨て箇所:「なんです」
8) 僕の父は警察官です
★切り捨て箇所「です」
※判定基準:
1) 「私」 ≠ 「天ぷらソバ」
2)「僕」 ≠ 「ネコ」
3)「私」 ≠ 「音楽」
4)「僕の家」 = 「アパート」
5)「うちのネコ」= 「タマ」
6) 私 ≠朝6時 /私≠起きる動作
7) 私 ≠ テニス
8) 僕の父 = 警察官
※主語=他の語句が同じの場合は、
動詞はbe動詞:I am, My cat is, My house is, ・・・
※⇒同じモノを指していない場合はその他の動詞
添付写真の標準型の装置では、「~です」 の部分に覆いをして
<~です/~ます>を切り捨てて考えます
後日考案した魚型装置ですが、
普通、魚の尾っぽは切り捨てて調理をします。
尾っぽの部分に ~です/~ますを書いて(児童に書かせて)
私は 天ぷらソバが 好き です
==== =========== === ====
↑尾っぽの部分←切り捨てる情報
私(KEN) は、天ぷらそば と同一人物ではありませんから
(もし私の名前が、「天麩羅蕎麦賢治」 というものであれば、
展開も異なりますが)
be動詞(この場合は、am となりますね)は使いませんね
I love tempura soba. ですね
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
be動詞/その他の動詞判定装置のお魚バージョンですが、
子供さんは、絵を描くのが好きですし
学研社の指導者の皆様も、子供好きですので、絵が巧い方ばかりです
ですので、図工を兼ねて、お魚の輪郭図を描いて・描かせて
日本語文を書かせて、そして、~です・~ますの箇所は尾っぽに書かせて、
尾っぽの部分を切り取るか、後ろに折り曲げて、<~です・~ます>を
切り捨てます。そして、考えます
英語の出来る方でしたら、上記の事は、既にお分かりですから
今回の配信は軽視されがちですが、
しかし、<is = ~です>という従来式の安易な説明をしない事が大切です
この事は色々な事に応用できます
例えば貿易では、安易にFOB条件を使わずに、より自社に有利な条件を
模索するなどです
私見ですが、【みんながしているから自分もこの方法を用いる】、
というのは、結構大きな落とし穴(盲点)があります
従来から一般的になっている事を、疑ってみて、
より良いものがないかと考える事が必要ですね
ご参照下さいませ。ご質問は何なりとどうぞ!
<兵法・英語二刀一流>末次通訳事務所・末次賢治拝